Adobe Illustrator/Photoshop 2024年7月の最新アップデート新機能 生成AI関連の機能が強化
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Adobeの『Illustrator』と『Photoshop』のAI機能に新機能が搭載されます。IllustratorにはAIによる、シェイプ塗りつぶしテキストからのベクター生成テキストからのパターン作成機能が。Photoshopでは、新しいFireflyモデルによるテキストからの画像生成の一般提供(これまではBeta)、塗りつぶし生成機能の強化、新たな調整ブラシツールが導入されています。

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AdobeがIllustratorとPhotoshop向けの新しい生成AIツールをリリース

米国時間2024年7月23日、Adobeは『Illustrator』と『Photoshop』に新しい生成AIツールについての情報を公開しました。

今回リリースされた機能はいずれもCreative Cloudデスクトップアプリから、最新のアップデートを適用(※)する事で利用できるようになります。

※Adobe Creative Cloudの最新バージョンから、IllustratorとPhotoshopをアップデート。もちろんいずれのソフトのライセンスが有効なアカウントのみが利用可能です。

Illustrator(v 28.6)の主な新機能

  • 生成ベクター (Beta):ユーザーの指定したテキスト(プロンプト)に基づいて、自動的にベクター画像を作成します。
  • 生成塗りつぶし (シェイプ) (Beta):生成AIを使用してシェイプの内部を自動的に塗りつぶすことができます。
  • パターン生成 (Beta):ユーザーが指定したデザインパターンを自動的に生成します。生成塗りつぶしから独立した機能となりました。
  • その他:AIを活用したデザイン補助ツールの強化、コンテキストタスクバーの機能拡張、モックアップ機能の拡張などユーザーの手作業を減らす自動化機能が追加されています。
Adobe Illustratora 生成ベクター (Beta)機能
構成、ディテールのリアルさ、雰囲気やライティングが改善。
より高品質の画像を生成することが可能に
生成ベクター (Beta)機能1
構成、ディテールのリアルさ、雰囲気やライティングが改善。
より高品質の画像を生成することが可能に
Adobe Illustratora 生成塗りつぶし (シェイプ)(Beta)
円のシェイプを元にプロンプトを打ち込み自動的にイラストを生成できる
生成塗りつぶし (シェイプ)(Beta)
上記例では、円のシェイプにプロンプトを打ち込み
自動的にイラストを生成している例
Adobe Illustratora 生成ベクター (Beta)機能
生成したイメージに様々な「効果」や「スタイル」も適用できるように
生成ベクター (Beta)機能2
生成したイメージに様々な「効果」や「スタイル」も適用できるように
当サイトのキャラクターうずら君(仮称)も何だかリアルなイラストに Illustrator 生成ベクター機能
当サイトのキャラクターうずら君(仮称)も何だかリアルなイラストに
しかもベクターで描かれているので加工もしやすい
しかもベクターで描かれているので加工もしやすい
Adobe Illustrator生成パターン(Beta)
Fireflyを利用し、テキストプロンプトを使用して拡大・縮小や編集ができるベクターパターンも生成できるように
生成パターン(Beta)
Fireflyを利用し、テキストプロンプトを使用して拡大・縮小や編集ができるベクターパターンも生成できるように

Photoshop(v 25.11)の主な新機能

Photoshopの主な新機能
Photoshopの主な新機能
画像 Adobeより
  • 画像生成の一般提供:これまでベータ版で提供されていた画像生成機能が、正式に一般提供されました。
  • 生成塗りつぶしの機能拡張とディテール向上:生成塗りつぶし機能はさらに強化され、ディテールの向上が図られました。
  • 選択ブラシツール:新機能として、ブラシでなぞるだけで選択範囲を指定できるように。ブラシの不透明度や硬さといった設定も反映され、不透明な選択範囲や、滑らかにぼかした選択範囲を指定する事ができるように。
  • 調整ブラシツール:画像の特定の部分を微調整することができます。
  • その他:AIを活用した画像補正ツールや、ユーザーの手間を省く自動化機能が追加されています。
Adobe Photoshop AIによる画像生成の生産性と精度が向上
AIによる画像生成の生産性と精度が向上
Adobe Photoshopさらに、生成した画像にスタイルを加えることで細かく画像を調整できる
さらに、生成した画像にスタイルを加えることで細かく画像を調整できる
(例:写真、アート)やスタイルエフェクト(例:ムーブメント、テーマ、テクニック、エフェクト、素材、コンセプト)など
選択ブラシツールではブラシでなぞるだけで選択範囲を指定できるように。さらにブラシの設定も反映される。マスク処理やフィルターの適用などの処理が一層効率的になる Adobe Photoshop
選択ブラシツールではブラシでなぞるだけで選択範囲を指定できるように。さらにブラシの設定も反映される。マスク処理やフィルターの適用などの処理が一層効率的になる

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