SOUNDPEATS『Engine4』ワイヤレスイヤホン レビュー ストレスフリーで長時間使えるバランスの良さ【製品提供記事】
SOUNDPEATS『Engine4』ワイヤレスイヤホン レビュー ストレスフリーで長時間使えるバランスの良さ【製品提供記事】

SOUNDPEATS『Engine4』ワイヤレスイヤホン レビュー ストレスフリーで長時間使えるバランスの良さ【製品提供記事】

評価:4.5 

キタガワ アイコン

キタガワ

/ 更新:

当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。

約13年イヤホン専門ブランドとして製品を提供してきたSOUNDPEATS(サウンドピーツ)。つい先日も新作フラグシップモデル『Opera05』『Opera03』のMakuake先行販売の購入総額が4,500万円超えを記録(外部リンク)した事が耳に新しいが、早くも次なる新製品が公開された。それが当記事でレビューする2023年6月27日発売のワイヤレスイヤホン『Engine4』だ。

【Hulu | Disney+ セットプラン(フール― | ディズニー)】

SOUNDPEATSワイヤレスイヤホンEngine4 実機レビュー

当記事で紹介する新製品『Engine4(エンジン・フォー)』。同社が信頼を集め続けてきた音質の良さはもちろんのこと、サウンドのバランスにこだわったというカナル型完全ワイヤレスイヤホン。公式Webサイトによると希望小売価格は9,980円と記載があるが、発売日当日や、Amazonでの販売開始価格は8,480円(税込)。 また、クーポンやキャンペーンなどで実売価格はもう少しリーズナブルに手に入れる事ができそうだ。

SOUNDPEATS Engine4
SOUNDPEATS Engine4

同製品を今回も発売前に提供いただいたので、数日間じっくりと使用してみた。結果、見えてきた様々な魅力について、書き記していきたいと思う。

デザイン面をチェック

まずは外観=デザイン面についてみていこう。

SOUNDPEATS Engine4 外観
SOUNDPEATS Engine4 外観

イヤホンをしまう充電BOX兼ケースは光沢のあるブラック。高級感溢れるガンメタリックのような風合いだ。蓋はしっかり閉まるので、ポケットに入れておいて、意図せず開いて誤作動してしまう、ということはなさそう。充電コネクタは底面にあり、USB Type-C

イヤホン同様に黒を貴重としたビジュアルで、光沢ではあるものの側面全体にひし形のような加工……キリン氷結の缶の表面と言えば伝わりやすいだろうか(笑)……が施されている。これにより、傷がつきにくく、ケースなどから取り出す時にもグリップが効く。タッチパネルとなる、表面にはSOUNDPEATSのロゴである『S』がうっすらと浮かび上がっている。

SOUNDPEATS Engine4 イヤホン外観
SOUNDPEATS Engine4 イヤホン外観
側面のギザギザ感は塗装だけではなく、成型されている。
すべり止めの効果もあるのだろうか。

耳に装着した時は、ほぼ黒い部分だけが見えるため、悪目立ちすることはなさそうだ。この価格帯の製品の中では、高級感を感じるビジュアルに仕上がっている。

音質のレビュー

さて、一番きになるサウンドに焦点を合わせてみよう。冒頭にも記した通り、本品の魅力はバランスの取れたサウンドにある。例えばギターが主軸のロック、打ち込みを多用したヒップホップ、映画のサントラ……どんな音楽でも音の広い範囲をカバーし、最適に聴かせてくれるのが特徴だ。

くるりの“ソングライン”でベンチマーク

ここで本品の具体的なベンチマークとして、音質の良さを見極めるためにロックバンド くるりの“ソングライン”での音楽体験を実施した。当サイトで筆者がイヤホンのレビューを行う際にたびたび紹介しているのがこの曲だ。

くるり – ソングライン
くるり – ソングライン

上記の動画を再生してみていただけると分かるかもしれないが、主旋律やボーカル、主要楽器の他に、アクセントとなる楽器やSEなど実に多様な『音』が聞こえる。収録時のトラック数は100を超えるそうで、その特徴を活かしてイヤホンの特性を体感する……というのがその趣旨だ。早速『Engine4』の音の深さに迫っていこう。

