AI搭載『HitPaw Video Enhancer』 動画エンハンスソフト 機能解説&レビュー【PR記事】
AI搭載『HitPaw Video Enhancer』 動画エンハンスソフト 機能解説&レビュー【PR記事】

AI搭載『HitPaw Video Enhancer』 動画エンハンスソフト 機能解説&レビュー【PR記事】

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HitPawよりリリースされている動画高画質化ソフト『HitPaw Video Enhancer(ビデオ・エンハンサー)』について解説しています。Windows/Mac両対応のPC用ツールである同ソフトについて、基本機能と特徴、そして実際に動画を高画質化させてみたサンプルを掲載しつつ紹介します。

AI動画高画質化ソフト『HitPaw Video Enhancer』概要

当記事で解説する『HitPaw Video Enhancer』は、注目を集めている分野のひとつであるAIによる動画の高画質化、高解像度化を行う事が出来るPC用ソフトウェアです。

HitPaw Video Enhancer イメージ ※実施には製品パッケージ販売はありません
HitPaw Video Enhancer イメージ
※実施には製品パッケージ販売はありません

HitPawは香港に本社を置く企業で、このVideo Enhancerの他にも動画編集や、動画変換といった各種動画関連ソフトウェアをリリースしています。いわば動画クリエイティブツールの専門企業といった所でしょうか。そんな同社が力をいれている製品が、このAI技術を使った動画の高解像度化ソフト『Video Enhancer』です。

機能概要

『Video Enhancer』の主な機能としては下記の通り。

  • AI機能を搭載した動画の高画質化、高解像度化=エンハンサーソフト
  • 動画の種類によって特化したAIモデルを搭載
    • 高画質汎用モデル:風景・オブジェクト・背景などバランス重視のモデル
    • フェイスモデル:実写映像の人物の顔に重点を置いたモデル
    • アニメ化モデルアニメの高画質化に特化したモデル
    • カラー化モデル:モノクロ動画のカラー動画化に特化したモデル
  • バッチ処理に対応
  • 高画質化に加えてオプション機能も搭載
    • 動画から背景を除去するマジックスカイ機能
    • 動画のグリッチノイズ(歪み、ちらつき、データ損失など)の修正
    • 壊れた動画データや音声データの修正・復元
    • 動画ウォーターマーク(透かしロゴ)除去

動画高画質化だけではなく、手元にある古い動画の補正や最適化、修復といった全般に活躍しそうな機能が搭載されています。

要求スペック

HitPaw Video EnhancerはWindows/Mac両方に対応していますが、それぞれの要求スペックは下記の通り。

  • Windows
    • OS:Windows 11/10 64-bit
    • CPU:Intel i3 第4世代またはAMD Ryzen 3相当以上
    • RAM:8GB以上
    • GPU:NVIDIA GTX 950またはAMD Radeon 460相当以上
  • Mac
    • OS:macOS 10.15 以降
    • CPU:Intel i3 第4世代またはApple M1相当以上
    • RAM:8GB以上
    • GPU:Intel UHD 630またはApple M1相当以上

なお、上記スペックは記事掲載時点のもの。最新の情報と詳細は公式サイトの動作環境ページを確認してください。

ライセンス種別・価格

ソフトウェアの価格=ライセンス料金は下記のとおり。

ライセンス種別 価格(税込) 補足
無料試用版 無料 必要な機能の有無や使い勝手を確認するための試用版
機能には制限あり
サブスクリプション
1か月払い
  • Win:6,600円/月
  • Mac:9,900円/月
年間79,200円相当(Winの場合)。
短期間の利用のみという場合の選択肢でしょうか。
サブスクリプション
1年払い
  • Win:15,400円/年
  • Mac:17,600円/年
年契約。月額換算すると1,500円以下となる事も含め、コストパフォーマンス的にはおすすめ
永久ライセンス
(買い切り)
  • Win:49,500円
  • Mac:53,900円
買い切りで、アップグレードなども永久に保証されるライセンス。
とはいえ、1年払いのサブスクリプションと比べて、4年このソフトを使い続けるか? という点もふくめて考えるべきかと。
  • 各種クレジットカードの他、GooglePay、PayPalに対応したオンライン決済のみ対応
  • サブスクリプションはいつでも解除可能
  • 30日の返金保証あり

買い切りライセンスは約5万円という価格帯ですが、サブスクリプションの年払いなら月額で1,500円前後と思いのほかリーズナブル。ただし。こちらも記事掲載時点の価格ですので詳細は下記公式サイト情報をチェックしてください。

インストール方法

HitPaw Video Enhancerの製品版のインストール方法は下記のとおり。ライセンスを購入する前=試用版のみの利用であれば、下記の【項目2】までで試す事ができます。

  1. 公式サイトから無料試用版インストーラーをダウンロード
  2. ソフトウェアをインストールし起動させる
  3. ソフトウェアから(またはWebサイトから)ユーザーアカウントを作成
  4. ライセンスを購入
  5. ソフトウェアにライセンスコードを登録

