文字起こしアプリ&サービス比較 精度や機能、料金、特徴ご紹介

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インタビュー記事や議事録作成に必要な文字起こしは、専用のアプリやサービスを使うとスムーズです。効率良く行えて負担をグッと減らせて、インタビューや会議の議事録作成など、今やビジネスに必須の機能といえるでしょう。

そこで当記事では文字起こしサービスを探している方のために、スマートフォンにも対応したおすすめアプリ/サービスをご紹介。無料プランの有無や費用、基本機能の比較などを実際に使ってみてレビューいたします。

『文字起こし』アプリ&サービスの機能比較と費用

インタビュー記事や会議の議事録作成に役立つスマートフォン対応の文字起こしアプリとサービスを4種類、プランや機能などを比較、解説しています。

  • Notta (ノッタ) アプリ
  • Rimo Voice (リモ・ボイス) ※Webサービス
  • Texter (テキスター)
  • Group Transcribe (グループ・トランスクライブ)

紹介する上記4アプリ/サービスについて、まずは下記表に機能や特徴をまとめてみました。

アプリ名
/おすすめ度
無料
プラン
有料
プラン
日本語
対応
多言
語対応
精度 特徴

Notta
(ノッタ)

★★★★☆
(4.5)


(120分無料)
  • $8.25
    (約1,113円)/月~

(104言
語)
精度が高く
多言語対応

Rimo Voice
(リモ・ボイス)

★★★★
(4.0)


(個人プランは音声60分までの無料トライアル)

  • 個人:20円/30秒~
  • 法人:2.5万円/月~
× 日本語特化
AIにより精
度が高い

Texter
(テキスター)

★★★
(3.0)


(リアルタ
イム文字起
こし1分など
が可能)
  • 1,000円/月~

(3つの翻
訳サービスを使用、57言語)
画像の文
字起こしも可能。
最安値の有料プランがある

Group
Transcribe
(グループ・トランスクライブ)

★★★☆
(3.5)


(無料のみ)
なし
(80以上
の国と地域で使用されている言語をサポート)
リアルタイムでの文字起こしのみ対応
完全無料

それぞれ、有料プランの金額以外、機能や文字起こしの精度、多言語対応・非対応といった違いがあります。

文字起こしレビューに使うサンプルテキスト

各アプリ/サービスの文字起こしの精度を確認するため、下記のサンプルを用意しました。

サンプル音声1(リアルタイム録音用)

リアルタイム録音では下記のテキストを、筆者が直接読み上げてアプリ/サービスで文字起こしをしました。

この文章はサンプルです。文字起こしアプリの動作確認のために作成しました。

文字起こしはインタビュー記事や座談会、会議の議事録などを作る際に必要な作業。
アプリなしでもできる作業ですが、文字起こしは不慣れな方が行うと想像以上に時間がかかります。30分の音源を文字に起こそうとすると、実際の作業時間は音源の3倍、4倍も掛かることがあるのです。

そんな時間と手間のかかる文字起こしですが、専用のアプリを使うことで負担を大幅に軽減することが可能。巻き戻す・集中して聞き直すという作業から解放され、他の大事な業務に専念できます。

実際にはリアルタイムで筆者が読み上げていますが、例として音声データをアップロードしておきます。

サンプル音声1(リアルタイム録音用)の再生

サンプル音声2(音源読み込み用)

音源(音声データ)読み込みでのテストは、下記テキストを読み上げたデータを事前に作成し、各アプリ/サービスに読み込ませて文字起こしをしました。

文字起こしアプリが音声ファイルを取り込むと、どのくらいの精度になるのか。テストのための文章です。

文字起こしはリアルタイムでの録音だけでなく、すでに用意されている音源から起こす必要もあります。音源がある際、文字起こしアプリを使えば、文字起こしが自動にできて負担をグッと軽減。

インタビュー記事の執筆や議事録のまとめをスムーズに行えます。

そして下が実際に読み込ませる時に使用した録音データです。

サンプル音声2(音源読み込み用)

Notta (ノッタ)

