『第3回 日本ホラー映画大賞』開催 大賞には20万円と映画化、アニメ部門賞も有 8/1~9/30 プロ・アマ問わず応募可能
『第3回 日本ホラー映画大賞』開催 大賞には20万円と映画化、アニメ部門賞も有 8/1~9/30 プロ・アマ問わず応募可能

『第3回 日本ホラー映画大賞』開催 大賞には20万円と映画化、アニメ部門賞も有 8/1~9/30

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KADOKAWAより、日本で唯一ホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション『日本ホラー映画大賞』の第3回目の開催決定が発表されました。作品募集は8月1日からスタート。プロ・アマチュアを問わずどなたでも応募可能なコンペティション。大賞は賞⾦20万円を獲得できるだけなく、新作⻑編映画の監督権が与えられます。

先行委員には、清水崇監督堀未央奈FROGMANBase Ball Bear 小出祐介宇野維正ゆりやんレトリィバァなどが名を連ねています。

『第3回 日本ホラー映画大賞』開催決定! 選考委員には各界のホラーマスターが集結

令和の新しいホラー映像作家の発掘・支援を目指して開催される、日本唯一の“ホラー”ジャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティション日本ホラー映画大賞 第3回が開催される事が発表されました。作品の応募は2024年8月1日(木)10:00~9月30日(月)23:59まで。

第3回『日本ホラー映画大賞』キービジュアル 冨安由真(とみやす ゆま) 『Boy with Cross』 ©Yuma Tomiyasu, photo by Ken Kato
第3回『日本ホラー映画大賞』キービジュアル
冨安由真(とみやす ゆま) 『Boy with Cross』 ©Yuma Tomiyasu, photo by Ken Kato

大賞受賞者には応募作品のリメイク版、または完全オリジナル新作映画の監督を担っていただき、2025年以降の劇場公開を目指します。そのほかアニメ部門賞も設置し、ホラー・アニメーションの先駆的才能を支援します。そのほか選考委員特別賞運営委員会各賞受賞者にもそれぞれ賞金が用意され、大賞各賞に選考された作品は劇場公開や配信展開を予定しているとの事。

開催概要

応募期間 2024年8⽉1⽇(⽊)10:00〜2024年9⽉30⽇(⽉)23:59
応募資格 プロ・アマチュアを問わず、年齢、性別、国籍などの制限なく、どなたでもご応募いただけます
対象作品
  1. 実写映像作品3分〜90分程度の未発表・完全オリジナル新作
  2. アニメーション映像作品10秒〜30分程度の未発表・完全オリジナル新作
選考委員
  • 委員長 清水崇監督
  • 女優・堀未央奈
  • 映像クリエイター・監督・声優・FROGMAN
  • Base Ball Bear・小出祐介
  • 映画ジャーナリスト・宇野維正
  • コメディアン・ゆりやんレトリィバァ
運営委員会
  • 主催 株式会社KADOKAWA
  • 株式会社ディー・エル・イー
  • 株式会社闇
  • シネマンション(朝日新聞社)
  • PRESS HORROR(株式会社ムービーウォーカー)
  • 豆魚雷(株式会社Ampus)
  • シネマサンシャイン(佐々木興業株式会社)
  • 株式会社ギークピクチュアズ

KADOKAWAのWebサイトは2024年6月8日からの大規模システム障害により未だにWebサイトは見られませんが……以前の情報はWebアーカイブで見る事ができます。

各部門詳細

  • [⼤賞] 賞⾦20万円
    副賞 製作委員会製作による新作⻑編映画(応募作品のリメイク版または完全オリジナル作品)の監督を担当。
  • [アニメ部⾨賞] 賞⾦20万円
    ホラー・アニメーション分野への斬新なアプローチを観点に選考。
  • [選考委員特別賞] 賞⾦15万円
    将来性を感じさせる作品に贈られます。
  • [ニューホープ賞] 賞⾦10万円
    “オトナ”になる前の荒削りで、尖った、最新の感性とセンスを持つ原⽯に対して贈られます。
  • [株式会社闇賞] 賞⾦10万円
    前例のないアプローチに果敢に挑み、新しいホラー体験を与える作品に贈られます。
  • [PRESS HORROR 賞] 賞⾦10万円
    映画情報プラットフォーム「MOVIE WALKER PRESS」のホラー特化ブランドとしての視点で、観る者が怖さを「楽しめる」、映画ファンに広く愛される作品に贈られます。
  • [シネマンション賞] 賞⾦10万円
    映画好きが思わず感想を語りたくなるような短編作品に贈られます。
  • [⾖⿂雷賞] 賞⾦10万円
    観終わってからも後を引く演出、シーンやセリフがある作品に贈られます。
  • [シネマサンシャイン賞] 賞⾦10万円
    未来のサム・ライミ、ジェームズ・ワンになれるような、興⾏的な成功の可能性のある監督に贈られます。
  • [ギークピクチュアズ賞] 賞⾦10万円
    斬新なホラーキャラクターやホラー造形に着⽬した、キャラクタービジネスとして将来性を感じられる才能に贈られます。

