バンドガールがDTM女子(?)になるまで。機材、環境の変化……ラジカセ、MTR、DAW headphone-girl 公開:2018年1月15日(7年前) / 更新:2020年8月5日 コメント 0件 クリエイティブDTM作曲音楽 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 皆さんこんにちは。突然ですが『DTM』してますか? DTMはDesk Top Music(デスクトップミュージック)の略、デスクトップパソコンの環境で音楽を制作する事を差します。また、パソコン上の録音や編集、ミッキシングなどを一括して管理する事ができるソフトウェアの事をDAW(Digital Audio Workstation)と言います。 そして昨今の音楽制作は、このDAWを使ったDTMでの作曲というスタイルが主流となっています。 ちなみに私(昭和生まれの♀)も『ableton live 9』というDAWを利用して作曲をしています。バンド活動での作曲、そして現在はテクノトラック制作とDJ……と、長らく音楽に関わってきた訳ですが、そんな私が音楽づくりを始めたのはカセットテープ(!)の頃でした。 そんな訳で、今回は私のこれまでの作曲スタイルを振り返りながら、利用機材や環境をご紹介してみたいと思います。遥かなる時の流れを感じてください(笑)。 記事の索引1 私的 録音&作曲環境の推移1.1 カセットテープレコーダーで録音!1.2 少し本格的に……MTRの導入1.3 ハンディシーケンサーYAMAHA『QY70』も導入!1.4 12トラック環境に!BOSS『BR-1200』1.5 サンプラー導入 『Sequencer ES-1 MK.II』1.6 そしてPC、DTM環境に……1.7 なんやかんやで現在は『ableton live9』2 まとめ 私的 録音&作曲環境の推移 カセットテープレコーダーで録音! 当時、曲作りのきっかけは賞金目当てでした…!! 自作曲のデモテープ(※)を送って、入賞したら賞金がもらえるっていう……送るしかないですよね! ※ココ注目!デモ”テープ”ですよ(笑! カセットテープで録音してました という事で、始めに使った機材はカセットテープレコーダーです。昭和ですね……。 ギターを弾きながら歌って、そのままカセットテープレコーダーに録音する。もちろん一発撮り、うまく弾いて歌えるまでひたすら録る。最初と最後は、ガサッ!ガタガタみたいな音が入ります(笑)。なるべく雑音が入らないようにボタンもそ~と押したり。 ちなみに、そんな感じで応募した曲で賞金が手に入ったかどうかはご想像にお任せします……。 少し本格的に……MTRの導入 そのうち、友人から使わなくなったというMTRをもらいました。 BOSSの4トラックデジタルMTR『BR-532』です。 [amazon] BR-532はこんな機材です 手軽に録音 個別に録音できるし、テープで一発撮りとくらべたら、緊張してプレイしなくてもOK! ドラムパターンも入っていて、ボーカル、ギター、ベース、ドラムである程度バンドっぽい曲作りはこれでOK!しかも『UNDO/REDO』機能もあって、すごい~便利すぎ~(笑)って当時は思ってました。 波形を見て微調整といった事はできないので、クリック音を聞きながらずれないように楽器を弾いて……と、いい練習になりました。 ハンディシーケンサーYAMAHA『QY70』も導入! 続いて導入したのは、YAMAHAのシーケンサー 『QY70』です。 これは友人から借りて使っていたのですが、プリセットパターンも豊富に入っていて組み合わせるだけで、初心者でも簡単にかっこいい曲ができました。 小さい鍵盤もついているのでメロディーパートも自分で作成できるし、小型なので気軽に曲作ろ~って気分になるのが良い所でしたね。MTRと組み合わせて生音だけじゃない作曲環境が整ってきました。 12トラック環境に!BOSS『BR-1200』 4トラックMTRも良かったのですが、3曲くらいで容量いっぱいになるし、もっと色々な音も入れたかったので12トラックのMTRを導入しました。 