第24回手塚治虫文化賞 大賞は高浜寛『ニュクスの角灯』/新生賞は田島列島/短編賞に和山やま『夢中さ、きみに。』 第24回手塚治虫文化賞 大賞 高浜寛『ニュクスの角灯』/新生賞 田島列島/短編賞 和山やま『夢中さ、きみに。』 UZUREA News 公開:2020年4月28日(5年前) / 更新:2020年5月21日 コメント 0件 漫画・アニメ手塚治虫漫画漫画家長谷川町子 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 朝日新聞社は、主催する『第24回手塚治虫文化賞』の受賞作と受賞者を発表しました。年間のベスト作品であるマンガ大賞には高浜寛氏の『ニュクスの角灯(ランタン)』に。 新生賞に田島列島氏の『水は海に向かって流れる』。短編賞にはwebでも大きな話題となった和山やま氏の『夢中さ、きみに。』。 そして、特別賞に『長谷川町子』氏が選ばれています。 記事の索引1 第24回手塚治虫文化賞 各賞が決定1.1 マンガ大賞 『ニュクスの角灯』 高浜寛1.2 新生賞 田島列島1.3 短編賞 『夢中さ、きみに。』 和山やま1.4 特別賞 長谷川町子2 手塚治虫文化賞 について2.1 第24回手塚治虫文化賞 選考委員 朝日新聞社外2.2 第24回手塚治虫文化賞 選考委員 朝日新聞社内3 関連リンク 第24回手塚治虫文化賞 各賞が決定 朝日新聞社が主催する『第24回手塚治虫文化賞』の各賞が決まりました。(敬称略) 第24回手塚治虫文化賞 手塚治虫文化賞朝日新聞社 公式サイト マンガ大賞 『ニュクスの角灯』 高浜寛 年間のベスト作品として、『ニュクスの角灯(ランタン)』 (リイド社) 高浜寛(たかはま・かん)が受賞しています。 『ニュクスの角灯』©高浜寛/リイド社 『ニュクスの角灯』は、1878年(明治11年)の長崎が舞台。触れた物の未来が見える不思議な少女 美世が、奉公先の道具屋「蛮」で出会うパリ渡来の“夢の品々”に導かれ、まだ見ぬ世界へ歩み出す明治アンティーク浪漫作品。リイド社が運営するwebサイト『トーチweb』にて連載され、コミックスは全6巻が発売中です。 この度は素晴らしい賞を頂き有難うございます。頂いた後、至らない部分が色々と思い出され、これからもっと良いものを描かねばと背筋が引き締まりました^_^; もっと精進しますので、今後もどうぞよろしくお願いします!— 高浜寛/Kan Takahama (@kan_takahama) April 28, 2020 ニュクスの角灯トーチweb 配信ページ 新生賞 田島列島 斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる、新生賞には、田島列島(たじま・れっとう)が選ばれました。 『水は海に向かって流れる』『田島列島短編集 ごあいさつ』(講談社)などで、家族や男女の機微を柔らかな絵と言葉で表現する独自性に対しての評価だそうです。 『水は海に向かって流れる』©田島列島/講談社 『水は海に向かって流れる』は、曲者揃いの住人たちと男女5人の共同生活を始めた高校一年生男子 直達(なおたつ)の物語。性別や立場、年齢もバラバラの5人が織りなすテンポの良い会話が特徴的な作品。講談社『別冊少年マガジン』及び『マガジンポケット(マガポケ)』に連載中で、コミックスは2巻まで発売中です。 田島列島さんが第24回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました! 雑誌デビューから12年、地道に作品を発表し続けてきたことがこうやって評価されて非常に嬉しいです。読者の皆さまに担当からも御礼申し上げます。やったー。https://t.co/2472EsIk0Q#水は海に向かって流れる #田島列島短編集ごあいさつ pic.twitter.com/QI8MzUgpKD— 田島列島公式情報『映画 子供はわかってあげない』6月公開 (@tajimarettou) April 28, 2020 水は海に向かって流れるマガジンポケット 配信ページ 短編賞 『夢中さ、きみに。』 和山やま 短編、4コマ、1コマなどが対象の短編賞には、『夢中さ、きみに。』(KADOKAWA) 和山やま(わやま・やま)が選ばれています。 『夢中さ、きみに。』©和山やま/KADOKAWA 『夢中さ、きみに。』は、バカバカしくも思わずニヤッとしてしまう男子高校生たちの日常世界を、敢えてBL作品風のタッチで描いたギャグ作品短編集。作者がweb上で発表した短編作品『うしろの二階堂』シリーズが話題を呼び、描き下ろし短編を合わせて書籍化された作品です。 『夢中さ、きみに。』が手塚治虫文化賞の短編賞を受賞致しました!ありがとうございます…。読者の皆様に良い報告ができて嬉しく思います。引き続き頑張りますので、今後とも活動を見守っていただけたら幸いです。 pic.twitter.com/RfHfqHO4kg— 和山やま (@wymaaa) April 28, 2020 夢中さ、きみに。ComicWalker 試し読みページ 特別賞 長谷川町子 マンガ文化の発展に寄与した個人・団体が選ばれる、『特別賞』には、長谷川町子(はせがわ・まちこ)が受賞しています。生誕100年を迎えた今も愛される作品の力とマンガ文化への貢献に対してあらめて賞された形です。 『サザエさん』©長谷川町子美術館 日本初の女性プロ漫画家として知られる長谷川町子は、没後に漫画家として初の国民栄誉賞を受賞したレジェンド漫画家です。代表作は『サザエさん』『いじわるばあさん』など。 ※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月に都内で予定していた贈呈式は延期となりました。 手塚治虫文化賞 について 手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いで日本のマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設しました。『マンガ大賞』のほか、『新生賞』『短編賞』『特別賞』があり、鉄腕アトム像と賞金(大賞200万円、その他100万円)・賞状が贈られます。 手塚治虫文化賞 鉄腕アトム像 第24回手塚治虫文化賞 選考委員 朝日新聞社外 秋本治 (漫画家)杏 (俳優)桜庭一樹 (小説家)里中満智子 (マンガ家)中条省平 (学習院大学フランス語圏文化学科教授)南信長 (マンガ解説者)みなもと太郎 (漫画家・マンガ研究家)ヤマダトモコ (マンガ研究者) 敬称略、五十音順 第24回手塚治虫文化賞 選考委員 朝日新聞社内 中村史郎(朝日新聞社執行役員編集担当)山口進(朝日新聞東京本社編集局長補佐〈前東京本社文化くらし報道部長〉) 関連リンク 手塚治虫文化賞 | 朝日新聞社インフォメーションKan Takahama HOME | kantaka高浜寛/Kan Takahama (@kan_takahama) / Twitter田島列島公式情報 (@tajimarettou) / Twitter和山やま (@wymaaa) / Twitter長谷川町子美術館