アニメイトグループ『フロンティアワークス』がアニメ制作会社『横浜アニメーションラボ』を子会社化 株式取得を発表

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アニメイトグループの『フロンティアワークス』が、アニメ制作会社『横浜アニメーションラボ』の株式を取得し子会社化した事を発表※しました。(※2025年9月5日発表)

フロンティアワークス、『横浜アニメーションラボ』の株式を取得し子会社化

『フロンティアワークス』が、アニメ制作スタジオ『横浜アニメーションラボ』の株式を取得し子会社化する事を決議しました。

株式会社フロンティアワークスは、『No.1よりOnly 1を多く創出して、世界と日本文化が交わる創造の拠点となる』というミッションのもと、IPのアニメ化、出版、グッズ、ライブ、ゲームなど多岐にわたる事業を展開しています。近年、世界的にアニメ人気が高まる中、スタジオとの協力が不可欠となっています。

株式会社横浜アニメーションラボは、2020年のTVアニメ「Lapis Re:LiGHTs」を皮切りに、『今までのアニメーションのスタイルから、これからあるアニメーションのスタイルへ』をミッションに掲げ、TVアニメーション制作を積み重ねてきました。近年では、「鬼人幻燈抄」のようなダークファンタジーなど、重厚なストーリー表現に強みを持つスタジオとして認知されています。

この度、フロンティアワークスは横浜アニメーションラボの株式を取得し子会社化しました。これにより、フロンティアワークスが保有するIPおよびその他のIPの映像化や、様々な事業をアニメと結びつけることが可能になります。映像技術の進化や展開を促進し、新たなアニメーションスタイルの確立に向けた取り組みを加速させてまいります。

今回の株式取得を通じて、フロンティアワークスの経営資源と横浜アニメーションラボの技術・ノウハウを融合させることで、両社の事業シナジーを最大化し、新たな市場の創出と企業価値の向上を目指してまいります。

株式会社アニメイトホールディングス 2025年9月5日発表プレスリリースより

横浜アニメーションラボの代表作と近年の状況

横浜アニメーションラボは、2015年7月設立のアニメ制作会社。

代表作品には『月曜日のたわわ』(2016年、2021年)、『モンスターストライク第2期』(2017年)、『Lapis Re:LiGHTs』(2020年)、『聖者無双〜サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道』(2023年)、『THE NEW GATE』(2024年)、『ささやくように恋を唄う』(2024年)、『鬼人幻燈抄』(2025年 当記事掲載時点で放送中)などなど。

近年は特にTVアニメシリーズの制作が立て込んでいましたが、2024年4月公開アニメ『ささやくように恋を唄う』は、制作上の都合により最終2話=11話と12話を12月29日に放送延期。さらに翌年2025年1月7日には、予定していたBlu-ray発売を中止する事を発表(※1)し、SNSを中心に話題となりました。

また『鬼人幻燈抄』も当初2024年6月放送予定と発表されていましたが、制作遅延により2025年春アニメとして3月31日より放送される(※2)事になりました。

さらに、本日(2025年9月9日)発表のお知らせにて、『制作上の都合』により、最終2話分が1週間繰り下げで放送される事が発表(※3)されています。

横浜アニメーションラボが制作した作品は、近年公開の遅れや、それに関わるネガティブなニュースが続いていました。今回の子会社化=組織変革によって作品や製作スタッフ、そしてファンの皆さんにとって少しでもよい方向に状況が変わると良いですね。

株式会社フロンティアワークス 代表取締役社長 辻󠄀政英氏 コメント

「横浜アニメーションラボのアニメーション制作のノウハウをメーカーとしてFWがもっと密に関わることが出来ることでより質の高いアニメーションの制作や展開のやり方を生み出してファンの皆様に楽しんでいただけるようになると期待しております」

株式会社フロンティアワークス会社概要

フロンティアワークス ロゴ
フロンティアワークス ロゴ

株式会社横浜アニメーションラボ 代表取締役 大上裕真氏 コメント

株式会社横浜アニメーションラボ ロゴ
株式会社横浜アニメーションラボ ロゴ

「横浜アニメーションラボは、アニメイトグループの一員であるフロンティアワークスと共に、両社が掲げるアニメーション制作における新たな技術的取り組みの促進を行い、また、業界の経営リソースの最適化を行うことで、作品クオリティの安定化と持続性が向上することと期待しています」

株式会社横浜アニメーションラボ会社概要

  • 事業:アニメーションの企画・制作及び関連商品の販売/技術開発・ソフトウェア設計/教材の制作・販売/コンサルティング/書籍の企画・製作・販売
  • 所在地:神奈川県横浜市南区中島町2丁目45-2 YALビル
  • 代表者:大上裕真
  • 設立:平成27年7月
  • 公式Webサイト
鬼人幻燈抄

鬼人幻燈抄 作品情報

  • 公開日: 2025年3月31日(月)
  • 原作者: 中西モトオ
  • 監督: 相浦和也
  • プロデューサー:
  • 脚本:
  • シリーズ構成: 赤尾でこ
  • 制作会社: 横浜アニメーションラボ
  • 作品概要: 
    時は天保十一年(1840年)。大飢饉により人心が乱れた世において、鬼が人の姿に化け、戯れに人をたぶらかすようになっていた。江戸の街から遠く離れた山間の集落・葛野(かどの)。この集落に、甚太と鈴音という兄妹が暮らしていた。幼い頃に、ある理由から葛野に来たよそ者の二人だったが、皆に受け入れられ仲睦まじく日々を過ごしていた。
    集落には、「いつきひめ」と呼ばれる巫女がおり、成長した甚太は巫女の護衛役を務めるように。そしてある日、甚太は鬼の討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う―

公式SNS: 

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ささやくように恋を唄う

ささやくように恋を唄う 作品情報

  • 公開日: 2024年4月13日(土)
  • 話数: 全12話
  • 原作者: 竹嶋えく
  • 監督: 真野玲
  • プロデューサー:
  • 脚本:
  • 制作会社: 横浜アニメーションラボ, クラウドハーツ
  • 作品概要: 
    高校入学初日、新入生歓迎会でのバンド「SSGIRLS」の演奏を見た新入生の木野ひまりは、ギターボーカルを務めていた朝凪依に憧れ、彼女に‟ひとめぼれ”をする。その気持ちを伝えられた依は、ひまりに‟ひとめぼれ”という名の恋心を抱くことに。憧れと恋心。同じ‟好き”でも異なる気持ち。すれ違うふたりの関係に、バンドメンバーの想いも絡み合い…。ふたりの‟ひとめぼれ”は、やがて鮮やかな青春を奏で始める——

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