KOORUI『E1511A』レビュー 1万円以下で買える15.6インチモバイルモニター PC・スマホ・Switch対応 【製品提供記事】

評価:3.5 

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当記事では、KOORUI(クールイ)より、15.6インチのモバイルモニター『E1511A』をご提供いただきましたので、実際にさまざまなデバイスで使用したうえで、スペックや使い勝手をレビューとしてご紹介します。

フルHD(1920×1080)対応の15.6インチIPSパネルを採用し、USB Type-C 1本で映像出力と給電を同時に行える手軽さが特徴のモデルです。在宅ワーク・出張・Nintendo Switch 2など、持ち運んで使う「2枚目のモニター」として実際のところどうなのか。PC、スマートフォンとそれぞれ接続してレビューをしてみました。

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KOORUI『E1511A』 15.6インチモバイルモニター レビュー

今回ご提供いただいたモバイルモニターE1511Aは『KOORUI』という中国のディスプレイブランドが2025年9月に日本国内で販売開始した製品。

KOORUI モバイルモニター 15.6インチ 
FHD(1920x1080) Fast IPSパネル
KOORUI『E1511A』
KOORUI モバイルモニター 15.6インチ
FHD(1920×1080) Fast IPSパネル
KOORUI E1511A

2021年5月に設立されたという比較的新しいブランドですが、親会社はHKC(惠科股份有限公司 / HKC Corporation)という中国半導体ディスプレイ分野の大手メーカー。現在は日本語公式WEBサイトや、Xアカウントも運用していて、サポートも問題なさそうです。

KOORUI ロゴ

本記事で紹介する『E1511A』は、15.6インチのモバイルモニター。PCやスマートフォン、Switchなどと接続して、作業画面の拡張やゲームプレイをより大きい画面で楽しみたいという時に選択肢となる製品でしょうか。

Amazonでの実売価格は平時で10,600円。かつ頻繁にセールを実施していて8,400円~8,900円台で購入できるときもありますので、「とにかく安いモバイルモニターを!」というニーズに向いた製品かと思います。

Keepaでの価格推移、月に数度セール価格となるようだ
Keepaでの価格推移、月に数度セール価格となる

この記事の要約 E1511Aの特徴

詳細レビューは長くなりますので、まず本製品の特徴と、この記事で伝えたい要点をまずリストアップしておきましょう。

  • ケース本体のデザインは〇。ボタンデザインやケースはチープさを感じない
  • 第一印象は、ちょっと重いかも(1.3kg)
  • バッテリー非搭載、ステレオスピーカー搭載
  • コントラストは全体にやや淡い印象の表現
  • USB Type-Cで映像出力できる端末ならケーブル1本で外部モニタ化
  • モバイルバッテリー給電+HDMI接続で取り回しがしやすい
  • コスパは最高! 価格優先でモバイルモニターを探している人なら有力な検討候補

E1511A 主要スペック一覧

なお、製品本体の表記によると型番は『MB15B5F』となっていました。製品コードとしては『E1511A』と記載されていますが、プレスリリースなどをみると『KR-E1511A』と表記してある場合もありましたが、当記事では便宜上E1511Aに統一してご紹介しています。

型番MB15B5F
製品コードE1511A
(KR-E1511A)
画面サイズ15.6インチ
解像度1920 × 1080(FHD)
ドットピッチ0.17925mm(編集部推測値)
パネルタイプFast IPS
画面タッチ非対応
リフレッシュレート60Hz
応答速度14ms
輝度250〜280cd/m²
色深度1670万色
コントラスト比2000:1
色域45% NTSC
アスペクト比16:9
視野角178°(水平・垂直)
USB-C
コネクタ
× 2(USB 3.1 / PD対応 / 映像出力対応)
最大 1920×1080@60Hz
給電 5V〜20V(最大45W)
HDMI
コネクタ
HDMI 1.4 × 1
(映像のみ)
オーディオ3.5mmイヤホンジャック
内蔵スピーカーあり(1W × 2)
OSDメニュー明るさ・コントラスト・色温度・OD・HDR・タイムオフ・リセット
ブルーライト低減あり(防眩加工)
本体寸法353.80mm(W)× 221.81mm(H)× 16mm(D)
重量本体重量:1.1kg
梱包重量:1.3kg
定格電流3A
定格電圧DC 5V〜20V
定格消費電力Max 60W
付属品保護カバー(スタンド兼用・本体と接着済)
HDMI 1.4フル⇔フル ケーブル × 1
USB Type-C ⇔ Type-C ケーブル × 1
取扱説明書 × 1
VESA非対応
保証本体1年間 / 付属品3年間
日本語サポートあり(HKC JAPAN)
その他付属ケースは固定式(取り外し不可)

