スマホアプリ『ゼノンザード <ZENONZARD>』 レビュー HEROZ製AI搭載の次世代デジタルカードゲーム スマホアプリ『ゼノンザード <ZENONZARD>』 レビュー HEROZ製AI搭載の次世代デジタルカードゲーム 評価:5 hamachi 公開:2020年4月30日(5年前) コメント 0件 ゲームAndroidiOSアニメアプリゲーム SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 バンダイが誇るトレーディングカードシリーズ『カードダス』の名を冠するiOS / Android向けデジタルカードゲーム(以下DCG)『AIカードダス ゼノンザード<ZENONZARD>』。 2019年9月にリリースされた本作は、ルールが複雑で敷居が高いと言われるDCGですが、電王戦などで知られる、HEROZ製の『Kishin AI』を搭載。AIによる対戦サポートと、ディープラーニングによる成長するAIにより、初心者から上級者まで楽しむ事ができる設計になっています。 当記事では、この『ゼノンザード』が誇るAI搭載システムと世界観の魅力をご紹介します。 記事の索引1 AIカードダス ゼノンザード<ZENONZARD>の魅力1.1 AIと共に、AIと戦う1.2 『感想戦』感覚で考察ができる『リプレイ』と『IFバトル』1.3 ストーリー、キャラクター、世界観も完成度が高い2 まとめ:新しいゲームコンテンツの可能性を秘めた『ゼノンザード』2.1 ゼノンザード<ZENONZARD> 概要3 関連リンク AIカードダス ゼノンザード<ZENONZARD>の魅力 本作『AIカードダス ゼノンザード<ZENONZARD>』は、バンダイから2019年にリリースされたDCG。 AIカードダス ゼノンザード<ZENONZARD> 開発・運営は老舗ゲームメーカー バンダイ、原作・世界観構築にラノベ界のヒットメーカー 三木一馬氏率いるストレートエッジ。搭載AIはかつて将棋AIで話題となった先駆的AIエンジン HEROZ Kishinを元に開発された”カードゲーム特化型AI“という最高峰の組み合わせで『ゼノンザード』は構成されています。 【ゼノンザード<ZENONZARD>】公式プロモーション映像 第一弾 【ゼノンザード<ZENONZARD>】公式プロモーション映像 第一弾 ディープラーニングによる学習で成長していくAIを搭載し、CPU戦ですら”生きた頭脳“との戦いを体感できます。また、相棒のAIも同様にゲーム中で随時的確なアドバイスをしてくれることで、初心者でもバトルを十分に楽しむことができます。 このAIと共に、成長して、戦うという新感覚はぜひ一度体験していただきたい見どころのひとつ。 AIと共に、AIと戦う 『AIを用いたコンテンツを作る』という発想から企画が始まったという本作、そのゲームシステムも非常にユニークです。 デッキ構築から戦略までAIが的確なアドバイス プレイヤー”コンコード“は16体の個性豊かなAI”コードマン“から1体を”バディAI“として選択し、一緒にバトルへ挑むことになします。バディAIは様々な点でプレイヤーをサポート。まずバトルに使用するデッキ構築では、使いたいカードを1枚選択するだけでも、そのカードを中心としたデッキ構築を提案してくれます。 AIがデッキ構築を提案してくれる バトル中今使用すべきカードや、攻撃/防御のタイミングなど、バディAIがどう動けばいいか最適なアドバイスをしてくれます。 これがかなり優秀で、全てバディAIの言う通りに動くだけでも、初心者も対戦で勝つことができます。また、Q&Aをタップすることで「なぜこの場面でこのアドバイスが出るのか」という理由をその場でチェックできるので、ゲームの仕組みや戦略を自然と覚えることができるようになっています。 ゲーム中のバトルアドバイスも随時確認できる これまでのDCGは「ルールが複雑」とか「初心者では熟練した上級者に絶対勝てない」といった敷居の高さがありました。しかし本作では、初心者でもデッキ構築、戦略、バトルの勝利といったDCGの楽しい部分をすぐに味わうことができる画期的なバディAIシステムにより、プレイヤーの裾野を広げることに成功しています。 コンコード(プレイヤー)とコードマン(AI)は一心同体 ストレスフリーな対戦機能『クロスバトル』システム 本作のメインコンテンツである対人戦『ランクマッチ』で採用されているのが”クロスバトルシステム“。対戦相手がマッチングされた後、対戦するのは『自プレイヤーvs相手バディAI』、『自バディAI vs 相手プレイヤー』という組み合わせとなります。もちろん、自分とバディAIは同じデッキを使用します。 クロスバトルシステム イメージ このシステムを採用することで お互いが対戦終了まで通信環境のいい状態を保つ必要がある相手の思考の間待たされる制限時間制 といった、これまでのDCG対人戦でネックとなってい問題点を全て解消。自分のペースでじっくり考え(時には急用等でプレイを中断しつつ)、相手とのラグも気にせず楽しむことができるというストレスフリーな対戦システムを実現しています。 バトルレポートで対戦を分析 『感想戦』感覚で考察ができる『リプレイ』と『IFバトル』 一度の対戦で2戦が同時に行われることから、自分が相手バディAIに負けてしまっても自分のバディAIが相手プレイヤーに勝っているということも度々起こります。