一聴して驚いたのは、音の粒立ちの良さ。全ての音が聴こえるのはもちろん、サウンド同士が上手くマッチしているので、言わば『生きた音』がずっと鳴ってくれている、という感覚が強い。安価なイヤホンは時々左右のバランスが気になる事もあるが、本品はその点についても明確に作者の意図を感じ取れるような気がした。

もちろん“ソングライン”の他にも色々なジャンルの楽曲を聴いたが、全ての音が明瞭。あえて特筆するならばドラムやベースなど低音の出が良い印象で、それぞれの音楽の臨場感を高めている。音楽好きにも刺さるワイヤレスイヤホンなのではなかろうか。

世に『高音質』と謳われたワイヤレスイヤホンは数あれど、結局は高音か低音のどちらかに寄っていることが多い。そのため聴いてみると少し違和感を抱いてしまうこともあるのだが、このEngine4ではそれがない。例えるなら、これまで聴いていた音を「程よく、そして心地良く」聞かせてくれる、という感覚。これは多くのワイヤレスイヤホンを使ったことのある人なら、驚く部分だろう。

音質に関する技術的な側面

この音質を生み出す秘密は、主に4つ。

  • 同軸デュアルダイナミックドライバー
  • 独自のデュアルクロスオーバー技術
  • 2wayサウンドチャンネル
  • LDAC高音質コーデックハイレゾに対応

という、業界屈指のスペックだろう。一見複雑そうだが、総合すると『低音も他の音もピッタリ出る、とても高品質なイヤホン』とでも言おうか。また、マルチポイントにも対応(後述する)しているため、機能性についてもについても懸念点はない。

物理パーツと、技術とソフトウェアの組み合わせで性能が大きく変わるのがデジタルガジェットの面白さ。こと技術面においては、確実な積み重ねが結果に繋がる。
SOUNDPEATS Engine4の機能概要

スペックやパーツの品質だけで考えれば、同クラスの製品を提供する事は難しくはないだろう。しかし、物理パーツに技術=ソフトウェアの組み合わせで性能が大きく変わるのがデジタル製品の難しさだそうだ。こと技術面においては積み重ねが結果に繋がる。

そういった面で、着実に実績を残してきたSOUNDPEATSだからこそ、この価格帯でこの音質を実現できているという事のようだ。

操作感 ストレスが無く快適に操作できる

ワイヤレスイヤホンは、その特性上専用のコントロールを、アプリやイヤホン自体で行う必要がある。その操作感は、音質と同じくらい仕様感に影響をあたえるもので、重要な評価要素である。

Engine4は、右側のイヤホンを長押しすれば次の曲に、1回タップすれば音量調節、2回タップすると停止……というように、多くのワイヤレスイヤホンとほぼ共通しているが、詳しくは下記の表にまとめた。

Engine4 操作方法一覧表

電源オン 自動操作: イヤホンを充電ケースから取り出す。
手動操作: イヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒長押し
電源オフ 自動操作: イヤホンを充電ケースに戻す
手動操作:イヤホンの表面(タッチパネル) を10秒長押し
再生/一時停止 イヤホンの表面(タッチパネル)を素早く2回タップ
音量ダウン 左側イヤホンの表面(タッチパネル)を1回タップ
音量アップ 右側イヤホンの表面(タッチパネル)を1回タップ
曲戻し 左側イヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒長押し
曲送り 右側イヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒長押し
着信受話/通話終了 イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル)をダブルタップ
着信拒否 着信中、イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル) を1.5秒長押
通話切替え 通話中、イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル) を1.5秒長押
ゲームモードON/OFF 左側イヤホンの表面(タッチパネル)をトリプルタップ
音声アシスタント
(Siri/Googleなど)
右側イヤホンの表面(タッチパネル)をトリプルタップ

※Engine4付属マニュアルより抜粋

曲送りだけでなく、音楽の曲戻し(巻き戻り)もできるのは、音楽をメインに聞く場合には必須と言っても良いだろう。また、耳からイヤホンを外した時に自動的に音楽が止まる機能が「無い」のも個人的には嬉しい。

