画像 M-1グランプリ 公式サイトトップページ https://www.m-1gp.com より M-1グランプリ2022、決勝進出者発表! 男性ブランコ、キュウ、ヨネダ2000ら新顔揃いの結末は? キタガワ 公開:2022年12月2日(2年前) コメント 0件 エンターテインメントTVYouTubeお笑いコント動画 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 「今年のM-1は何かが違う……」そう全国のお笑いファンが確信したのは、思えば準決勝進出者が発表された11月17日だったように思う。インディアンスや見取り図、ゆにばーすといった決勝進出者の多くが脱落、金属バットやランジャタイら注目株も消え、対してフレッシュな面々がそれぞれの笑いを武器に頭角を現していく様は忖度など一切なし。 M-1グランプリという大会は正真正銘の『ガチ審査』なのだと、改めて気づかされた瞬間だった。 記事の索引1 M-1グランプリ2022、決勝進出者発表!男性ブランコ、キュウ、ヨネダ2000ら新顔揃い1.1 ダイヤモンド(結成8年・吉本興業)1.2 男性ブランコ(結成11年・吉本興業)1.3 カベポスター(結成8年・吉本興業)1.4 ロングコートダディ(結成13年・吉本興業)1.5 さや香(結成8年・吉本興業)1.6 真空ジェシカ(結成10年・プロダクション人力舎)1.7 キュウ(結成9年・タイタン)1.8 ウエストランド(結成13年・タイタン)1.9 ヨネダ2000(結成2年・吉本興業)2 最後に……3 関連リンク M-1グランプリ2022、決勝進出者発表!男性ブランコ、キュウ、ヨネダ2000ら新顔揃い そして迎えた11月30日の準決勝を経て、遂に決勝に駒を進める9組が決定!発表順に、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、ロングコートダディ、さや香、真空ジェシカ、キュウ、ウエストランド、ヨネダ2000。決勝の舞台を経験しているのは僅か4組、残る6組は初。またタイタン(爆笑問題が設立した事務所)からは2組が進出、2年前に1回戦敗退であったヨネダ2000が一気に爆発するなど、驚きの顔ぶれとなった。 ファイナリスト発表の瞬間【M-1グランプリ2022】 ファイナリスト発表の瞬間【M-1グランプリ2022】 そこで今回は、そんな決勝進出者9組を各自ピックアップして紹介。コンビの経歴や裏情報をざっくり知った上で、来たる12月18日の決勝戦への興奮を高める契機としていただければ幸いである。なお今記事では準決勝のネタバレ(当日の決勝ネタは大半が準決と同じネタ)については一切記述しないよう心掛けているので、その点に関してはご安心を。 ダイヤモンド(結成8年・吉本興業) 準々決勝で何度も涙を飲んできた実力派が、一足飛びに決勝への切符を手にした。独自の発想力で場を混乱させる野沢と、反論を返す小野の掛け合いが見事なダイヤモンド。また昨年の年始特番『おもしろ荘』で優勝したことも、記憶に新しいふたりとも言える。 10/31② [東京] ダイヤモンド/さすらいラビー/オダウエダ【3回戦全ネタ】 10/31② [東京] ダイヤモンド/さすらいラビー/オダウエダ【3回戦全ネタ】 ただその実、彼らのネタはその時々でフォーマットを大きく変える戦略家。例えば以下の3回戦のネタでは野沢が一気呵成に畳み掛ける様子が笑いを誘っていたけれど、時にはボケとツッコミが切り替わるしゃべくり漫才、はたまたアニメなどの有名作品をモチーフにした漫才も強く、どのスタイルでも戦える柔軟さは決勝でも活きてきそう。発表時に見せてくれた笑顔そのままに、会場にダイヤモンド流の笑いを届けてほしいと願っている。 男性ブランコ(結成11年・吉本興業) 昨年は寒空の下でハライチ&金属バットと敗者復活戦を争った男性ブランコ、今年はストレートで決勝進出である。キングオブコント決勝の興奮も未だ冷めやらず、といった感覚ではあれど、今回の決勝進出はネタ職人たる彼らの執念が実を結んだ果てであることは言うまでもない。 