大越孝太郎『天国に結ぶ戀 一』新装版が2025年5月発売 復刊ドットコムで先行予約開始

大越孝太郎著『天国に結ぶ戀 一 新装版』が2025年5月下旬発売されます。価格は1,980円（税込）で、復刊ドットコムでの先行予約が開始されています。本作は2001年に初版が刊行された作品。『ガロ』連載時から話題を集めながらも絶版となっていた幻の名作が、ついに新装版として蘇ります。

大越孝太郎 『天国に結ぶ戀 一』新装版 2025年5月発売

大越孝太郎氏が描く大正時代の東京を舞台にした異色の人間ドラマが、新装版で再び登場します。

『天国に結ぶ戀 一』は、伝説的な漫画雑誌『ガロ』（青林堂）で連載されていた作品です。第1部は2001年12月号で完結し、第2部は2002年7月号から始まりましたが、『ガロ』の休刊に伴い連載は途中で中断。単行本化は第1部のみで、すぐに絶版となっていました。

本書はこのような背景で入手困難となっていたため、今回の新装版発売はファンにとって待望のニュースです。記事執筆時点では復刊ドットコムでの先行予約が開始されていて、予価は1,980円（税込）。興味のある方は、早めの予約がおすすめです。

旧版（中古）は下記の通りプレミア価格で流通しています。長らく絶版状態だった傑作が再び日の目を見る貴重な機会をお見逃しなく！

5月下旬に大越孝太郎著「天国に結ぶ戀　一　新装版」を弊社から発売する事になりました。
復刊ドットコムでの先行予約が開始されました。 https://t.co/JOiSgHPxWs

— 青林工藝舎 (@seirinkogeisha) March 10, 2025

天国に結ぶ戀 とは

大越孝太郎氏による『天国に結ぶ戀 一』は、大正12年8月の帝都東京を舞台にした物語です。出版社を営む宇佐見家の蔵に幽閉された兄妹、虹彦とののこ。彼らが隔離されるには、家の事情に深く関わる理由があったのです──。本作は、そんなミステリアスな導入から始まる異色の物語。

本作の魅力は、文学的な深みと漫画ならではの表現が見事に融合している点です。大正時代という歴史的背景の中で描かれるフィクションと、リアリティのある人間ドラマが重層的に絡み合い、独特の雰囲気を生み出しています。

天国に結ぶ戀 一 新装版 書籍情報

著者	大越孝太郎
出版社	青林工藝舎
判型	A5
頁数	164 頁
ジャンル	コミック・漫画
ISBNコード	9784883795239
発送予定	2025/05/下旬
予価	1,980円（税込） （本体価格 1,800 円 + 消費税10%）

関連リンク

• 猟奇庭園へようこそ（大越孝太郎公式ブログ）