そんな時には”バトルレポート“でバディAIの対戦リプレイを見ることができるので、自分が負けたデッキにバディAIがどうやって勝ったのかを確認することも可能なのです! 途中からやり直す事もできる リプレイとIFバトル また、自分の対戦リプレイで、「あそこでこうすれば良かった」「あの場面でこのカードを使ったらどうなっただろう」という疑問を解消してるれる『IFバトル』機能を搭載。対戦リプレイで、任意のターンからやり直すことができます。 戦果への影響こそありませんが、将棋の『感想戦』のように、対戦を振り返りつつ、勝敗のポイントを学習していくことができるのです。 ストーリー、キャラクター、世界観も完成度が高い 続いて、『ゼノンザード』が持つ世界観を紹介します。 舞台は近未来【ゼノンザード<ZENONZARD>】世界観紹介ムービー より ストーリー: 20xx年、高度に発展したAI技術により豊かになった世界。AIがAIを開発するという時代に生まれた、『人格』を持つまでに成長した108体のAI『コードマン』。医療、治安維持、経営、果てはエンタメ、軍事に至るまで、あらゆる分野で活躍する彼らの中から、最強のAIを決めるために採用されたのが、この世界で大人気のカードゲーム『ゼノンザード』を使った大会ザ・ゼノンでした。 ゼノンザードの世界観と原案は『ブギーポップは笑わない』の作者上遠野浩平氏が担当。繊細で奥深いバックグラウンドを感じさせる設定はさすが、と言えるでしょう。 【ゼノンザード<ZENONZARD>】世界観紹介ムービー 【ゼノンザード<ZENONZARD>】世界観紹介ムービー 個性豊かな『コードマン』達、それぞれにも深いストーリー 自分の相棒となる人間”コンコード“と契約し、ザ・ゼノンに出場するのは16体のコードマン。 個性豊かなコードマン達ゼノンザード コードマン紹介PV より “素体”と呼ばれる疑似人体を身にまとい、社会生活の一端を担う彼らはそれぞれ、看護師や警察官、漫画家など、本来の仕事を持っています。人格を持つほどに成長したAIだからこそ、人間と同じように悩みを持つ者、野望を抱く者など性格も様々。とても魅力的な個性にあふれています。 破壊しかできない建築家AI レヴィル アパレル経営もこなす仕立て屋AI ヒュートラム そんな彼らコードマンが持つ物語を知ることができるのが”ストーリーモード“。 建築家AIなのになぜか破壊する力しか持たない『レヴィル』の謎や、ブランドを立ち上げアパレル経営にまで手を伸ばす仕立て屋AI ヒュートラムの真の目的など、それぞれのコードマンの人間以上に人間臭い物語に思わず夢中になってしまいます。 ゼノンザード コードマン紹介PV ゼノンザード コードマン紹介PV アニメやコミカライズで世界観を共有 さらに本作は、ゲーム配信直後からアニメ『ゼノンザード THE ANIMATION』や、コミカライズ『ゼノンザード』の無料配信を行っています。それぞれの媒体ならではの手法で『ゼノンザード』の世界やコードマンの魅力に触れてもらうことで、単なるゲームの枠に収まらないスケールの世界観を感じることができます。本作の持つ展開力と完成度に圧倒されてしまいそうです! ゼノンザード THE ANIMATION このように、本作はDCGでありながら、カードゲーム部分の”外側”の世界観をしっかり描くことで、我々プレイヤーに対してゲームコンセプトであるAIの存在を強く印象づけることに成功しています。そして、各コードマンの秘密をストーリーから知っていくことで、無機質であるはずのAIに感情移入ができ、共に戦うことに意義を感じることができるのです! ゼノンザード THE ANIMATION 0話 ゼノンザード THE ANIMATION 0話 ゼノンザードTHE ANIMATIONYouTube 公式再生リスト ゼノンザード無料コミック ComicWalker まとめ:新しいゲームコンテンツの可能性を秘めた『ゼノンザード』 AIと共に戦おう! AIを中心としたゲームシステム、ゲームの世界観やキャラクター、そしてメディアミックスなど様々なこだわりによって作り上げられた本作品は、これまでカードゲームとは縁のなかった人までも虜にしてしまう魅力を持っています。 かといって、ライトユーザー向けのゲーム……という事はなく、遊び込めば深く楽しめるゲーム内容ですので、本格的にゲームを遊びつくしたい方でも満足できるでしょう。当記事で『ゼノンザード』に少しでも興味をもっていただけたら、アプリをインストールの上遊んでみてください! ゼノンザード<ZENONZARD> 概要 タイトル: AI CARDDASS ゼノンザード<ZENONZARD>ジャンル: AI×デジタルカードバトル対応OS: iOS 11以降、 Android OS 8.0以降配信日: 2019年9月10日価格: ダウンロード、 基本プレイ無料(アプリ内課金あり) ゼノンザード<ZENONZARD>公式サイト 関連リンク ゼノンザード<ZENONZARD>公式サイト│ BANDAI【公式】 ゼノンザード<ZENONZARD> (@zenonzard) / Twitterゼノンザード公式チャンネル – YouTubeバンダイ公式サイトプロデュース 株式会社ストレートエッジAI開発 HEROZ Kishin | HEROZ株式会社(ヒーローズ)