過去の受賞作品は……

第1回⼤賞受賞作品、『みなに幸あれ』は、主演に古川琴⾳を迎えて⻑編化。2024年1⽉に全国公開されています。商業デビューを果たした下津優太監督は「Jホラーの歴史を塗り替えた」と国内外で⼤きなインパクトを残しました。

みなに幸あれ

みなに幸あれ 作品情報

  • 公開日: 2024年1月19日(金)
  • 作品時間: 1時間29分
  • 原作者: 下津優太
  • 監督: 下津優太
  • 脚本: 角田ルミ
  • 制作会社: ブースタープロジェクト
  • 作品概要: 
    「誰かの不幸の上に、 誰かの幸せは成り立っている」
    2021年、 日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション 「日本ホラー映画大賞」 (主催: KADOKAWA) の初大賞受賞作品である本作が、 遂に2024年に劇場公開を迎える。主演は、今最も注目を集める俳優の一人で、若手俳優の中でも確かな演技力で評価の高い古川琴音。 古川自身初めてのホラー映画への出演となる。 メガホンをとるのは、 「日本ホラー映画大賞」 にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太 下津は本作にて商業映画監督デビューとなり、 誰も観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げることに挑む。 そして、 総合プロデュースを手掛けるのは、 日本ホラー映画界の重鎮である清水崇。

公式SNS: 

配信サービス:

さらに第2回⼤賞を受賞した近藤亮太監督の商業デビュー作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は現在、公開へ向け準備中のようです。

選考委員コメント

⽇本ホラー映画⼤賞
第3回⽇本ホラー映画⼤賞選考委員

清⽔崇監督

ここ数年、若いクリエーターや映画作りに夢をかけている⽅、監督を⽬指す⽅、ホラーを 愛する⽅々から「次はいつですか︖」「3 回⽬はありますか︖」などと訊かれるようになり、 嬉しく感じていた。それもこれも⼩林プロデューサーや井上チェアマンはじめとする KADOKAWA 各位、協賛いただいている各社の皆さま、そして何より…⼿掛けた作品を応募してくださる多くの⽅々の尽⼒に⽀えられている事を有難く、また選考委員を担わせていただいている⼀⼈として誇らしく思います。本当にありがとうございます。

今年の 1 ⽉には、第 1 回の⼤賞を受賞した下津優太監督による商業デビュー作『みなに 幸あれ』も公開され、世界各国での受賞をはじめ、国内でも盛況ぶりを⾒せてくれた。この成果も⼤きな後押しになってくれている。ちなみに第 2 回の⼤賞を受賞した近藤亮太監督による商業デビュー作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』も既に完成し開待機中です。

そして…さぁ、いよいよ第 3 回となる⽇本ホラー映画⼤賞が動き出します!「ホラー映画は“蔑視”や“偏⾒”あってこそ…市⺠権を得過ぎて、皆に両⼿を広げて迎えられるホラーなど、きっと⾯⽩く(怖く)ないだろう。」と、前回の⼤賞へ向けたコメントで書かせていただいた。その想いはやはり変わらないが、昨今、別の形での“蔑視”や“偏⾒”を ⽬にする事が多くなってきた。

コンプライアンスや時代錯誤などが⽇々声⾼に叫ばれる世の中になり、反社会的あるいは不道徳的なものは[排除]されるのが当然…とされる⾵潮が強いが、では果たして思想や創作物、アートはどうだろう︖それらを⽣み出す“個”の⽣まれ持った性分や性癖、境遇や環 が⽣み出した嗜好や美的感覚に対して…それが反社会的だったり、不道徳的だった場合、他者や周囲へ何の迷惑もトラブルも起こしていない場合、どう罪を問い、誰が[排除]と⾔えるだろうか?問題無くとも少数派はやはり[排除]なのだろうか︖

法治国家にも拘わらず、ネット環境や SNS の普及で“○○警察”なる連中が蔓延り、まるで世論の代表のような顔をして、全く介さぬ他者の事項や関連物や作品にまでケチをつけ悪態をつき、発表の場すら奪い去るような恐ろしい出来事がまかり通っている。それらを受け⼊れ、真に受け、確固たる指針や思考、調査や確認も無いまま[排除]や[除外]に赴いてしまう側にも恐怖を感じる。[排除]された作品に関わる誰かの命に係わるような事があったら、彼らはどう感じるのだろ?

