真田広之が出演する海外映画・ドラマ10選 世界で評価される名優の軌跡
真田広之が出演する海外映画・ドラマ10選 世界で評価される名優の軌跡

真田広之が出演した海外映画・ドラマ10選 世界で評価される名優の軌跡

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2024年ディズニープラスで配信された『SHOGUN 将軍』が国内外で大きな話題を呼ぶのと同時に、同作で主演とプロデューサーを務めた真田広之にも、大きな注目があつまっています。そこで当記事では同氏が出演した海外作品10作品ピックアップし、ご紹介します。

真田広之出演の海外映画・ドラマ10選 ロサンゼルスに拠点を移し活躍する名優の軌跡

真田広之がハリウッドに渡ってから20年以上が経ちます。そして2024年にディズニープラス(海外ではHuluブランド)で世界同時配信された『SHOGUN 将軍』はハリウッドで最も日本らしい作品との呼び声も挙がっています。

真田広之プロフィール

Keith McDuffee from Northborough, MA, USA - Flickr Uploaded by stemoc.
The 2013 2013 Syfy Channel Press Day
CC BY 2.0
Keith McDuffee from Northborough, MA, USA – Flickr Uploaded by stemoc.
The 2013 2013 Syfy Channel Press Day
CC BY 2.0

1960年10月12日 生まれ。5歳で劇団ひまわりに入団し、1966年に映画『浪曲子守唄』でデビュー。中学生時代に千葉真一の主宰するジャパンアクションクラブに入団し、母親の勧めにより日本舞踊の玉川流に入門。

1980年の映画『忍者武芸帖 百地三太夫』で映画初主演を果たし、空手や殺陣シーンが得意なアクションもできる俳優として人気を得る。1999年から2000年にかけて、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演『リア王』に、史上初にして唯一の日本人キャストとして出演。

2003年公開の『ラスト サムライ』に出演し、以後ロサンゼルスに拠点を移して活動。その後『ラッシュアワー』『47RONIN』『ウルヴァリン:SAMURAI』などの話題作に出演し、ハリウッドで活躍する日本人俳優の地位を不動のものに。

今でこそアメリカでも評価されオファーで仕事を得られるようになった真田広之さんですが、2003年頃にロサンゼルスに拠点をうつしてしばらくは、自らオーディションに受けて役を勝ち取る必要がある日々が続いたそうです。

真田広之が出演する海外ドラマ・映画作品10選

映画『ラスト サムライ』(2003年) 氏尾(うじお)役

ハリウッド制作、2003年の映画。トム・クルーズ演じるネイサン・オールグレン大尉が、西洋式の戦術を教えるため日本を訪れ、武士道を学びながら戦いに身を投じる姿を描いています。渡辺謙演じる勝元の臣下 氏尾(うじお)を演じました。真田広之の殺陣シーンがあまりにも素晴らしく、主役のトムを喰ってしまう……と、そのシーンがカットされたという逸話も。

ドラマシリーズ『リベンジ』(2011年) 武田さとし役

エミリー・ヴァンキャンプ主演のドラマシリーズ。無実の罪を着せられて終身刑になった父親の汚名をそそぐため、敵を取るためグレイソン家に報復していく華麗なる復讐劇。真田広之はエミリーの復讐を助ける、謎の実業家 武田さとしを演じています。アメリカドラマシリーズへの出演は2作目なのですが(1作目は『LOST』の最終シーズン)、流暢な英語を披露し日本のファンを驚かせました。

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年) 矢志田信玄役

ヒュー・ジャックマンが主演する、ウルヴァリン3部作の2作目。ウルヴァリンが日本のクランであるヤシダ・クランの一員となることを決意し、サムライの道に深く関わり、自身の過去や信念を見つめ直す過程を描いたアクション映画。真田広之は武道の達人矢志田信玄を演じました。二刀流のキレのあるアクションが印象的です。

映画『47RONIN』(2013年) 大石内蔵助

日本人キャストが多く出演する、キアヌ・リーヴス主演のアクション映画。日本の『忠臣蔵』をモチーフにし、大石の家臣である47人の忠臣たちが、主君の名誉を回復するために吉良を討つ決意をし旅に出る物語。国を追われ復讐を誓う、異端の侍カイの前に現れる大石内蔵助を演じています。本作で共演したキアヌ・リーヴスとは『ジョン・ウィック コンセクエンス』(後述)でも共演しています。