Nottaは中国広東省深圳市に本社を構える、Langogo Technology Co., LTD.が手掛ける文字起こしアプリです。

日本語に加え、英語を始めとした104言語にも対応。1時間の音声データをおよそ5分で文字起こししてくれるため、インタビュー記事や議事録作成を効率良く行えます。

また、ボイスレコーダーのように音声を録音しつつの文字起こしが可能。もちろん既存の録音データを『インポート』し、文字に起こすこともできます。さらに、『Web会議の文字起こし』を選びZoomなどの招待URLを貼り付ければ、Web会議の文字起こしもできます。

リアルタイム文字起こし機能が充実しているNotta
リアルタイム文字起こし機能も充実しているNotta

なお、無料プランでは音声での文字起こしは最大3分までとなっています。

主な機能
  • マイクでの収録のみ
  • 電話と通話は非対応
  • 『Notta Bot』によりZoomやMicrosoft Teamsなどオンラインミーティングでの文字起こしに対応
  • 音源読み込みによる文字起こしも可能
無料プランの利用範囲
  • 1回につき3分までのリアルタイム文字起こし
  • 5分の音声と動画ファイルの文字起こし
  • 3個までの単語登録
  • 編集機能(タグ付け機能と画像挿入)
  • 確認機能(検索機能とフォルダー機能)
  • エクスポートと共有(文字起こしでデータの共有・テキストドライブ・Notionに転送)
有料プランの価格と詳細

有料プランは全機能が利用可能。価格以外の詳細は別途記載。

  • プレミアム(個人)
    • 一括年払い:$8.25(約1,113円)/月
    • 月払い:$13.99(約1,888円)/月
  • チーム
    • 一括年払い:$18(約2,429円)/1ユーザー/月
    • 月払いは$30(約4,049円)/1ユーザー/月(チームは1度の購入で2ユーザー分。それ以上の購入も可能)
日本語対応/多言語対応
  • 日本語対応〇
  • 多言語対応〇(104言語)
精度 〇 (かなり高い)

Nottaの各プランの詳細

プラン名 無料 プレミアム チーム
特徴 120分まで無料で使える 文字起こしが十分に行える
各機能が使える
複数人向け メンバーの追加や削除が可能
メンバー内で記録が共有できる
価格 無料
  • 一括年払い:$8.25
    (約1,113円)/月
  • 月払い:$13.99(約1,888円)/月
  • 一括年払い:$18
    (約2,429円)/1ユーザー/月
  • 月払いは$30(約4,049円)/1ユーザー/月

※チームプランは1度の購入で2ユーザー分以上の購入となる。

文字起こし
時間
なし 1,800分(30時間)/月

1,800分(30時間)
×ユーザー分/月
リアルタイム
文字起こし
1回につき3分まで 時間制限なし 時間制限なし
多言語
対応
Notta Bot 3分の時間制限 時間制限なし 時間制限なし
音声
対応
形式
なし wav、mp3、m4a、caf、aiff wav、mp3、m4a、caf、aiff
動画
対応
形式
なし avi、rmvb、flv、mp4、mov、wmv YouTubeリンク avi、rmvb、flv、mp4、mov、wmv YouTubeリンク
編集
機能
タグ付け機能と
画像の挿入のみ
全機能利用可能 全機能利用可能
確認
機能
検索機能と
フォルダー機能のみ
全機能利用可能 全機能利用可能

Notta 機能解説

基本画面

Nottaの画面は非常にシンプルで、直観的な操作が可能です。

画面下にある『+』ボタンをタップして操作を進めることで、録音が開始されます。

Nottaの画面
Nottaの画面

文字起こし画面

Nottaの画面は非常にシンプルで、直観的な操作が可能です。

画面下にある「+」ボタンをタップして操作を進めることで、録音が開始されます。

Nottaの画面
Nottaの画面

サンプル音声1(リアルタイム録音用)でテスト

実際に使ってみると文字起こしの精度はかなり高く、読み上げたサンプル文章をしっかりと文字起こししてくれました。

息を吸うタイミングで読点を自動に入力してくれるところや、文章をある程度の箇所で区切ってくれるのが便利です。

この文章はサンプルです。文字起こしアプリの動作確認のために作成しました。

文字起こしはインタビュー記事や座談会、会議の議事録などを作る際に必要な作業。
アプリなしでもできる作業ですが、文字起こしは不慣れな方が行うと想像以上に時間がかかります。30分の音源を文字に起こそうとすると、実際の作業時間は音源の3倍、4倍も掛かることがあるのです。

