森須 信号

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趣味は睡眠、とんかつ、読書、音楽鑑賞、インターネット、VJ、PUNK Rock。

襲名 試写レビュー

2026年8月31日

歌舞伎という世界、また市川團十郎という名跡を相続・継続していく事を課せられた人達についても知見が無かったため、興味深く観る事ができました。

伝統芸能として国家規模で継承が求められる家系。そこに生まれ、子供の時分から大名跡を継ぐことを期待され、それを受け継いでいく。それが良いのか悪いのかは門外漢の私には判断できませんが・・・中々しんどいことだろうな、なんて感慨も湧き出てきました。

演目を映すシーンも長く、歌舞伎好きな方であれば楽しめる内容で、ドキュメンタリーとしての意義・価値も十分かと。

忌野清志郎のファンはもちろん、ロックファン、音楽ファンは観るべきドキュメンタリー

2026年8月23日
映画『愛し合ってるかい? 忌野清志郎が教えてくれた』 キービジュアル ©2026 Kiyoshiro Movie Project

試写の機会をいただき視聴しました。

忌野清志郎という人がどんな活動をしてきたのかを深く知る事ができる作品。私個人が知っていた・見てきた部分はそのごく一部程度だったので、とても新鮮で楽しく観る事ができました。

はじめてその声を聴いたときの印象は「妙に可愛い声のおじさん」でしたが、その印象はいい意味でかわらず。「妙に可愛い声の凄いおじさん」という印象へとアップデート。ファンの方はもちろん、なんとなく忌野清志郎を知っていた人、そして昭和後期からの日本ロックシーンのフロントエンドの空気感を味わいたい人にもお勧めできる内容でしょうか。

余談ですが、はるか昔マクドナルドに「マックビジョン」なるTVが設置されていた頃。

バイト帰りにハンバーガーを食べながら観たそのモニターの中で忌野清志郎が

「まだ超大ヒット曲がないから、そろそろそういう曲を作りたい」

なんていうような事を言っていたのを(あやふやながら)記憶しています。

当時は、「へ~、この人でもそういう悩みがあるんだな」なんて思って観ていましたが、確かに「雨あがりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」「パパの歌」など印象的な曲は数あれど、その燦然と輝く活動履歴やキャラクターに比べると「超大ヒット」とまで言える曲は無かったのかもしれません。

余談ついでに個人的には、高野寛のアルバムに収録されている「泡の魔術」という曲が大好き。その曲では2番にあたる部分で清志郎が歌い出すのだけど、それまでの高野寛の柔らかい声から一転して響く声が物凄いインパクトで、今聞いてもその瞬間はゾクゾクとしてしまいます。

とまあ、そんな四方山を語りたくなるような、リアルな忌野清志郎を感じる事ができる作品。収録楽曲・ライブ映像も多く、それぞれ画質・音質も申し分なく、資料的な価値も高いのではないでしょうか。タイマーズがヒットスタジオでやらかした「前代未聞の放送事故」については残念ながら収められていませんが・・・まあ致し方なしでしょう

17年前の17歳(セガオタ)が異世界から帰ってくる……

2026年8月23日

17年前の17歳(セガオタ)が異世界から帰ってきた……という導入。異世界転生モノの後日譚……ではあるのですが、その実”異世界転生作品”系のパロディであり、そこに重度のSEGAオタクという要素をくわえたギャグ作品。

原作の面白さをそのままシンプルにアニメ化していて、安心して楽しめました。

「おじさん」役を子安武人が演じているのは良配役。

少し声が綺麗すぎる気もしますが、どこか一本ネジが緩んだ人間を演じさせるなら、やっぱりこの人でしょう。

昭和のゲームオタクだった人、平成もゲームと共に過ごした人、そして今もなおSEGAのハード発売を待ちわびている人などには間違いなくおすすめしたい作品。サターンの起動音も鳴って、見ていて妙にワクワクします。

原作同様に面白い。

2026年8月5日

原作の面白さを忠実にアニメ化してくれているので、安心して楽しめました。

あえて言うなら、原作を読んでいるとうっすらと漂う不穏な雰囲気はやや薄まり、わりとしっかりエンタメアニメになっている感はありましたが。とはいえより不穏になっていく後のエピソードにも期待したいところ。というかその2期は……早く観たい……いつなの……

3DCGアニメか……

2026年8月2日

原作小説を読んでいたので、アニメ化の発表時には喜びましたが・・・そうか3DCGアニメか。

悪くはないんですが、まだ演技とか挙動とかカメラワークだとかクオリティが手描きアニメに追いつけていない部分が多くて、そんなところばかり気になってあまり楽しめませんでした。

