今敏 アニメ『妄想代理人』の制作記録&解説本『KON’S TONE 「妄想」の産物』刊行!
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アニメーション監督 今敏によるテレビシリーズ『妄想代理人』の企画&製作過程での日常や非日常的事件、映像クリエイターとしての創意などをつづった書籍『KON’S TONE 「妄想」の産物』が、復刊ドットコムより刊行されます。

配送時期は2020年8月下旬予価は2,970円(税込)です。

世界的アニメーション監督 今敏

KON’S TONE 「妄想」の産物
KON’S TONE 「妄想」の産物

世界中で稀有の映像クリエイターとして、アニメーションの枠を超えて、多くの映画作品にも影響を与えた今敏監督。生み出した長編劇場作品は全部で4作。

  • 1997年『PERFECT BLUE』
  • 2002年『千年女優』
  • 2003年『東京ゴッドファーザーズ』
  • 2006年『パプリカ』

テレビシリーズはただ1作。2004年にWOWOWで放送された全13話からなるアニメ『妄想代理人』のみとなります。

アニメ『妄想代理人』のストーリー

KON’S TONE 「妄想」の産物イメージ
KON’S TONE 「妄想」の産物イメージ

突然現れた謎の通り魔少年バット。折れ曲がった金属バットを片手に、目深にかぶったキャップで、ローラーブレードを駆って参上する神出鬼没の存在。

ゆるふわなキャラクター・マロミをデザインした鷺月子が最初に襲われて以来、まるで増殖するかのように出没をかさねることになった少年バットと、それに襲われたり、巻き込まれた人々を巡る、様々なテイストのエピソードでつづられた破格のサイコロジカル・エンターテインメント

  • 原作/総監督=今敏
  • シリーズ構成=水上清資
  • キャラクターデザイン=安藤雅司
  • 色彩設計=橋本賢
  • 撮影監督=須貝克俊
  • 編集=瀬山武司
  • 音響監督=三間雅文
  • 音楽=平沢進
  • アニメーション制作=マッドハウス
  • 製作=「妄想代理人」製作委員会

『妄想代理人』の制作記録&自己解説が1冊に

KON’S TONE 「妄想」の産物イメージ
KON’S TONE 「妄想」の産物イメージ

現在復刊ドットコムから4つの劇場作品の絵コンテ集に加え、漫画家時代の作品である『OPUS』『セラフィム 2億6661万3336の翼(押井守との共著)』、そしてエッセイ集『KON’S TONE 「千年女優」への道』などの書籍が刊行されています。

そして今監督の没後10年となる本年。『妄想代理人』に関する膨大な記録をつづった『KON’S TONE 「妄想」の産物』が発刊されます。本書は、アニメの制作現場の壮絶な舞台裏を書いたエッセイ集『KON’S TONE 「千年女優」への道』の続編ともいえる書籍です。

アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』完成前の時期に、なぜ今監督はテレビシリーズを立ち上げようと思い至ったか。

『妄想代理人』制作から遺作となる『パプリカ』へといたる縁。作品内容・作画演出手法についての自己解説、製作現場のルポルタージュまで。生前からオフィシャルサイト『KON’S TONE』で公開していたテキストが、多くの絵コンテページと共に収録されています。

創作者の内面、アニメーション制作の現場など、ファンというだけでは知りえない貴重な情報、ものの見方が横溢した貴重な一冊です。

著者今敏
出版社復刊ドットコム
判型A5
頁数336 頁
ジャンルエンタメ
配送時期2020年8月下旬
本体価格2,970円(税込(本体価格 2,700 円 + 消費税10%)

(c)2020 KON Satoshi (c)2020 KON’STONE

今敏(こん さとし)のプロフィール

1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。マンガ家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、マンガ家としてデビュー。マンガ作品としては『海帰線』『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石』(以上講談社)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上、徳間書店)がある。

1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。

また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日永眠。享年46歳。

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