そんな時間と手間のかかる文字起こしですが、専用のアプリを使うことで負担を大幅に軽減することが可能。巻き戻す・集中して聞き直すという作業から解放され、他の大事な業務に専念できます。

Nottaでサンプル音声1(リアルタイム録音用)を元に、文字起こしした結果
Nottaでサンプル音声1(リアルタイム録音用)を元に、文字起こしした結果

サンプル音声2(音源読み込み用)でテスト

音源の取り込みもかんたんに行えました。

音源を取り込んだ際の文字起こしの精度も高く、しっかりと文字起こしされていました。

文字起こしアプリが音声ファイルを取り込むと、どのくらいの精度になるのか。テストのための文章です。

文字起こしはリアルタイムでの録音だけでなく、すでに用意されている音源から起こす必要もあります。音源がある際、文字起こしアプリを使えば、文字起こしが自動にできて負担をグッと軽減。

インタビュー記事の執筆や議事録のまとめをスムーズに行えます。

Nottaでサンプル音声2(音源読み込み用)を元に、文字起こしした結果
Nottaでサンプル音声2(音源読み込み用)を元に、文字起こしした結果

総合評価/Nottaはこんな人におすすめ

良い点
  •  文字起こしの精度が高い
  • 対応言語の範囲が広い
  • 音声の録音・再生が可能
  • 文字起こしの確認がしやすい
  • 費用は月払いでも比較的リーズナブル
残念な点
  • 強いて言えば句読点の位置の調整や、単語を漢字/カナにするという作業が別途必要なくらい
Nottaは
こんな人におすすめ
  • 月に1800分(30時間)の範囲内で文字起こしをする
  • 翻訳機能も必要という場合
  • 多少コストをかけても精度が高いアプリを使いたい人
総合評価 ★★★★☆(4.5)
アプリ Notta のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)
Android版アプリをダウンロード
Notta Android版アプリ

Rimo Voice(リモ・ボイス)

Rimo Voiceは日本発の文字起こしサービス。東京都渋谷区にあるRimo合同会社が手掛けています。

日本語に特化したAIを用いることで、精度の高い文字起こしを実現。1時間の音声データであれば、およそ5分で文字起こしが完了します。

なお、このRimo Voiceはインストールするタイプのアプリではなく、Webサイトへブラウザでアクセスして利用するタイプのサービスで、音源の読み込みや音声を録音もすべてWebサイトから実行できます。

Rimo VoiceをスマートフォンWebブラウザで表示
Rimo VoiceをスマートフォンWebブラウザで表示

オプションにより、人手による修正や要約文の作成にも対応。他にも便利な機能が搭載された、使い勝手の良い文字起こしサービスです。

主な機能
  • マイクでの収録のみ
  • 電話と通話は非対応
  • 音源読み込みによる文字起こしも可能
無料プランの
利用範囲
  • 個人利用のみ音声60間分のトライアル
有料プランの価格と詳細

価格以外の詳細は別途記載

  • 個人(従量制):
    • 音声は20円/30秒
    • 動画は30円/30秒
  • 法人(定額制)
    • ライト:2.5万円/月(年額)、3万円/月(月額)
    • スタンダード:6万円/月(年額)、7.2万円/月(月額)
    • プレミアム:17.5万円/月(年額)、21万円/月(月額)
    • エンタープライズ:168.5万円/月(年額)、202万円(月額)

法人は初期費用として月額1カ月分が必要。オプションもあり

日本語対応/多言語対応
  • 日本語対応〇
  • 多言語対応×
精度 ◎(高精度)

Rimo Voice 各プランの詳細

プラン名 個人 法人
ライト スタンダード プレミアム エンタープライズ
特徴 60分まで無料で使える ライセンス数
1~10
ライセンス数
11~31
ライセンス数
32~100
ライセンス数
101~1000
価格

従量制

  • 音声は20円/30秒
  • 動画は30円/30秒)
  • 2.5万円/月(年額)
  • 3万円/月(月額)
  • 6万円/月(年額)
  • 7.2万円/月(月額)
  • 17.5万円/月(年額)
  • 21万円/月(月額)
  • 168.5万円/月(年額)
  • 202万円(月額)
文字起こし
時間
※1
なし 15時間/月 46.5時間/月 150時間/月 1,500時間/月
ストレージ
※2
100GB 100GB 100GB 100GB 1,100GB
  • ※1:利用時間を超過した場合、30秒/22円で文字起こし可能。事前に10時間/2万円の購入も可
  • ※2:ストレージは100GBを1,000円/月で追加可能

