松本零士『ニーベルングの指環 完全版』 幻の名作が全4巻で初の全編単行本化
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松本零士による未完の傑作『ニーベルングの指環 完全版』が全4巻構成で刊行開始されます。本作は、伝説的オペラを原案にした壮大なストーリーで、キャプテンハーロックなどおなじみのキャラクターが多数登場。第4部〈神々の黄昏〉は、今回が初の単行本化となります。

2025年6月20日より毎月1巻ずつ刊行予定。価格は2,530円~2,970円(税込)です。

伝説の未完作 松本零士『ニーベルングの指環 完全版』 全4巻で単行本化

松本零士が手掛けた『ニーベルングの指環』は、インターネットが普及し始めた黎明期に、漫画のウェブ連載という新たな道を切り開いた作品です。

『ニーベルングの指環 完全版 1 ラインの黄金』書影
『ニーベルングの指環 完全版 1 ラインの黄金』書影

ワーグナーの四部作オペラをベースに、SFと神話が融合した壮大な物語として1990年代末に新潮社の雑誌『中古車ファン』に連載された作品。キャプテンハーロックをはじめとした松本作品の人気キャラクターたちが総出演する壮大な叙事詩です。

掲載誌の休刊に伴い、第2部からは新潮社のWEBマガジン『Web新潮』に発表の場を移動。当時は普及率が10%にも満たないインターネット黎明期でしたが、掲載サイトが連日40万アクセスを記録するという驚異的な人気を博しました。

1999年7月から連載が始まった第4部『神々の黄昏』は、松本零士の多忙により2000年の更新を最後に休載したまま未完となり、さらに2010年には連載サイトがサービスを終了。単行本も第三部の刊行で止まっていたため、長らく全編を読むことができない状態が続いていました。

こうして本作は“読むことができない名作”とされてきましたが、25年の時を超えてついに初の全編書籍化が実現。ファンにとっては待望の刊行です。

ニーベルングの指環 完全版 全4巻の刊行スケジュール

『ニーベルングの指環 完全版』は、全巻共通で四六判・並製の装丁となっており、小学館クリエイティブの発行、小学館からの発売となります。刊行スケジュールと価格は下記の通りです。

  • 第1巻『ラインの黄金』:2025年6月20日発売 定価2,530円(税込)
  • 第2巻『ワルキューレ』:2025年7月22日発売 定価2,970円(税込)
  • 第3巻『ジークフリート』:2025年8月20日発売 定価2,970円(税込)
  • 第4巻『神々の黄昏』:2025年9月22日発売 定価2,750円(税込)

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