ざっとスペックを見た範囲だと、給電・データ転送両用のUSB Type-Cコネクタが2つと、HDMIコネクタが1つとなっていて、解像度はFHD対応。ただ60Hz・14msという部分をみるとゲームプレイに使えない事はないですが、FPSなどの高リフレッシュレートが問われる場面では少々厳しそうです。

またバッテリーも非搭載、Bluetoothなど無線接続にも対応していないため、前述のUSB-CまたはHDMIによる電源供給と、ケーブル接続での利用が前提となる製品だという点もあらかじめ認識しておきましょう。

モバイルモニター・ポータブルモニターとは?

レビューに入る前に、簡単にモバイル(ポータブル)モニターの定義を確認しておきます。

デスクトップ向けのいわゆる『据え置きデスクモニター』と違い、文字通り携帯=モバイルできる持ち運びを前提に作られた薄型・軽量のディスプレイ。

ノートPCのサブ画面として使ったり、出張先のホテルで作業画面を広げたり、Nintendo Switchを大画面でプレイしたりと、幅広い場面をカバー。ラップトップPCを持ち運ぶよりも軽く、タブレットを購入するよりも安く……といったシーンで活躍します。もちろんタブレットのセカンドモニタとしても使えます。

すでに画面のある端末の拡張=セカンドモニタとして活躍するモバイルモニター
すでに画面のある端末の拡張=セカンドモニタとして活躍するモバイルモニター
画像 『E1511A』製品ページより

開封、付属品チェック

では、つづいてパッケージを開封していきましょう。

外箱と緩衝材はかなりコンパクト化がはかられている印象。本体は保護ケースケースに入った状態で梱包されています。

商品自体のレビューとは関係ありませんが、実は到着した箱の一部に何かの角にぶつかったような跡がありました。

受け取った時点で指摘出来ればよかったのですが、開封した段階で気づきました。穴は外箱から中の袋まで届いており、心配しましたが……本体にケースが装着されている事もあって、液晶画面は無事でした。

配達業者は安定の佐〇急便さん。今回は問題ありませんでしたが、箱に明らかなダメージがある時は、開封前の段階から写真を撮っておくとトラブルの時に役立ちます!

話はもどって、本体をチェックしていきましょう。

KOORUI『E1511A』本体 ケースが装着された状態で梱包されている
KOORUI『E1511A』本体 画面はノングレア
ケースが装着された状態で梱包されているので綺麗な状態だった

本体表面はサラサラとした硬質の処理になっていて、細かい傷や指紋は付きにくい。ボタン類、コネクタ類などもふくめて、高品質オーディオ機器のような高級感を感じる質感は好印象です。

製品に同梱されているのは以下のとおり。

  • 保護カバー(スタンド兼用、本体に装着済み、着脱不能)
  • USB-Cケーブル ×1
  • HDMIケーブル ×1
  • ユーザーマニュアル(日本語表記あり)
KOORUI E1511A 同梱品 
USB-Cケーブル ×1、HDMIケーブル ×1、ユーザーマニュアル
KOORUI E1511A 同梱品
USB-Cケーブル ×1、HDMIケーブル ×1、ユーザーマニュアル

本体各部、ボタンとコネクタ類

液晶面に向かって右側面の手前に、『電源/BACKボタン』『+/-ボタン』『MENUボタン』および、『イヤホンジャック(ミニピン)』が。

KOORUI E1511A  ボタン類
右側面のボタン類
写真だとボタンの印字が逆さまに思えるが、画面に対して側面をのぞき込む場合この方向の方が視認しやすい

同じく左側面の手前に『USB Type-C』コネクタが2つと、『HDMI(フル)』コネクタが1つあります。

KOORUI E1511A  コネクタ類
左側面のコネクタ類

手前側には、二つの穴が。ここがスピーカーだと思われます。スペック上は1W×2 デュアルスピーカーとの事。

KOORUI E1511A  手前側にあるのはスピーカーの穴と、スタンド時のすべり止め
手前側にあるのはスピーカーの穴と、スタンド時のすべり止め

背面にも穴が2つありますが、VESA穴でしょうか? スペックにはVESA対応については記載がありませんが、保護ケースは残りの2つの穴に固定されているのかもしれません。この点はメーカー確認中ですので、回答がありしだい記事を更新いたします。

本体背面 この穴は……?

