『KTC H27P6』 4K/160Hz、FHD/320Hz デュアルモード搭載 27インチゲーミングモニター 実機レビュー
『KTC H27P6』 4K/160Hz、FHD/320Hz デュアルモード搭載 27インチゲーミングモニター 実機レビュー

『KTC H27P6』 4K/160Hz、FHD/320Hz デュアルモード搭載 27インチゲーミングモニター 実機レビュー【製品提供記事 ブラックフライデークーポン掲載中】

評価:4 

UZUREA編集部 アイコン

UZUREA編集部

当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。

KTCの『H27P6』は、4Kで最大160Hz、FHDでは最大320Hzという“2つのモードを切り替えて使える” デュアルモード対応の27インチゲーミングモニター。日本国内では2025年10月から発売され、参考価格価格は62,980円(税込)となっていますが、セール時には4万円台で販売されていています。

PCでの日常的な作業4Kでの動画視聴、そしてFPSなど高リフレッシュレートが必要なゲームプレイをすべて1台のモニターで対応したい方におすすめの製品です。

【Hulu | Disney+ セットプラン(フール― | ディズニー)】

『KTC H27P6』 27インチFAST IPSゲーミングモニター レビュー

『KTC H27P6』 27インチFAST IPSゲーミングモニター
『KTC H27P6』 27インチFAST IPSゲーミングモニター

当記事で紹介する『KTC H27P6』は……

  • 4K(3840×2160) リフレッシュレート160Hz=映画・アニメなどの動画視聴や、コンソールゲームのプレイ、そのた一般的なPC作業に適した高解像度モード
  • フルHD(1920×1080) リフレッシュレート320Hz=FPS/TPSなど入力遅延の少なさを重視したい、エキスパートゲーマー向けモード

という2つのモードを切り替えて利用できる『デュアルモード』搭載の液晶モニター。これを含めて、本製品の位置づけと特徴は以下のとおり。

  • ゲーム映像視聴クリエイティブ作業など幅広い用途で一定のパフォーマンスを得られるバランス型モデル
  • 設置は簡単、使用時にはパネルの上下左右の角度はもちろん、縦画面へも片手でササっと動かせるエルゴノミクス設計で使用感は抜群
  • それでいて4万~5万円台で購入(セール時など)できるコストパフォーマンスの良さ

とにかく、価格に足してのパフォーマンスは抜群ですが、あえて難点を挙げるとするなら内蔵スピーカーが無いので、新しい環境を構築するときや、スピーカー付きモニターからの買い替えを検討している方はご注意を。

H27P6製品スペック

続いてカタログスペックをチェックしておきましょう。各データはKTC公式サイトやAmazon製品情報、付属マニュアルの情報などをまとめています。

型番H27P6
パネルサイズ27インチ
アスペクト比16:9
パネルタイプFast IPS
コントラスト比1000:1(Typ.)
可視領域596.16(H) × 335.34(V) mm
輝度400cd/㎡(Typ.)
応答時間5ms(Typ.)
最大解像度4K:3840×2160
FHD:1920×1080
リフレッシュレート4K:最大160Hz
FHD:最大320Hz
視野角178°(H±89°、V±89°Typ.)
ピクセルピッチ0.15525mm × 0.15525mm
表示色8bit + Hi-FRC(最大約10.7億色)
色域カバー率NTSC 1931:色域容積約 89%、色域カバー率 82%
Adobe RGB CIE 1976:色域容積 105%、色域カバー率 93%
DCI-P3 CIE 1976:色域容積 97%、色域カバー率 95%
sRGB CIE 1931:色域容積 125%、色域カバー率 99%
HDRDisplayHDR 400相当対応(HDR400)
入出力端子HDMI 2.0×2(※2)
DisplayPort 1.4×1(※2)
USB 2.0×1
USB 3.0×1
USB Type-C×1 最大90W給電+映像(※2)+データ
イヤホン出力×1
入力電源DC 24V/7A
消費電力168W以下
待機時消費電力0.5W以下
環境要件大気圧:86 kPa 〜 106 kPa
動作温度および湿度:0℃〜40℃、30%〜90%(結露なし)
貯蔵温度および湿度:-20℃〜55℃、20%〜93%(結露なし)
搭載機能Adaptive Sync
KVM機能
ローブルーライト
フリッカーフリー
ゲーミングOSD(クロスヘア/タイマー/FPSカウンター等)
スタンドチルト・スイベル・高さ調整・ピボット対応
保証3年間保証
  • ※1.Typical/Typと表記のある箇所は通常の条件下で測定された標準的な応答時間を示す
  • ※2.3840×2160@160Hz、1920×1080@320Hz