10/31② [東京] 男性ブランコ/バンビーノ/クマムシ【3回戦全ネタ】 10/31② [東京] 男性ブランコ/バンビーノ/クマムシ【3回戦全ネタ】 男性ブランコと言えば、昨年の準決勝兼敗者復活ネタだった『旅館』を筆頭に、にこやかな平井のボケに浦井が予想外のツッコミを返すという緩やかに進行する掛け合いが見所。そんな中で今年のネタを見ると、新たなフェーズに行ったような感覚も………。コント師としての側面は元より、『漫才師』としても覚醒したふたりの歩みをぜひとも。 カベポスター(結成8年・吉本興業) ytv漫才新人賞、ABCお笑いグランプリと今年は破竹の勢いで大型大会を優勝したカベポスターが、M-1の舞台に立つ時がきた。特に今年は強いネタをライブで何度もかけるのを観てきたのもあり、全国のお笑いファンにとってもとても嬉しい結果だろう。 10/25 [大阪] カベポスター/らいken/はるかぜに告ぐ【3回戦全ネタ】 10/25 [大阪] カベポスター/らいken/はるかぜに告ぐ【3回戦全ネタ】 彼らの漫才の持ち味は、徐々に会場を温めつつの伏線回収。予想外の流れを経て最後に爆発する計算し尽くされたその漫才は、視聴者に新機軸の笑いを与えてくれるはずだ。1本のマイクからほぼ動かず、そのシチュエーションさえ思い浮かんでくるような綺麗な応酬がM-1で観ることが出来るのは、本当に嬉しい。 ロングコートダディ(結成13年・吉本興業) 大勢の期待に答え、2年連続の決勝進出となったロングコートダディ。キングオブコントでも高評価を得ていたふたり、今年は漫才とコントの二刀流で活動を続けていて、どちらの武器もピカピカに磨いてきた。その努力が実を結び、今年も決勝進出。流石だ。 10/24 [大阪] ビスケットブラザーズ/ロングコートダディ/カシスオレンジ【3回戦全ネタ】 10/24 [大阪] ビスケットブラザーズ/ロングコートダディ/カシスオレンジ【3回戦全ネタ】 ロコディは元々コントとしてのイメージが強かった中で、そのフォーマットを漫才に置き換えるのが彼らにとっての戦略だ。昨年は輪廻転生ネタで右へ左へ移動しながらの展開が笑いを誘ったが、「マイクにもっと近付いて終わった方が良い」との審査員からのアドバイスもあったのは事実。そんなネタが今年どう変化しているのかも、注目すべきポイントだろう。 さや香(結成8年・吉本興業) 最初に決勝に進出したのは2017年。あれから約5年が経ち、脂の乗り切った状態での返り咲きとなったさや香である。これはM-1全体で見ても特殊な例であり、まだ当時結成3年のホープとして決勝に立った彼らが、その5年後に再び……というシナリオだけで感動ものだ。 10/24 [大阪] さや香/ドーナツ・ピーナツ/ダブルアート【3回戦全ネタ】 10/24 [大阪] さや香/ドーナツ・ピーナツ/ダブルアート【3回戦全ネタ】 今回発表された中でも、さや香は漫才を観るたびにいろいろなことを試している印象が強かった。石井と新山がボケとツッコミを変えたり、絶叫したりしなかったり。そして忘れもしない昨年の敗者復活では、『からあげ』と絶叫し続けるカオスなネタで翻弄したりもしていて、全く読めない。今年はどんなネタで話題を攫ってくるのかとても楽しみだ。 真空ジェシカ(結成10年・プロダクション人力舎) 破壊力の強いボケを武器に、昨年一気にブレイクのきっかけを掴んだ真空ジェシカ。今年も準決勝での爆発的なウケそのままに、2年連続で決勝へ舞い戻ってきた。 10/31② [東京] ヤーレンズ/すゑひろがりず/真空ジェシカ【3回戦全ネタ】 10/31② [東京] ヤーレンズ/すゑひろがりず/真空ジェシカ【3回戦全ネタ】 昨年の一日市長のネタでも顕著だったが、特に昨今の彼らのボケのフレーズはどんどんピンポイントに刺さるようになっている感さえある。『大喜利の名回答集詰め合わせセット』が狭い隙間を的確に突いてくるというか……。その結果が今回の決勝であり、これがハマれば凄いことになるのではと。