Rimo Voice 機能解説

Rimo Voiceの画面はシンプルで見やすいのが特徴。画面右下にある『+』のボタンをタップし、操作を行います。

Rimo Voiceのメイン画面
Rimo Voiceのメイン画面
文字をタッチすると、該当部分の音声が再生される。

また文字に起こされた文章をタッチすると、該当箇所の音源が再生されるという機能も便利。タッチした箇所と音源はリンクし、文字にハイライトが付いて見やすくなるため、確認がとてもしやすく感じました。

サンプル音声1(リアルタイム録音用)でテスト

実際に音声を録音しながら文字起こしを行ってみると、日本語に特化したAIだけあってかなりの精度の高さを誇っていました。

読点が息を吸うタイミングで自動挿入されている以外の修正箇所は、ほぼありません。

この文章はサンプルです。文字起こしアプリの動作確認のために作成しました。

文字起こしはインタビュー記事や座談会、会議の議事録などを作る際に必要な作業。
アプリなしでもできる作業ですが、文字起こしは不慣れな方が行うと想像以上に時間がかかります。30分の音源を文字に起こそうとすると、実際の作業時間は音源の3倍、4倍も掛かることがあるのです。

そんな時間と手間のかかる文字起こしですが、専用のアプリを使うことで負担を大幅に軽減することが可能。巻き戻す・集中して聞き直すという作業から解放され、他の大事な業務に専念できます。

Rimo Voiceでサンプル音声1(リアルタイム録音用)を元に、文字起こしした結果
Rimo Voiceでサンプル音声1(リアルタイム録音用)を元に、文字起こしした結果

サンプル音声2(音源読み込み用)でテスト

こちらは音声データをよみこませた結果

Rimo Voiceは文字に起こされた文章をタッチすると、該当箇所の音源が再生されます。

タッチした箇所と音源はリンクし、文字にハイライトが付いてより見やすくなるため、確認がとてもしやすいです。

文字起こしアプリが音声ファイルを取り込むと、どのくらいの精度になるのか。テストのための文章です。

文字起こしはリアルタイムでの録音だけでなく、すでに用意されている音源から起こす必要もあります。音源がある際、文字起こしアプリを使えば、文字起こしが自動にできて負担をグッと軽減。

インタビュー記事の執筆や議事録のまとめをスムーズに行えます。

Rimo Voiceでサンプル音声2(音源読み込み用)を元に、文字起こしした結果
Rimo Voiceでサンプル音声2(音源読み込み用)を元に、文字起こしした結果

総合評価/Rimo Voiceはこんな人におすすめ

良い点
  • 日本製サービス、日本語に特化したAIだけあって文字起こしの精度が非常に高い
  • 法人なら定額プランがある
  • 音源と文字起こしされた文章がリンクされることで確認がしやすい
  • 音声の録音・再生が可能
残念な点
  • 料金は高め 予算に余裕がある案件や企業であれば
  • 専用アプリは無い
Rimo Voiceは
こんな人に
おすすめ
  • 費用をかけてでも精度の高い文字起こしアプリが使いたい人
  • 個人利用で短時間の音源の文字起こしをする場合
  • チームで使える文字起こしアプリを探している場合
総合評価 ★★★★(4)
アプリ Rimo Voice のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)

Texter(テキスター)

Texterは最新のAI音声認識により、効率良く文字起こしを行えるのがTexter(テキスター)。iOS専用の文字起こしアプリです。

※なお、Google PlayStoreには同名のアプリが存在しますが、開発元や機能が異なるチャットアプリのようです。

音声や動画データでの文字起こしに加えて、画像データからの文字起こしにも対応しているのが特徴です。

カメラ、画像ファイル(PDF含む)、ビデオなどからも文字起こしができる
カメラ、画像ファイル(PDF含む)、ビデオなどからも文字起こしができる

また多言語対応もしており、下記3つの外部サービスを利用することで、57の言語の翻訳も可能です。

  • DeepL
  • Google
  • Google Offline
主な機能
  • マイクでの収録のみ
  • 電話と通話は非対応
  • 音声だけでなく動画や画像の文字起こしも可能
  • 音源読み込みによる文字起こしも可能
無料プランの利用範囲
  • リアルタイム文字起こし1分まで
  • 録音した音声や動画での文字起こしが短時間対応
  • 画像文字起こしが1日3回まで
有料プランの価格と詳細