健全な社会を…全ての⼈や⽴場に権利と⾃由を…と掲げながら、⼈や社会の孕んだ闇は消えるどころか、居場所を変え、⼿を変え品を変え、より⼀層闇(病み)深く増殖している 気がしてならない。「やっぱり幽霊よりヒトが⼀番怖いよね」の勘違いした⾔い草は⼤嫌いだが…つまり、僕らの抱える闇が消え去る事はおそらく無いから、幽霊(魂)も⼈間も増殖 の⼀途を辿り、ホラーもより強靭(凶刃︖)になっていくはずだ。

これも第 2 回のキックオフ時に書かせてもらった事だが「ホラーにはホラーならではの視点やメッセージやテーマの掲げ⽅があり、社会や⼈間の隠微な闇の淵を反映し、探索⼼や認識・理解・共有への創意⼯夫も表現せしめる事が出来る」と、やはり改めて思える。ヒトでも幽霊でもモンスターでも現象でも何でもいい……脳裏から離れず、墓場までお持帰りさせてもらえるような〈恐怖〉のお⼟産を⼼待ちにしている。

委員⻑/清⽔崇(映画監督)

ゆりやんレトリィバァ(コメディアン)

⼤好きなホラー映画⼤賞に、再び選考委員としてお世話になれて光栄です。ありがとうございます!前回、たくさんの応募作品を観させていただき、この世の恐怖のバリエーションを全て⽬の当たりにしたような気持ちになりました!今回また新たな恐怖に出会えることが、恐怖です!そしてとても楽しみです!トイレに⾏くのが怖くなってぼうこう炎になりませんように!尊敬の念を胸に挑ませていただきます!よろしくお願いいたします!

堀未央奈(⼥優)

3回連続で選考委員に選んでいただいて光栄です。それぞれが思う”恐怖”を惜しむことなく詰め込んでいただきたいです。 感動、スプラッター、⼼霊、⼈間関係、オカルト…いろんなジャンルのホラーを⾒られたら嬉しいなぁと思っています。新たな挑戦の第⼀歩、お待ちしています。

FROGMAN(映像クリエイター・監督・声優)

コメディ”はそれぞれの国で笑いのツボが違い、普遍的になりづらい。しかし“ホラー”は⽂化や宗教、⾔葉の違いを超えられる。だって死者が⽬の前に現れて、恐れない国ってないんじゃないか?闇から⽩い⼿がにゅっと⾶び出せば、誰もが悲鳴を上げる。つまり“ホラー”を作る⼒は、そのまま世界で戦える⼒なんだ。この世界に最も近い映画コンペに、今年はどんな作品が現れるのか!?

⼩出祐介(Base Ball Bear/ミュージシャン)

第1回⼤賞受賞作、下津優太監督『みなに幸あれ』が公開となったことで、邦画シーンがざわついていく⼿応えを感じました。ホラー映画特化のフィルムコンペティションだからこそ投じることができた、質量のある⼀⽯であったと思います。今回もまた新たな才能に、そして、まだ⾒ぬ恐怖に出会えるであろうことを⼼から楽しみにしております。

宇野維正(映画ジャーナリスト)

2021 年に「⽇本ホラー映画⼤賞」がスタートしてからも、国内外のホラー映画はますます進化しています。進化が⽌まってしまったジャンルや、リバイバルとして⼀時的に復活するのを待つだけのジャンルと違って、現在進⾏形で勢いのあるジャンルに⾶び込むということは、映画史のダイナミックな運動に⾃作が関与できる可能性があるということです。そのくらい無謀な野⼼を持った作品、不謹慎や不道徳であることも厭わずに「恐怖」を描くことへの欲望を解き放った作品の応募をお待ちしてます。

関連リンク

※6⽉8⽇(⼟)未明に⾏われたサイバー攻撃によって KADOKAWA の複数のウェブサイトが利⽤できないなどのシステム障害が発⽣しています。そのため、⽇本ホラー映画⼤賞公式サイトも現在閲覧することが出来ません。今後のお知らせについては、公式 X(旧 Twitter)にて発信されます。

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