【項目5】のライセンスコードの登録はソフトウェアを起動後の右上にあるユーザーアカウントアイコンをクリックし、購入時に登録したユーザーアカウントでログインすればOKです。

HitPawを起動しログインするにはここから
HitPawを起動しログインするにはここから

ライセンス登録前/後に関わらず、起動すると下記のような画面が表示されます。

HitPaw Video Enhancer起動直後の画面
HitPaw Video Enhancer起動直後の画面

左側に『動画高画質化』『AIポートレート背景除去』『ウォーターマーク削除』『マジックスカイ』『動画修復』といった主要機能の選択メニューがあり、右側にはそれぞれの簡単な解説が記載されています。一見してシンプルなユーザーインターフェースです。

機能解説1:ビデオエンハンサーで高解像度化

それでは実際に同ソフトの機能をいくつか実施してみましょう。まずは本ソフトのメイン機能とも言える低解像度動画のエンハンス(高解像度化)から行ってみましょう。サンプルとして、猫を撮影した古い動画を使用して画質アップを実際に試してみたいと思います。

『高画質汎用モデル』を使ったアップコーンバート

動画エンハンス機能はいくつかのAIモデルに分かれている事は前述の『主な機能』で触れましたが、今回は『高画質汎用モデル』を使用したアップコンバートを行います。下記がコンバート前の動画です。

動画編集ソフト レビュー用サンプル動画『猫』 640×480動画(変換前)
UniFab機能解説用動画『猫』 640×480動画(変換前)

YouTubeにアップロードして埋め込んでいますが、このサンプル動画のデータ詳細とダウンロードリンクも掲載しておきます。

[neco-test-movie-original.mp4]
640x480 8Bit AVC/H.264 Main@3 1:1 Progressive 30.00fps 792f 772.15kb/s
AAC 44.10kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 106.51kb/s
ISO Base Media v1
[MP4] 00:00:26.399 (26.399sec) / 2,918,679Bytes

動画をHitPaw Video Enhancerの『動画高画質化』機能に読み込ませると、下記のような画面に切り替わります。

HitPaw Video Enhancerに動画を読み込ませた状態
HitPaw Video Enhancerに動画を読み込ませた状態

この状態で①の箇所で高画質化に用いるAIモデルを選択します。各AIモデルにはさらに設定項目がありますが、今回は『高画質汎用モデル』の中でさらに『高画質』設定を選択しました。また、②の歯車アイコンの箇所をクリックすると、変換後の解像度を選択できますので、今回は4K画質(3840×2160)にアップコンバートしてみます。

元の動画の解像度が640×480なので600%のアップコンバート処理となります。各種設定が終わったら、画面右下の『エクスポート』ボタンをクリックするだけ。難しい部分はほぼありません。完了した動画もYouTubeに掲載してみました。

HitPaw Video Enhancer アップコンバート検証用『猫』動画 4Kへの変換
HitPaw Video Enhancer アップコンバート検証用『猫』動画 4Kへの変換後

※上記の埋め込み動画を見る時は、YouTubeの画質設定で『4K』にするのを忘れずに。

なるほど、印象はそのままながらしっかりと4K解像度にアップコンバートされています。一見して600%の拡大をおこなった動画だとは、中々気づかないのではないでしょうか。さらに細部を静止画でみてみると、猫のしっぽの先や、右側の植物の輪郭がかなりくっきりと処理されているのが分かります。

左が640×480動画の静止画、右が4KにHitPaw Video Enhancerでアップコンバートした動画の静止画
左が640×480動画の静止画、右が4Kにアップコンバートした動画の静止画
(画像をクリック/タップすると拡大します)

背中の毛並みなどは拡大してよく見ると少し違和感も感じます。とはいえ、600%のアップコンバートを自動で処理してくれて、この程度で済んでいるというのは中々すごいのでは? アップコンバートした動画もダウンロードできるようにしておきますので、手元で確認したい方は↓からどうぞ。

『アニメ専用モデル』を使ったアップコーンバート

つづいてエンハンス機能の別モデル、アニメ系作品に特化した『AI アニメモデル』も使ってみましょう。サンプル動画はこちら。

動画編集ソフト機能レビュー用 サンプル動画 アニメ風動画
動画編集ソフト機能レビュー用 サンプル動画 アニメ風動画

このサンプル動画も解像度640×480にし、ビットレートもかなり落したものです。これを『アニメ専用モデル』を使って4Kにアップコンバートしてみたのが下記の動画です。

HitPaw Video Enhancer アップコンバート検証用『アニメ』動画 4Kへの変換
HitPaw Video Enhancer アップコンバート検証用『アニメ』動画 4Kへの変換