メーカーより回答ありました。

モニター背面の 2 つの穴は VESA 規格のネジ穴です。金型設計時にはユーザーのニーズを考慮しておりましたが、後付けのレザーケースが固定式となったため、VESA マウントアームを使用する場合、ケースが干渉してスペースを占有する可能性がございます。

……と言う事で、予想どおりVESAの穴ですが、ケースが取り外し不能なため事実上利用できないという事になりそうです。ケースをどうにかして外したらアームやスタンドと接続できるかもしれませんが、保証対象外となりそうですので自己判断で。

本体の薄さと重量

本製品は約1.1kgという重量。厚みはケース込みで1.67cmほど。

KOORUI E1511A 厚みをノギスで測定
KOORUI E1511A 厚みをノギスで測定 1.67cm

持ってみた印象として、バッテリーは内蔵していないわりに重さを感じます。このあたりはスピーカーを内蔵している事や、本体素材に起因するのかもしれません。

付属の保護カバー兼スタンド

本体に取り付け済みの保護カバーはスタンドとしても機能します、追加アクセサリーなしで持ち運びして使い始められるのは便利ですね。

スタンド利用時は2段階の角度に調整できます。

KOORUI E1511A カバー兼スタンド
カバー兼スタンド 2段階の区切り

本体側にすべり止めもついているので、スタンドを使って立てた状態で、それなりに安定します。ちょっと触ったくらいで滑って倒れてしまう……という心配はありません。

上記の他に、スタンドカバーを背面に折りたたんで背もたれのようにして使う事もできそうです。

Window PCとHDMIで接続

本製品E1511Aの特徴としてUSB Type-Cでの電源供給=PD給電しながら映像入力という機能があります。Type-Cでの映像出力機能ができる端末であれば、Type-Cケーブル1本で接続できるのは魅力です。

とはいえ、今回検証環境はType-C映像出力が出来ないデスクトップにて行いましたので、接続下記のようになります。

  • USB充電機からUSB Type-Cコネクタに給電
  • HDMIでPCと接続し映像出力
KOORUI E1511A 検証時のケーブル接続

コネクタ類は本製品を立てた状態で左側面・下側になりますので、ノートPCやゲーム機などと接続する場合は必然的に本体の右側に置く事が多くなりそうです。

接続自体は特に難しい事はなく、ケーブル類を接続後は本体右側面の電源ボタンを押さなくても、画面が自動表示されました。

※初回起動時はOSDメニューの言語設定が表示される場合があります。

KOORUI E1511A  OSDメニューは正面に向かって右側の各種ボタンで操作する
OSDメニューは正面に向かって右側の各種ボタンで操作する

モバイルバッテリーでも給電・動作可能

USB-C対応の端末と繋ぐ場合はType-CケーブルとPD給電で映像と電源をまとめて1本で済ませられますが、前述のようにHDMIで映像を出力する場合は別のUSB-Cポートから給電する必要がありますが、USB PD対応のモバイルバッテリーでも動作します。

ただし、本体背面のラベルには定格消費電力『Max 60W』と記載されていて、TYPE-C PDのプロファイルは『5V=1.33A / 9V=1.33A / 12V=1.33A / 15V=2.5A / 20V=2.25A』となっています。

KOORUI E1511A 背面仕様シール

ですので、モバイルバッテリーでの使用条件は以下の通りとなります。

  • USB PD対応のUSB-Cポートを搭載していること
    (USB-AポートやPD非対応のUSB-Cポートでは給電できない)
  • 5V / 9V / 15V / 20V のいずれかのプロファイルで出力できること
  • 出力が最低でも18W以上あること
    (5V×1.33A=約6.6W、9V×1.33A=約12W、15V×2.5A=37.5W のうち、安定して動作させるには余裕のある出力が望ましい)

現行のUSB PD対応モバイルバッテリーの多くは20W〜65W出力に対応しており、これらの条件を満たすものがほとんどですが、ご使用の際にはこれらを確認の上自己責任にてご検討ください。

画面の発色・見やすさ

E1511Aは、視野角の広さと色の再現性が高いIPSパネルを採用しています。リフレッシュレート60Hz、応答速度14ms、Amazonなどの表記ではFast IPSともありますので、ビジネス用途なら十分。ゲームなども高速処理が必要なタイプでなければ……といった所でしょうか。

まずはグレー画面表示で、明るさの具合をチェック。左右上下の角がごく微妙に暗く感じますが、15.6インチというサイズもあって実際に利用している最中はそれほど気になるレベルではないと思います。