人形劇見てるみたいな印象でしょうか。いつか気にならない時が来るのかな。

登場MSはわりとカッコいいが、脚本がイマイチ。

2026年8月2日

3DCGアニメと聞いて、最初は否や予感がしたのを覚えています。

実際に観てみるとそれほど悪くはなかった・・・けれども、とりたてて良くもなかったような記憶が。

ライバル・ガンダムが何度も主人公機にトドメを刺す段階で、横から攻撃を受けて・・・そのままやってしまえばいいのに、なぜか他所を攻撃しに行くので助かる。

みたいなシーンが多すぎて、何かの布石かとおもったら、そんな事ありませんでした。うーん。

試写レビュー

2026年6月16日

映像や音楽など、一貫して綺麗で透明感を感じました。

ストーリー面では、坂口健太郎演じる主人公の不器用さに対して、堀田真由演じる母親の身勝手さに憤りを感じる内容。総じて、見入ってしまう内容ではありましたが、とにかく個人的に”作中の母親”が嫌いすぎて総合評価は控え目で、すみません。

※以下ネタバレもあるので視聴前の方はご注意を

本作品の紹介によるとテーマが“家族”との事ですが、個人的には「人間が本来利己的な生き物だ」という事をあらためて認識するのと、そんな社会でハズレくじを引かされる「不器用な人がいるという現実」を描いたのかな、なんて受け取りました。

この物語の出来事が、現実世界のもので、それがニュースに取り上げられるとしたら、犯人である主人公は日本中から怨嗟の的となるんだろうな・・・なんて思いながら観ていました。つまり情状酌量の余地、事実関係、殺意の有無なんてのは最終的には当事者ですら曖昧な部分で、第3者やより近しい人ですらその実態をつかむ事は難しい。そんな残酷な現実をつきつけられたようで、視聴後の今は実にモヤモヤとしています。

主人公が刑期を終え、味のあるダンディな中年として社会復帰しているところまで描かれているのは、救いでしょうか。ここも現実的に、不細工で小汚くなったオジサンであったとしたら、それはより現実的な地獄として、一層絶望感に苛まれていたかもしれません。

試写レビュー 予想していたよりは暗くない

2026年5月7日

公開前オンライン試写にご招待いただき視聴しました。ありがとうございます。

メインテーマとしては暗く、陰鬱的な印象を受ける作品。あらすじにある様に自殺の現場を見た人間が、その人生に影を落とし、本人も自殺。そしてその兄(主人公)やその友人達も引きずられいく・・・という内容。

「自殺しちゃうと、本人だけでなく周りも不幸になるよ」

というのが分かりやすい部分=表層的なテーマなのかなと。

妹とか社会とかなんだか色々ダメージを喰らいまくって、病んだ末に主人公が行きつく先が集団自殺をするクラブイベントなのですが、そこの元締め?的な人物として、漢 a.k.a. GAMIと梵頭が登場、というのが見所のひとつ(笑)。チョイ役ではなく、それなりに演技しています。また、主人公の親友のひとりを演じた方も、DUNK11という名義でラッパーをしているそうですが、こちらはなかなか華がある人ですね。今後役者としても活動の場を広げていくのかな、なんてところも気になりました。

全体として実に日本的な映画情緒たっぷりの作品ですので、上記も含めて好みは大きく分かれそうな作品。とはいえ、視聴後の感情としては予想していたよりはダウナーにならなかったのが自分でも意外でした。

ラストシーン。ビルの屋上で、妹と主人公、その友人たちが楽しく語らうシーンの後ドローンの空撮で長回しに収めてのエンドロール。ここで主人公とは少し離れた場所にいる妹と友人2人、そして交わされる呼びかけの言葉・・・それが過ぎし日のひとコマなのか、それとも別の何かを示唆する光景なのか、観た人の読み取り方に委ねられているような閉じ方も個人的には嫌いではありませんでした。

※試写レビュー 3話まで

2026年3月24日

原作は韓国ドラマとの事ですが、各キャラクターやストーリーのメリハリに”らしさ”を感じつつも、しっかりローカライズされている作品です。

原作は32話構成のところを全8話で描くようで、だから・・・なのかはわかりませんが、提示された問題が次々とスピーディに好転していく展開が実に爽快。3話まで=途中までの視聴ですが、一気に楽しめました。

気になった部分としては、(原作由来なのかな・・・とは思いますが)ヒロイン蒔田の部下へのパワハラ。男女が違うと物凄い問題になりそうだな・・・なんて要らぬ心配をしてしまいました。