価格以外の詳細は別途記載。

  • Premium M 1,000円/月(1週間お試し付き)
  • Premium M+ 3,000円/月
  • Premium Y 6,000円/年
    (2022年7月地点で50%オフ)
日本語対応/多言語対応
  • 日本語対応〇
  • 多言語対応〇(3つの翻訳サービスを使用、57言語)
精度 △(低くはないが時折違う文字で起こされることも)

Texterの各プランの詳細

プラン名 無料 Premium M Premium M Premium Y
特徴
  • 広告あり
  • 広告なし
  • リアルタイム翻訳
  • 広告なし
  • リアルタイム翻訳
  • 広告なし
  • リアルタイム翻訳
価格 無料

1,000円/月(1週間のお試し付き)

3,000円/月

6,000円/年

文字起こし
時間
短時間
  • 制限なし
  • 制限なし
  • 制限なし
リアルタイム
文字起こし
1分
  • 制限なし
  • 高性能モード(※)3時間
  • 制限なし
  • 高性能モード(※)10時間
  • 制限なし
  • 高性能モード(※)10時間/月
録音データの文字起こし 短時間
  • 3時間
  • 10時間
  • 5時間/月
  • ※高性能モードは句読点や疑問符、改行などが自動で適用されるなど、通常モードより優位性があるモード

Texter 機能解説

文字起こし画面

スッキリとした画面のTexter(テキスター)は、真ん中にあるマイクのアイコンをタップすることで、音声録音と文字起こしが始まります。

録音と文字起こしはいきなり始まるため、最初は戸惑うかもしれません。

Texter メイン画面
Texter メイン画面

サンプル音声1(リアルタイム録音用)でテスト

Texter(テキスター)の文字起こしの精度は、サンプル音声では問題ありませんでした。

ただ、試しに他の文章を文字起こしした際は間違っている箇所が稀に見受けられました。文字起こしの精度が低いとは言い切れないものの、話し手の滑舌や録音環境によって正確さが若干左右されるかもしれません。

なお、当記事でご紹介した他のアプリと異なり、句読点は無料プランでは自動で付きません。(句読点や疑問符が自動で付くのは有料の高性能モード)

通常モードだと、画像例のようにひと固まりになって文字が起こされるため扱いづらいのが難点です。

この文章はサンプルです。文字起こしアプリの動作確認のために作成しました。

文字起こしはインタビュー記事や座談会、会議の議事録などを作る際に必要な作業。
アプリなしでもできる作業ですが、文字起こしは不慣れな方が行うと想像以上に時間がかかります。30分の音源を文字に起こそうとすると、実際の作業時間は音源の3倍、4倍も掛かることがあるのです。

そんな時間と手間のかかる文字起こしですが、専用のアプリを使うことで負担を大幅に軽減することが可能。巻き戻す・集中して聞き直すという作業から解放され、他の大事な業務に専念できます。

Texterでサンプル音声1(リアルタイム録音用)を元に、文字起こしした結果
Texterでサンプル音声1(リアルタイム録音用)を元に、文字起こしした結果

サンプル音声2(音源読み込み用)でテスト

取り込んだ音源の文字起こし精度は上々でした。

録音と同様、無料プランでは句読点や改行が自動では付かないため、自身で調整する必要はあります。

文字起こしアプリが音声ファイルを取り込むと、どのくらいの精度になるのか。テストのための文章です。

文字起こしはリアルタイムでの録音だけでなく、すでに用意されている音源から起こす必要もあります。音源がある際、文字起こしアプリを使えば、文字起こしが自動にできて負担をグッと軽減。