続いて、いくつかゲームプレイ動画を表示させてみました。色表現としては控え目でよく言えば目が疲れにくいかと。悪く言えばメリハリが弱めですが、美しい表現を期待するのではなく手軽にどこでも15.6インチ画面を使えるという製品の特性としては十分かなと。

視野角での可視性は十分で、スタンドで立てた時に上下左右の細かい調整がしにくい使用条件でもストレスなく画面を観る事ができます。

TestUFOで動作を確認する(60Hz)

WEBサイト『TestUFO』でモーション表示も確認。

60fpsのレーンではUFOの輪郭は比較的はっきりしており、日常的な作業や動画視聴での使用に支障はなさそうに感じました。一方、15fpsのレーンでは残像が視覚的にわかる程度に確認できます。応答速度14msというスペックですので、激しい動きの多いゲームでは残像感が出やすい傾向があります。

下記は、UFOTest画面をスローモーション録画した動画と、その動画のスクリーンショットです。

KOORUI E1511A モバイルモニター TestUFO 60Hz 動作確認(スローモーション)
KOORUI E1511A モバイルモニター TestUFO 60Hz 動作確認(スローモーション)

※TestUFOの画面を撮影した動画やその写真は撮影時のシャッターやエンコード時の影響を受けるため、モニター単体の正確な残像特性を示すものではありません。あくまで目視評価の補足程度にご覧ください。

内蔵スピーカーの音質

内蔵スピーカーの音質は昨今の普及価格帯スマートフォンの内蔵スピーカーと同等程度です。

KOORUI E1511A スピーカー搭載解説画像

とはいえ、音質にこだわるシーンでは別途端末側でヘッドホンなりBluetoothで出力すればよいのであって、それほどここにこだわる価格帯の製品ではないかと。むしろ、ササっと接続して、ミーティングをする……なんて時にすぐに音声も確認できるという意味では必要十分な性能かと思います。

また、ボタン側にイヤホンジャックもついているので、本製品経由で有線/ヘッドホンをつなげて利用するという使い方もできます。

まとめ・総合評価

全体としてしっかりコンセプトの定まった製品という印象です。低価格で15.6インチモニターを必要としている人で、ゲーム以外の用途であればそつなく対応できる製品だと思います。

コネクタもHDMIのフルサイズと、USB Type-C×2という構成で、最新のモバイル環境であれば取り回しがしやすい構成。USB PD対応のモバイルバッテリーがあれば、さまざまなシーンで利用できるかと。

出張配信時や、機材持ち込みでのVJ向けモニターとしても活躍しそうに思えました。

保護ケースが本体にくっついているのは便利ですが、ケースの交換はでき無さそうな点は少し気になります。

機能・性能★☆(3.5)
入力はHDMIとUSB Type-Cでの映像に絞って、シンプルな構成。FHD対応IPS液晶をモバイルできるというのは魅力。
携帯性★★★(3)
サイズも大きく、1.3kgとやや重みは感じる。
ラップトップや大型のタブレットと一緒にカバンに入れて持ち運ぶのは少し疲れるかもしれない。
スピーカー★★(2.5)
2基のスピーカー内蔵、とはいえ音質はそれなり。イヤホンジャックが付いているので、こだわるならそちらで。
画質★★★(3.5)
ややコントラスト低めの表現。高速な処理が求められるゲームはやや苦手か。ビジネス用途や、映画視聴などには十分
コスト
パフォーマンス
★★★★☆(4.5)
実売価格1万円前後という手軽な価格が本製品最大の魅力。価格に対して必要十分な性能が備わっている。
総合評価★★★☆(3.5)
価格に対しての性能は申し分ない。高画質や高リフレッシュレートを求めるのであれば、もっと高価格帯の製品を選ぶべき。スマートフォン用のセカンドモニタとしては十分なスペックだが、やや重めなのでカバンに入れての持ち運びは人を選ぶかも。

こんな方に向いています

  • 在宅ワーク・出張先で手ごろなサブモニターを用意したい人
  • Nintendo Switch・Switch 2より大きな画面でプレイしたい方
  • ノートPCをケーブル1本でデュアルディスプレイ環境にしたい方
  • 追加アクセサリーなしでさっと使い始めたい方(保護カバー兼スタンド付属)

こんな方には向かないかも

  • FPSなど高リフレッシュレートが必要なゲームを快適にプレイしたい方
    (本製品は60Hz)
  • 電源のない屋外で長時間使う場合(バッテリー非内蔵)
  • 色の正確さが求められるプロのクリエイティブ用途(色域45% NTSC

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