映画『レイルウェイ 運命の旅路』(2013年) 永瀬隆役

エリック・ローマクスの自叙伝『泰緬鉄道 癒される時を求めて』の映画化。第2次世界大戦時にタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道建設に狩り出された、英国人将校エリックの悲惨な戦争体験を描いたヒューマン・ドラマ。エリックは当時捕虜の拷問に加担していた日本人通訳・永瀬が、戦後もタイの『拷問の場』に残っていることを知り、永瀬と直接向き合うためタイに向かう……。真田広之は通訳の永瀬を演じています。

エリックを演じるコリン・ファースと、真田広之。ふたりの素晴らしい演技に注目。

映画『MINAMATA ーミナマター』(2020年) ヤマザキ・ミツオ役

アメリカの写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集『MINAMATA』を、題材に描いた伝記ドラマ。落ちぶれた生活をしていた写真家ユージンは、日本人翻訳者のアイリーンから、水俣市で公害による病気に苦しむ人々の写真を撮ってほしいと頼まれる。ユージーンはファインダーを通して、水俣病の惨さと人々の苦しみを映し出し世へ伝えていく……。本作では水俣病患者救済の運動の先頭に立つヤマザキ・ミツオを演じます。水俣病がもたらした過酷さや恐怖を丁寧に描いた秀作、日本人だからこそ観ておきたい作品です。

映画『モータル・コンバット』(2021年) ハサシ・ハンゾウ

同名の人気ビデオゲームシリーズを原作とした映画。地球を救うために様々な次元から集められた戦士たちが、悪の支配者であるシャン・ツンの配下と戦う姿を描いています。真田広之は戦いに敗れて魔界に堕ち、その後スコーピオンとして復活する白井流に所属する忍者のハサシ・ハンゾウ。出演シーンは多くないものの、人間界が魔界に征服されるのを阻止する血統の祖先として存在感を発揮しています。

映画『ブレット・トレイン』(2022年) エルダー役

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を映画化した、ブラット・ピット主演のクライム・アクション映画。不運な運び屋レディバグはミッションを遂行するため京都行の新幹線に乗り込むが、次から次へ殺し屋たちに命を狙われることに……。この作品では、殺し屋の木村の父親エルダーを演じ、恨みを持つ日本の裏社会を牛耳るロシア人ホワイト・デスへの復讐の機会を狙う役を演じました。

映画『ジョン・ウィック コンセクエンス』(2023年) シマヅ・コウジ役

画像[Amazon]ジョン・ウィック コンセクエンス

人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズの第4作。全てを牛耳る組織・主席連合から自由になるため、ジョン・ウィックが復讐していく物語。全編を通してセリフよりも、ドンパチのアクション・シーンが多いアクション・ファン必見の映画。

真田広之はジョンの旧友であり、『大阪コンチネンタル・ホテル』の支配人シマヅ・コウジ役。盲目の刺客ケインと繰り広げる見事なソードアクションを見せ、改めて彼の刀さばきに惚れ惚れとしてしまうはず。キアヌとチャド・スタエルスキが真田広之の出演を熱望し、彼のために特別にシマヅ役を作ったそうです。

ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』(2024年) 吉田虎永

SHOGUN 将軍
SHOGUN 将軍

真田広之がハリウッド制作のテレビシリーズで、初主演を務めた話題作。日本の戦国時代を舞台に吉田虎永が、日本へ流れ着いた航海士ジョン・ブラックソーンと共に戦国の世を戦っていく姿が描かれます。

本作ではプロデューサーも務め、『本当の日本』を描くために尽力したと語っており、これまでハリウッドが制作してきた作品とは一線を画す仕上がり。全10話の作品ですが、当記事掲載時(2024年3月)はまだ途中までが配信している段階ですが、世界中で高い評価を得ているようです。ディズニープラス独占配信作品です。

SHOGUN 将軍

SHOGUN 将軍 作品情報

配信サービス:

まとめ

国内で実績を積み、ハリウッドでも本格的に活動し評価された真田広之氏。その演技はもちろん、卓越したアクション・殺陣シーンでもファンを魅了し、世界にその名を轟かせています。彼の活躍によって、今後日本人俳優が海外で活躍する可能性も大きく開けたのではないでしょうか。

『SHOGUN 将軍』ではプロデューサーとしての才能も発揮するなど、今後の活躍もさらに期待されます。これを機会に、同氏の過去の作品をあらためチェックしてみては如何でしょう。

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オーストラリア在住の在宅ライター。2児の子育て中で料理が得意、フリータイムは大好きな海外ドラマ鑑賞に費やしています。 海外ドラマの記事を中心に執筆。ブログで海外ドラマの情報を発信中です。 ご希望リンク先

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