発表時はランジャタイ・国崎との友情を感じさせる一幕もあった中で、その実今年は地下ライブでしのぎを削ってきた芸人たちが少なく、ほぼ孤軍奮闘。頑張ってほしい。 キュウ(結成9年・タイタン) 今年の決勝進出者……というより、M-1全体を見ても非常に緩やかな漫才が特徴的なキュウ。会場に刺さるかどうかは当日にならないと分からないキワキワ感はあったが、お客さんの雰囲気が若干重かった準決勝において、最高の形でハマったのは彼らの漫才だったように思う。 10/31② [東京] キュウ/鬼越トマホーク/オズワルド【3回戦全ネタ】 10/31② [東京] キュウ/鬼越トマホーク/オズワルド【3回戦全ネタ】 『ぴろの珍妙なトークを清水が絶叫でツッコむ』という、ざっくり表現すればキュウのスタイルはシンプルではある。ただその題材が常人離れしている(例:ヨーグルト+ゴリラ→ヨーグリラなど)ので、これが決勝でどう評価されるかは見ものだ。今年は特に『動』の漫才が多い中で、めっちゃええやん!な『静』の彼らが会場を沸かす姿に期待大だ。 ウエストランド(結成13年・タイタン) マシンガンのように放たれる井口の毒と皮肉で、2回目の決勝進出を果たしたのはウエストランド。今年は同事務所のキュウと共に臨むこととなり、また最も年齢的に先輩になる立ち位置でのM-1である。 10/30② [東京] ワラバランス/ウエストランド/納言【3回戦全ネタ】 10/30② [東京] ワラバランス/ウエストランド/納言【3回戦全ネタ】 それこそ2019年のぺこぱあたりから『人を傷付けない漫才』が取り沙汰されるようになった中で、彼らのネタは完全に対極に位置している。なおこれらは井口の経験談によるものがほとんどで、だからこそリアルな切れ味で笑いを量産するのだ。昨年は「芸人の一番の目的は復讐」と叫んだ井口、今年はどんな叫びで思いを具現化するのだろうか。 ヨネダ2000(結成2年・吉本興業) 今大会のキャッチコピーが『漫才を塗り替えろ』だとするならば、その方向性に最も近いのは結成僅か3年、久方ぶりの女性コンビとして駒を進めたヨネダ2000だろう。 10/30② [東京] 東京ホテイソン/ヨネダ2000/エバース【3回戦全ネタ】 10/30② [東京] 東京ホテイソン/ヨネダ2000/エバース【3回戦全ネタ】 思えば彼女たちが一気に注目を集めたのは、昨年のM-1の予選動画。無名のダークホースながら、固定概念を崩して『楽しい!』をただ発散し続ける漫才は広く受け入れられ、その追い風と共に今回飛び級的に決勝進出となった。全く予想できない進化系漫才が、審査員にどう映るのかも楽しみだ。カオスなネタを好む立川志らく氏の高得点にも期待したい。 最後に…… 冒頭でも記したように、2022年のM-1決勝進出ラインナップは番狂わせの果てに新顔揃いの賞レースになった。 お笑い好きでない人からすれば「誰?」と思ってしまうかもしれないが、それは芸人の知名度どうこうではなく、M-1がネタの完成度のみを評価した証左だろう。この中からまた新しいスターが何組も誕生する予感にワクワクが止まらない。 ……運命の日は12月18日。一体どんなドラマが待ち受けているのかは不明にしろ、絶対に観るべき一夜になることは間違いない。 関連リンク M-1グランプリ公式サイト M-1グランプリ 公式YouTubeチャンネル M-1グランプリ 公式Twitterアカウント @M1GRANDPRIX M-1グランプリ 公式TikTokアカウント M-1グランプリ 公式Instagramアカウント @m_1grand_prix M-1グランプリ2021 (2枚組)(特典:なし)[DVD] ¥4,228 (2024/11/21 07:58:00時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す M-1グランプリ2020~漫才は止まらない! 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