そしてなにより、本製品には誤作動が少ないことには少なからず驚いた。例えば曲をスキップして次の曲を再生させようとしたのに、音量が上がってしまう……というような事が本製品ではおきなかった。操作的には0.5秒間のタッチ時間差なので、普通に考えると間違いやすいと思うのだが……。

タッチの感度やタップ回数の認識・判別といった所も入念に改良し精度を向上させているのかもしれない。使用者が想定した動作が正しく伝わる仕組みになっているのは、地味ながらすごい点だろう。こういったユーザビリティの面は、使用する時間が長くなれば長くなるほど、じんわりと、しかし確実に使用感の評価に影響をもたらすところだ。

性能面 マルチポイント対応が嬉しい

昨今ワイヤレスイヤホンを利用するユーザーは、音楽を楽しむだけではなく、さまざまなメディアの再生に利用する事になるだろう。たとえば、アプリ、ゲーム、そして映画やアニメ、YouTubeとさまざまなコンテンツを楽しむ。場合によっては、音楽を再生しながら他のアプリを操作する……なんてマルチタスクを駆使する人すらいる事だろう。そして、そんなマルチ用途だからこそ『Engine4』の強みが活きてくる。

本製品は2台までではあるが、マルチポイント接続に対応している。これは、たとえばスマートフォンとノートパソコン、2台を同時にペアリングしたままの状態で簡単に相互の音をスムーズに切り替えて再生させられるというものだ。

ここまで、何度も記載したが本品はそのバランスの良い音作りによって、聴こえる全ての音や効果音がクリアに感じる。PCで作業をしている中で、モバイルに着信があった時なども素早く切り替えて通話をする事ができる。また、少し休憩してゲームを楽しんだり、YouTubeを観たり。戻って資料の動画を再生したり……そんな使い方をしても、ストレスが少なく、かつ明確にそれぞれの音を聴かせてくれる。

マルチポイントに対応していない製品だと、いちいちBluetoothをつなぎ直すのが面倒になり、結局使わなくなってしまったなんてケースも少なくないだろう。

また、電源の持ちもイヤホン単体で12.5時間とかなり優秀なので、時間を気にせず使用できる安心感がある。同社の過去製品と比べても、これはかなり特筆すべきところかもしれない。

イヤホン単体で12.5時間の再生時間。
充電BOXも含めると、最大43時間稼働する。

イヤホンの内蔵バッテリーは片方で50mAh。これによって12.5時間の稼働を実現している訳だが、その分重量は6.5gとなっている。とはいえ、この点はトレードオフなので致し方ないところか。

音を調整できる専用アプリ『SOUNDPEATS』

専用アプリ『SOUNDPEATS』
専用アプリ『SOUNDPEATS』

「今日は迫力のある低音を楽しみたい」「クラシックをしっとり味わいたい」など、その日の気分によって音を調整できる専用アプリ『SOUNDPEATS』。アプリ内では「ロック」「クラシック」など8種類のイコライザーに加え、自由に調整を行なうことも可能。

iOS版アプリをダウンロード
『SOUNDPEATS』
iOS版アプリ
Android版アプリをダウンロード
『SOUNDPEATS』
Android版アプリ

まとめ、総合評価

本品を数日間使用し、その特長をひとつ挙げるなら「ストレスを感じない」だろうか。

1日中着けていても気にならない装着感、マルチタスクで使っても違和感のない安定感、そして心地よい操作感などが、その理由だろう。これまでにもさまざまなコンセプトの製品を販売してきたSoundpeatsが、使用者の声に寄り添った企業努力で成し得たひとつの集大成がこの『Engine4』なのかもしれない。

どんな環境や音楽にも対応してくれる代物として考えれば、現時点では本製品が極めて高い場所に位置するであろう。もちろん価格的にもおすすめしやすい、良いワイヤレスイヤホンだ。

