立東舎『押井守の映画50年50本』発売 1968年~50年間の映画を”1年1本”で50(+1)作品を語る UZUREA News 公開:2020年6月25日(4年前) / 更新:2020年8月9日 コメント 0件 趣味・文化押井守映画本 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 『攻殻機動隊』などで知られる押井守(おしい まもる)が、1968年~2017年の50年間に公開された映画を“1年1本”の縛りで50作品選出しその思いを語るエッセイ集『押井守の映画50年50本』が、立東舎より刊行されます。 押井氏69歳の誕生日でもある2020年8月8日発売予定で、予価は2,420円(税込)。 記事の索引1 押井守の映画50年50本1.1 収録される映画50(+1)作品1.2 書籍情報1.3 押井守(おしい まもる) プロフィール2 関連リンク 押井守の映画50年50本 押井守が高校生だった1968年から始まる、極私的映画史50年。”1年に1本のみ”という縛りで選ばれたのは、いったいどんな作品なのか? 押井監督が映画の半世紀を語りつくす! 『2001年宇宙の旅』『わらの犬』『ブレードランナー』etc…。半世紀分の視差が編み出すその語りから、映画と、押井守の本質が浮かび上がっていく内容となるでしょう。 押井守の映画50年50本 2019年9月より、本書籍の内容の一部が立東舎webサイトにて公開され、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』をべた褒め、富野由悠季とのエピソードを語るなど、ファンの間でも注目を集めました。 ※立東舎webサイトで公開済みの 6作品については、Web上で読む事が出来ます。 1998年『ベイブ/都会へ行く』編1992年『レザボア・ドッグス』編1988年『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』編1982年『ブレードランナー』編1972年『ラストタンゴ・イン・パリ』編1968年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』編 【連載エッセイ】押井守の映画50年50本アーカイブ立東舎webサイト – コラム 収録される映画50(+1)作品 下記は公開されている書籍の表紙から読み取れる作品リストです。なぜか51作品ありますが、このあたりは本書を実際に読むと理由が明らかになるのかもしれません。※情報提供により公開時内容から一部修正しました。 1968年『2001年宇宙の旅』宇宙という存在を初めて映画で表現した作品1968年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』繰り返し見るならレオーネだ1969年『ワイルドバンチ』こんなカッコいい映画を見たことない1970年『ライアンの娘』映画のなかに伏在するもう1つの映画を初めて垣間見た1971年『わらの犬』誰1人として本質を見抜けていない異端の映画1972年『ラストタンゴ・イン・パリ』固有のテーマを必要としなかったベルトルッチ1973年『映画に愛をこめて アメリカの夜』映画好きは見ないと損だけど、 一生を台無しにするかも?1974年『田園に死す』寺山修司の引用で作られた寺山修司の映画1975年『新幹線大爆破』日本映画が日本の戦後にケンカを売った最後の映画1976年『タクシードライバー』トラヴィスと同じように「拳銃が欲しい」と自分も思った1977年『戦争のはらわた』ペキンパーはけっきょく「暴力の本質」だけを描いた1978年『SF/ボディ・スナッチャー』アメリカが初めて体験したイデオロギー闘争の恐怖1979年『ウォリアーズ』ウォルター・ヒルの情熱と賢さ1980年『戦争の犬たち』オススメの戦争映画1981年『劇場版 あしたのジョー2』出崎さんは乗り越えなければならない壁だった1982年『ブレードランナー』映画だけに流れる特権的な時間1983年『ブルーサンダー』ヘリコプター映画の最高傑作1984年『パリ、 テキサス』快感に満ちた映画的な時間1985年『ドレミファ娘の血は騒ぐ』映画監督の資質と時代感覚1986年『ブルーベルベット』デヴィッド・リンチには勝てない1987年『ニア・ダーク/月夜の出来事』メタファーとしてのヴァンパイア1988年『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ロボットアニメが到達したひとつの極点1989年『その男、 凶暴につき』既存の映画の表現に囚われない北野武の自在感1990年『トレマーズ』とにかくハッピーな映画1991年『ヨーロッパ』僕の理想に近い映画監督1992年『レザボア・ドッグス』ツーショットのダイアローグ劇を書く天才1993年『アサシン 暗・殺・者』バダムについて語りながら、 ベッソンについても語る1994年『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』等身大のヴァンパイア1995年『セブン』デヴィッド・フィンチャーならこの1本に尽きる1996年『バウンド』マイノリティへの想い1997年『L.A.コンフィデンシャル』アメリカ映画の底力1998年『ベイブ/都会へ行く』動物がしゃべることの違和感を克服してみせた1999年『DEAD OR ALIVE 犯罪者』平然とデタラメをやって、 カタルシスもある2000年『スナッチ』いまの映画にはまだ開拓すべき余地があると気づかせてくれた2001年『ブラックホーク・ダウン』ラストのカタルシスが見事2002年『戦場のピアニスト』言いわけ映画の典型2003年『殺人の追憶』ポン・ジュノは人間をこってり描く2004年『ボーン・スプレマシー』監督の顔が見えてこない不思議さ2005年『宇宙戦争』スピルバーグでも破綻することがあるんだ2006年『トゥモロー・ワールド』アクションシーンがなければ立派な文芸映画になる2007年『ノーカントリー』人間は不気味な存在だ2008年『ぼくのエリ 200歳の少女』北欧映画の独特の雰囲気2009年『ウォッチメン』世間はザック・スナイダーに厳しすぎる!?2010年『ザ・ウォーカー』キリスト教とアメリカの歴史をもう1回やり直す2011年『ドライヴ』すんなり見るだけでは済まないなにかが隠れている2012年『ゼロ・ダーク・サーティ』相当な自信か信念がないと、 こんな映画は作れない2013年『オンリー・ゴッド』謎の映画。いまだによく分からない2014年『フューリー』「映画の構図」について語ってみたいから選んだ2015年『ボーダーライン』続編と比較して見ることで分かるもの2016年『ジェイソン・ボーン』失敗した作品から学べることは多い2017年『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロの最高傑作 書籍情報 著者 押井守 出版社 立東舎 頁数 320 頁 ジャンル エンタメ ISBNコード 9784845634446 発売日 2020年8月8日 予価 2,420円(税込) (本体価格 2,200 円 + 消費税10%) 押井守(おしい まもる) プロフィール 映画監督。1951年生まれ、東京都出身。1977年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)、『機動警察パトレイバー』シリーズ(1988~93)、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)、『アヴァロン』(2001)、『立喰師列伝』(2006)、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(2009)、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズ(2014~15)、『ガルム・ウォーズ』(2016)などを手がける。 関連リンク 立東舎押井守 公式アカウント (@oshii_mamoru) / Twitter押井守メールマガジン (@oshimaga) / Twitter 押井守監督の新連載、「押井守の映画50年50本」が立東舎サイトで公開されました。1968年から50年間、「年に1本しばり」で映画を紹介していく同名になる予定の著書からのちら見せ連載です。今回は1968年!いったいどんな映画が選ばれているのか、ご高覧ください! https://t.co/vf2fZkpSKo— 立東舎 (@rittorsha) October 1, 2019