とはいえ、総じて良いドラマだと感じました。視聴した範囲では球団の立て直しと言う部分が中心でしたが、後半で実際に強くなったチームの活躍も描かれるのでしょうか。はやく続きを観たくなります。

熱く、そして恐ろしい。(原作未読で視聴)

2026年3月2日

小学生の頃。勉強や容姿ではなく、とにかく「足が速い」のが一番持てはやされる時期が確かにあった。(少なくとも僕の時は)

そんな原風景を思い起こさせる序盤から、自分の立ち位置や才能を知り始める中学・高校生時代。そして成人して、より現実的な立ち位置をとらざるを得ない時期……。

大半の人は成長するにつれて、自分が見えていた世界や能力が「その他大勢のモブ」枠であった事に気づいてしまう、そんな事を思い出しつつ登場人物達の挑戦と半生を臨場感たっぷりに楽しめる作品でした。

ラストシーンは実にあれでしたが、これはこれで。そこも含めて大満足。

見終わった後・・・この作中ではヒーローであった登場人物達もまた、『世界』という枠組みの中ではより厳しい評価に晒される。才能や能力のフラクタル構造のような恐ろしさも感じてしまいました。そのレイヤーについては、全くといっていいほど描かれていないにも関わらず。

それも本作の圧倒的なリアリティや臨場感ゆえ、でしょうか。

シーズン2もしっかり楽しませてくれた。

2026年2月5日

舞台はニューベガス?まじで!?、で始まったシーズン2。1話づつの配信は少しだけじれったかったけど、最後まで楽しめました。

終始ゲームの世界感を壊さず、忠実に踏襲し、でも新鮮な感動にあふれていた。クーパーはずっと格好よかったし、マキシマスはBoSからNCRに転身したり、サディアスと仲良くなれて(?)微笑ましくもしっかり活躍していた。

Vault33の方のイザコザはちょっと退屈だったけど、これもまあ次のシーズンの大きな布石になりそうですね。

一番印象に残ったのは、デスクローと対面したバファウト中毒のルーシーが、ためにためて「……よし、やるか?」って所。声に出して笑いましたwww

藤本タツキさんのファンなら!

2026年1月31日

同名の短編集を元にしたオムニバスアニメシリーズ、という事で良くも悪くもサッパリ綺麗にまとまっています。とはいえ短編なので、もっと続きをみたい・もう少し掘り下げてほしい、という気持ちにも。

ファイアパンチ、チェンソーマンや、さよなら絵梨などを思うに、藤本タツキさんはある種「出オチ」的にさえ思える強烈インパクトなプロットを元に、さらにそれを爆発的に広げて魅力的な作品を作るのが得意なのかなと。

(ルックバックはもっと色々な要素が絡みあった、より絶妙な完成度ですが)

そして、このオムニバスの原作はそれらの準備期間と言うか、強烈なプロットの広げ方や物語の構成方法を模索してた時期なんじゃないだろうか・・・そんなことを全く根拠なく感じました。

総じて、興味深く楽しめはしましたが、1度みたらもういいかな?というアニメシリーズでした。

ド派手なアクション全振り映画を期待すると物足りなく感じるかも ※試写にて視聴

2026年1月31日

決して地味ではないんだけど、全体的にやや落ち着いた演出や映像表現を向いてるようで、

「派手なアクション映画を観てスカッとしたい!」

という気持で臨むと期待外れに感じてしまうかも。

ストーリーも、展開も、アクションも、それなりには楽しめましたが、なんだろうこのほのかな玄人向けっぽい雰囲気は。

原作は面白そうだけど・・・

2026年1月20日

原作は未読です。

妖怪&時代劇&ミステリーな作品という事で期待していましたが、展開の遅さ、演出、構成など色々と気になる所が。元となるストーリーは面白そうなので、これはアニメ化にあたっての難点なのかなあ。作品の内容に対して、キャラクターデザインがやや子供向けすぎる感も終始気になった。

主人公と主要人物達にもあまり好感を感じられず、彼を守る「助さんと格さん」(佐助と仁吉)が何かというと暴力に出るのが特に気になった。「屏風のぞき」に対する扱いは酷すぎないだろうか・・。原作もああなの?