見た目 ★★★☆(3.5)
個性こそ少ないものの、黒を貴重としたデザインで、どんなシーンにも合わせやすい。
よく見れば「おっ!」となるポイントも評価したい。
使用感 ★★★★★(5)
音量調節や停止などの細かな動作を含め、非常にスムーズな使用感。長く使えば使うほどそのストレスを感じていない事に気づく。
音質 ★★★★(4)
高音も低音もバランスよく出る……音域カバー力が魅力。逆に言うと、サウンドとして突出している点は掴みづらいので、あくまで音質を全体的に向上させて聞かせる、という役割合いが強いかもしれない。
コストパフォーマンス ★★★★★(5)
1万円を切る値段でここまでの性能が出せるのは高評価。音楽以外の用途も含め、本品ひとつあればBluetooth経由の作業・娯楽はほぼ完結する汎用性。
総合評価 ★★★★(4.5)
サウンド的な特徴以上にそのユーザビリティに優れたイヤホン。日常使いに最適な汎用性が魅力。ワイヤレスイヤホンを着けながらいろいろな作業をスマホて行う人には声高にオススメしたい。用途に応じて各自の素晴らしさを感じられるはず。
SOUNDPEATS Engine4 のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)

製品スペック

製品名 Engine4
ブランド ‎SOUNDPEATS(サウンドピーツ)
イヤホンタイプ ‎カナル型
Bluetooth仕様
  • Bluetoothバージョン:5.3
  • 対応プロファイル: A2DP1.3,AVRCP1.6,HFP1.7,SPP1.2,GATT
  • 対応コーデック:AAC,SBC,LDAC
  • 通信範囲:10M
基本仕様
  • ドライバー:10mm+6mmダイナミックドライバー
  • 本体寸法:L61.40×W28.10×H45.15mm(ケース込み)
  • イヤホン重量:約6.5g(片側のみ)
  • 全体重量:約43g(充電ケース+イヤホン両側)
  • 防水規格:IPX4

バッテリー
  • バッテリー容量:
    350mAh(ケース)
    50mAh×2(イヤホン)
  • 最大再生時間:
    約12.5時間
    約43時間 (充電ケース併用)
  • イヤホン本体 充電時間:2時間
  • 充電ポート:USB Type C
パッケージ内容
  • SOUNDPEATS Engine4 本体
  • 充電ケース×1
  • USB-C充電ケーブル×1
  • 多言語 取扱説明書×1
関連リンク

Engine4 Amazon用10%OFFクーポン【終了しました】

Soundpeats Engine4の発売、レビューに際して、uzurea.net用にAmazonで使える10%OFFクーポンを提供いただきました。Amazonではすでに8,480円の20%OFFとなるクーポンが製品購入画面で提供されていますので、決済画面でuzureaクーポンを入力する事で合計30%OFFとなります。

uzurea.net限定 Soundpeats Engine4用 10%OFFクーポンコード
ENG4BLGA
開始日 2023/06/27 00:01 JST
終了日 2023/06/30 23:59 JST

Amazon Engine4製品ページの20%OFFクーポン
Amazon Engine4製品ページの20%OFFクーポン

製品購入画面での全員配布用クーポンにチェックをわすれずに。その上で、決済画面の支払い方法欄の『ギフトカード、プロモーションコード、またはバウチャーを追加する』欄に、『ENG4BLGA』を入力する。

さらに、支払い画面でuzureaクーポンを入力
さらに、支払い画面でuzureaクーポンを入力

以上で、合計30%OFF 5,936円で購入する事ができます。

合計30%OFF 5,936円で購入する事ができる
合計30%OFF 5,936円で
購入する事ができる
SOUNDPEATS『Engine4』ワイヤレスイヤホン レビュー ストレスフリーで長時間使えるバランスの良さ【製品提供記事】

この記事をシェアする

この記事のタイトルとアドレスをコピー

この記事を気に入ったらハートマークで応援してください

この記事の執筆は……

キタガワ アイコン

キタガワ

島根県在住、会社員兼音楽ライター。rockinon.com、KAI-YOU.netなどに音楽関係の記事を中心に執筆。毎日浴びるほど酒を飲みます。

関連する記事



page top