※上記の埋め込み動画を見る時は、やはりYouTubeの画質設定で『4K』にするのを忘れずに。

これはひと目見て画質の向上が分かりやすいですね。細部を拡大して見ると曲線や塗りの再現などがまだ甘い所もありますが、とにかく古い動画を高画質にしたいという時には活用できそうです。

よく見ると元動画の表現を完璧に再現できているという訳ではないですね。窓のビスなどは元動画では丸かったものが不思議な形になっていたりと、機械処理的なアラは目立ちます。とはいえ今後のアップデートでより強化・改良されていく部分かもしれません、。

主要機能解説2:動画の背景除去・背景差し替え

続いては、HitPaw Video Enhancerに搭載されているアップコンバート以外の機能も少しだけ触れていきましょう。

AIポートレート背景除去 機能

まずは、動画の自動背景除去機能『AIポートレート背景除去』と、背景の差し替え機能『マジックスカイ』も試してみました。

HitPaw Video Enhancerの『AIポートレート背景除去』機能に動画を読み込ませたところ
HitPaw Video Enhancerの『AIポートレート背景除去』機能に動画を読み込ませたところ

この『AIポートレート背景除去』は人物やオブジェクトなどメインとなるオブジェクトに対して、『背景を自動的に抽出して除去』してくれるという機能。背景は透明化するだけでなく、ブルーバックグリーンバックなどにもできるので、動画の中間素材を作る事もできますね。

設定項目としては

  • 透明性(背景を透過にする)
  • 背景ぼかし(背景にぼかしを設定する。弱・中・強の設定が可能)
  • 背景塗りつぶし(色、または任意の画像背景)

の3種があります。今回は下記の動画を使ってグリーンバックの動画を作成してみました。

動画編集ソフト機能レビュー用 サンプル動画 エリザベスカラーを付けた猫
動画編集ソフト機能レビュー用 サンプル動画 エリザベスカラーを付けた猫

エリザベスカラーを付けられた猫君、可愛いですね。特に細かい設定項目は無いので、動画を読み込ませて『背景塗りつぶし』を選択し、色を緑に指定した結果がこちら。

HitPaw Video Enhancer AIポートレート背景除去機能検証『猫』動画をグリーンバックに
HitPaw Video Enhancer のAIポートレート背景除去機能検証『猫』動画をグリーンバックに

カラーの左右の部分など細部の処理が甘い所もありますが、難しい設定は不要で(出来ないのですが)猫と背景を自動判断してグリーンバックに変換してくれました。猫ミーム動画のような趣味の素材を作るには活躍しそうです。

マジックスカイ 機能

続いては、背景を他の動画や静止画に差し替える事が出来るという『マジックスカイ』を試してみました。

HitPaw Video Enhancerの『マジックスカイ』機能に動画を読み込ませたところ
HitPaw Video Enhancerの『マジックスカイ』機能に動画を読み込ませたところ

こちらもメイン素材と背景を自動的に判断してくれます。やはり細かい設定項目は有りません。差し替える動画/画像は、プリセットとしていくつか搭載されていますが、手元の動画/画像を利用する事ももちろん可能です。

加工前の動画はこちら。

動画編集ソフト機能レビュー用 サンプル動画 気球
動画編集ソフト機能レビュー用 サンプル動画 気球

そして、背景をプリセットの「山と登って来る月の動画」に差し替えたのがこちら。

HitPaw Video Enhancer マジックスカイ機能検証 背景を差し替え
HitPaw Video Enhancer マジックスカイ機能検証 背景を差し替え

気球の輪郭が”ぼかす”ような処理になっているのと、元の動画で飛んでいた”鳥”が背景として除外されてしまっているという点は気になります。とはいえ、細かい設定せずに『気球』をメインオブジェクトとして自動判断して加工してくれています。ちょっとしたプレゼン用動画などには使えるかもしれませんね。

まとめ

HitPaw Video Enhancerはシンプルなユーザーインターフェースながら、機能としては中々パワフルな機能を備えていて、価格相応以上に期待できるものだと感じました。一部日本語の表記(翻訳やフォント)に海外製ソフトウェア特有のクセを感じますが、その点が気にならなければパーソナルユースの動画高画質化ツールとしては十分選択肢となりうるソフトウェアかと。

オプションとなる背景除去や差し替え機能はお手軽度を優先したオマケ機能……といった印象ですが、こちらもAIによる自動処理が進化している事を実感できるものでした。

費用面では年契約サブスクリプションであれば、月額1,500円相当で利用できるという点も考慮すると、コストパフォーマンス的にはかなり優れているソフトウェアではないでしょうか。

なお本ソフトに限った事ではないですが、AIをつかった動画のアップコンバート処理は、相応にマシンパワーを要求するので、その点は予め覚悟しておきましょう。家庭向けのリーズナブルなノートPCだと30分の動画を変換するだけでも途方もない時間(数十時間)を要する事になります。

試用の際などは、当記事の例のように数秒から、長くて30秒位の動画でテストして見る事をおすすめします。

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