見応えアリ、結末は・・・まあ。対戦車シーン(vs SU-100)もあるよ。

2026年1月20日

全体を通して、重いストーリー。

ドイツが作る第二次世界大戦の戦争映画という事で、華々しい戦闘シーンやスカッとするアクション…などは期待していませんでしたが、結末はそんな予想を超えるなかなかな展開。全体を通して映画U・ボートを彷彿する暗い印象の映画でした。

とはいえ、戦車の中での過ごし方や閉塞感の描写はリアルで、操縦・装弾など戦闘シーンも見応えあり。戦車好きはもちろん、ミリタリー系が好きな人であれば見ておいて損はないかと。ただ、原題はDer Tiger=ティーガーなのに、”タンク”という邦題はちょっとどうかと思いました(追記:どうやら英語圏でもタイトルは “The Tank”なのだだそう・・・)

ちなみに、ロシアSU-100との戦車戦もあるのですが、海外のレビューによると

”同機は1945年1月まで戦闘に参加しなかった。映画の舞台は1943年夏~秋ごろの筈なので、違和感がある”

との事。車体の手配とか色々な事情があったのでしょうかね。

文句なく、最高の体験でした

2025年12月19日

この劇場版先行作品を、映画館で観た時の感動なのか何なのか分からない「あの気持」はもう二度と味わえないだろう。

GQuuuuuuX本編より、このBeginningの前半を何度でも観ていたい。いや、実際観てみたら3回位で飽きるとは思うのだけど・・・。映画館では声を上げるのを堪えてたので、今度はガンダムを好きな人と一緒に観ながら、ああでもない、こうでもないと話をしながら楽しみたい。

いい年したおじさんも楽しませてくれる、ガンダム

2025年12月19日

以降富野監督以外のガンダムにあまりピンとこないで生きてきた老害おじさんでも、しっかり楽しめました。劇場版「ビギニング」の前半部分は無いのかな・・・と思っていたら、それもしっかり組み込んでくれるし。最近の庵野さんは実にサービス精神旺盛で困っちゃいますね。

何十年も経って、まさかファーストガンダムの続きを色々考察する機会が来るなんて、思ってもみなかった。それだけでもうお腹いっぱいです。

個人的にはマチュとニャアン、そしてシュウジに纏わる人間関係的なイザコザが始まった辺りから少しウンザリしかけましたし、作品世界の成り立ちだとか、バカでかいアイツが出てきたあたりなんてもうチカラ技が過ぎるような気もしましたが。それもこれも、「終わり」・・じゃなくて「始まり」が良ければすべてよし。終わってみれば、最後までニヤニヤしながら楽しんでました。

ありがとうカラー。

ポップなコメディ&しっかりとしたSF

2025年12月19日

竹本泉のキャラクターデザインもあって、一見するとほのぼの系コメディ。その実は、しっかりSFな要素も描いた骨太の意欲作。やや難解な点もあるけれど、それも含めて世界感の構築、音楽、ストーリー、どれも大好物。定期的に見直したくなる作品。

SFを可愛いイラスト(※)に落とし込んで描くのって、わりと日本独自なアプローチなんじゃないだろうか。そんな事を考えてしまいました。

※藤子不二雄、吾妻ひでお、そして竹本泉・・・。

Falloutファンなら楽しめるのでは?

2025年12月16日

ドラマの主人公であるグールとドッグミートが序盤にちょっと登場。あとは暖炉の腕を映しながら、クリスマスソングが流れる90分超の動画。

とはいえ、ゲームNew Vegasでも登場?したMr.ニューベガスがラジオMCとしてトークを披露します。(もちろんCVはゲームと同じウェイン・ニュートン)

Fallout、とりわけゲームからのファンにはちょっと嬉しいサプライズ配信でした。

ドラマシーズン2にもMr.ニューベガスが出てくるのかな?

試写レビュー

2025年7月14日

通して主人公・阿久津が報われな過ぎるが、彼の愛した親子が幸せそうに在ったのは良かった。

喋るホウセンカという存在は実にファンタジーで、それを信じるか・信じないかはどうぞお好きにという緩さがある作品。とはいえ、同時に表裏一体の怖さでもあるのだけれど。

ホウセンカのおかげで阿久津は外界を知る事ができ、ハッピーエンドを見せてくれる。翻ってその喋るホウセンカが阿久津の生み出した幻想だとすると(常識的な視点ではそうだろう)より厳しい現実的な結末をイメージしてしまう。つまり、この物語で描かれているのは阿久津が今際の際に見た幻想なのでは・・・と。

個人的には好きな内容だし、概ね良い作品と評価されると思うが、表層的な物語としてはインパクトは弱いように思えた。

序盤から、阿久津の人生が終わりに近づいてくることは誰しも想像がつくのだが、だったらもういっそ

「仮釈放!家族と再会!隠したお金もゲット!抱き合って老後を幸せに過ごしました!大・団・円!」

ぐらいご都合主義的なエンディングを見たかった・・・かもしれない。



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