インタビュー記事の執筆や議事録のまとめをスムーズに行えます。

Texterでサンプル音声2(音源読み込み用)を元に、文字起こしした結果
Texterでサンプル音声2(音源読み込み用)を元に、文字起こしした結果

総合評価/Texterはこんな人におすすめ

良い点
  • 1,000円/月の有料プランは他アプリ/サービスと比べてリーズナブル
残念な点
  • 『精度が低い』とまでは言わないが、当記事で比較した他のアプリと比べるとやや劣る
  • 通常のモードだと句読点や段落分けを自らで行う必要がある
  • 有料プランで利用できる高性能モードも利用可能時間が短い
Rimo Voiceは
こんな人に
おすすめ
  • 価格を少しでもリーズナブルに抑えたい人
  • 文字起こしを利用する頻度が少ないが、アプリを用意しておきたい場合
  • 多言語に対応し、文字起こしをする時間も短い場合
総合評価 ★★★(3)
アプリ Texter のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)
iOS版アプリをダウンロード
Texter iOS版アプリ

Group Transcribe(グループ・トランスクライブ)

Group Transcribeは、Microsoft Garage(※)が手掛けるiOS専用の文字起こしアプリ。
音源の取り込みはできないものの、リアルタイムでの文字起こしに対応しています。

※Microsoftの従業員が新たなアイディアを検討できるよう、2009年にスタートしたプロジェクト。開発しているテストアプリを公開し、一般ユーザーでも利用できる。

Microsoft Garageは、文字起こしとともに同時翻訳もできるため、言語が異なる方との対話/対談にリアルタイムで使う……なんて利用方法も可能にします。

また、当記事で紹介した他のアプリ/サービスとは異なり、有料プラン自体がありません。全機能が無料で使えます。

他のアプリ以上に
シンプルな画面
他のアプリ以上に
シンプルな画面

Group Transcribeは他のアプリ以上にシンプルな画面で文字起こしのみに特化したアプリです。画面右下の『開始』のアイコンをタップするだけで文字起こしがスタートします。

主な機能
  • リアルタイムでの文字起こし専用
  • マイクでの収録のみ可能
  • 電話・通話は非対応
無料プランの利用範囲
  • 全機能が無料で使える
有料プランの価格と詳細
  • 有料プランなし
日本語対応/多言語対応
  • 日本語対応〇
  • 多言語対応〇
精度 〇(かなり高い)

Group Transcribe 機能解説

サンプル音声1(リアルタイム録音用)でテスト

Group Transcribeの文字起こしは、サンプル音声ではミスはありませんでした。精度が高いです。

改行も適宜自動で行ってくれるため、文字起こしされた文章が非常に読みやすいです。

ただし、Group Transcribeは他の文字起こしアプリと異なり、リアルタイム翻訳の音声は録音されません。インタビューや議事録などで利用する際には後で再確認ができなくなってしまいます。

別の録音機器を用意するか、短い会話やコミュニケーションツールとして割り切って使う必要がありそうです。

この文章はサンプルです。文字起こしアプリの動作確認のために作成しました。

文字起こしはインタビュー記事や座談会、会議の議事録などを作る際に必要な作業。
アプリなしでもできる作業ですが、文字起こしは不慣れな方が行うと想像以上に時間がかかります。30分の音源を文字に起こそうとすると、実際の作業時間は音源の3倍、4倍も掛かることがあるのです。

そんな時間と手間のかかる文字起こしですが、専用のアプリを使うことで負担を大幅に軽減することが可能。巻き戻す・集中して聞き直すという作業から解放され、他の大事な業務に専念できます。

総合評価/Group Transcribeはこんな人におすすめ

良い点
  • 無料で利用できる(そもそも有料プランがない)
  • 精度もかなり高い
残念な点
  • 音声の録音はされない
  • 音声データの読み込みもでき無い
Rimo Voiceは
こんな人に
おすすめ
  • 別途ボイスレコーダーや録音設備がある中で、文字起こし機能だけが必要な場合
  • 音源の読み込みが必要ない
    (リアルタイムでの文字起こしが行えればOK)という場合
総合評価 ★★★☆(3.5)
アプリ Group Transcribe のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)
iOS版アプリをダウンロード
Group Transcribe
iOS版アプリ

まとめ

当記事ではスマートフォンで使える文字起こしアプリ/サービスを4種比較し、費用や機能とともに実際に使った感想をご紹介しました。

文字起こしアプリを導入することで、手間と負担のかかる面倒な文字起こし作業もあっという間に終わらせられます。現在の文字起こしアプリは精度が高く、インタビュー記事や議事録作成などが必要な時など、ビジネスシーンで十分活躍するクオリティがあります。

どのアプリも、無料でのお試し利用が可能です。気になる文字起こしアプリがあれば実際に使用し、その便利さを体験してみてください。

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