『BOSSのBR-1200』(BOSS BR-1200 オフィシャルページ) [amazon] BOSS BR-1200 当時のバンドメンバーで共有する事になったのだけど、CDも焼ける(画期的!)し、Vトラックで最大192トラックにもなる!いっぱい音が重ねられる!と嬉しい面もありますが、当然大きいし重い(4.1 kg)!! バンドではバックトラックと同期演奏をしていた為、自転車の前のかごにエフェクターBOX、ハンドルにこのBR-1200が入ったカバンをぶら下げ、入りきらないエフェクターを数個リュック入れて、背中にはギターを背負ってというスタイルでスタジオへ向かっていました。 雨でも降ろうものならさらに大変な事になったりして……いつもふらふらしながら、スタジオへ向かってました(汗)。 サンプラー導入 『Sequencer ES-1 MK.II』 次に追加した機材は、楽器屋で何気なくボタンを”ポチポチ……”と触って気に入ったKorg の『Electribe ES-1 MK.II』です。 [amazon] KORG ELECTRIBE R ES-1 MK2 KORGのELECTRIBEシリーズは今も進化を遂げている、人気機材ですね。 感覚的に押すだけで曲出来るの事に感動! 当時3万円ぐらいでしたが、もう迷わず即購入しました!ボタン押したり、つまみを感覚的に回すだけで、かっこいいパターンが作れて、それをいくつか繋げて一曲に仕上げられるという環境に感動しました。偶然の産物みたいな曲が出来たりして面白かったですね。結構使い倒しました。 ただ、保存メディアが今や見かけない『スマートメディア』だったのですが、このスマートメディアが店頭で手に入らなくなっていったのがつらい所でした。 そしてPC、DTM環境に…… そんな中、まわりの友人、知人はどんどんパソコンを使いだすようになっていきます。私も、増える機材持ち運びに耐え兼ねてノートパソコン中心の環境に移行していく事を決意します。 DTM&DAW環境への移行はやや出遅れていたのですが、前述のMTR&機材一式より全然持ち運びは楽になりました。 ちなみに、始めに使ったDAWは『Logic8』というソフト。 サンプル音源、音色、エフェクターも豊富。そして個人的にディレイとリバーブのかかり具合が特に気に入っていました。なんでもっと早くパソコン&DAWにしなかったんだろ~と感激したのを覚えています。 なんやかんやで現在は『ableton live9』 そして色々ありましたが、現在は『ableton live9』を使用しています。 一人でこそこそテクノトラックを作ってます。 ableton liveはセッションビューとアレンジビューがあるのですが、Logic利用時のクセが抜けなく、画面の似てるアレンジビュー中心で曲作りしてしまいます。 セッションビューはパソコンでライブ演奏したりする人にも使いやすいと思います。 冒頭にも記載しましたが、次のバージョン『ableton live10』の発売も楽しみですね! まとめ 時代の流れと共に曲作りの環境も手段も替え、ジャンルも変わって作曲をし続けてきた私ですが、今思うと面倒な事が多かったですね。(あと自転車での移動は本当重かったし、ツラかった……。) PC&DAW環境で作曲して、CDやUSBに保存してスタジオで聞いたり、コンパクトなセッティングで移動したりも可能になってきて、良い時代になったなと思います。 『soner』の開発終了、『ableton live10』の発表、Nintendo Switchで『korg gadget』発売などDAW関連ニュースも賑やかな昨今。『Korg Gadget』のモバイルアプリも安くて高性能なので、PC DTM環境に遜色ないトラックが作れます。 通勤時間にスマートフォン&イヤホンでの作曲で名曲ができちゃう可能性があるってすごい時代になったと思います♪ DTM……と聞くと、難しい!とか面倒そう……と感じる方も居るかもしれませんが、是非気軽な新たな趣味として。手軽な環境でも良いので作曲をする人たちが増えて欲しいと思います!