開封・組み立て、各部のチェック

では、製品を開封していきます。梱包を開けると発泡スチロールの緩衝材に収められた本体とスタンド一式、電源アダプタ類が収納されています。

『KTC H27P6』 パッケージ開封1
『KTC H27P6』 パッケージ開封2

付属品

  • ディスプレイ本体
  • スタンド(支柱・台座)
  • ACアダプター(24V/7A)+電源ケーブル
  • 映像ケーブル(DPケーブル 1.5m )
  • クイックスタートガイド/マニュアル

KTCの他モデル同様、接続用のケーブルはDPケーブルのみ同梱されていますので、HDMIケーブルで接続したい場合は自身で用意しておきましょう。背面は白を基調としたシンプルなデザインで、中央にVESAマウント、下部に端子類が横一列に並んでいます。

『KTC H27P6』 背面コネクタ部
背面コネクタはこんな感じ
『KTC H27P6』パネル背面のスタンド取り付け部分。各種アームにも柔軟に対応
パネル背面のスタンド取り付け部分。
VESAマウントで各種アームなどにも対応
『KTC H27P6』スタンドを取り外すときも、ほぼワンタッチ
スタンドを取り外すときも、ほぼワンタッチ

電源とOSD操作用のアナログスティックが背面(正面からみて右下あたり)にあり、これの押し込み+上下左右で各種メニュー操作を行います。

『KTC H27P6』背面のボタン
押し込みと上下左右への傾きで各種メニューを操作するボタン

KTCのモニターは組み立ても簡単。ドライバーなど工具も不要で、チカラの無い人でもカチ、カチッと1~2分で組み立てできます。

スタンドの可動域とエルゴノミクス

H27P6のスタンドは、高さ調整・チルト・スイベル・ピボットに対応したフル可動タイプです。

H27P6 提供画像 各種寸法と可動領域について
提供画像 各種寸法と可動領域について
  • 高さ調整:設置面からパネル外観下までやく50〜170mmの高さ調整
  • チルト(前後角度):上向き・下向きの角度調整
  • スイベル(左右回転):台座を中心に左右へ首振り
  • ピボット(縦画面対応):左右90度の回転に対応

スタンドを一番高くすると、モニター下にそれなりのスペースができるため、キーボードトレイや小型スピーカーを置く余裕もありそうです。下に約17cmのスペースが取れる事もあり、デスクレイアウトの自由度は高めです。

外観

背面がホワイト、前面のベゼルは黒。スタンドも同色でまとめられていて、すべてツヤの無いサラサラとした質感。特別高級感はありませんが、シンプルで『ゲーミングモニタ』然としすぎず好感がもてます。

外観は過去にレビューした『KTC M27T6』と、ほぼ同じ。せっかくなので並べてみました。

左『M27T6』、右が今回のレビュー品『H27P6』
前面 左が今回のレビュー品『H27P6』、右は『M27T6
背面 左『M27T6』、右が『H27P6』
背面 左『H27P6』、右が『M27T6

同じブランドの同サイズ、スタンドも共用でしょうので当たり前と言えば当たりまえですが。ただし今回レビューするH27P6は『Fast IPS』、M27T6が『量子ドット&Mini LED』なので、パネル本体の厚みなどよく見ると違いがあります。

パネル上面比較 左『M27T6』、右が『H27P6』
パネル上面比較
左『H27P6』、右『M27T6

画質・解像度など表示をチェック

つづいて表示面をチェックしていきましょう。まずはバックライトとグレーの表現。チェックにあたって、ディスプレイ本体の色モードはsRGBにしてその他の設定はデフォルトのまま撮影しています。せっかくなので比較対象として先ほど並べた『H27P6』も一緒に撮影しています。

『KTC H27P6』バックライトチェック
H27P6
(4K 3840×2160モード Fast IPS)
『M27T6』バックライトチェック
M27T6
(FHD 2560×1440 量子ドットMiniLED)

デスクトップをグレーにし、左『H27P6』と『M27T6』をそれぞれ撮影。目視ではあまり違いに気づけませんでしたが、こうして撮影してみると『H27P6』は画面の左右両端がやや暗くなっているのに気が付きます。

色彩の表現も見比べてみました。

左『H27P6』、右『M27T6』色彩比較1
左『H27P6』、右『M27T6』色彩比較1
左『H27P6』、右『M27T6』 色彩比較2
左『H27P6』、右『M27T6』 色彩比較2

色味やコントラストが分かりやすいかな?と暗い環境でも撮影してみました。

左『H27P6』、右『M27T6』色彩比較3
左『H27P6』、右『M27T6』色彩比較3
左『H27P6』、右『M27T6』色彩比較4
左『H27P6』、右『M27T6』色彩比較4

暗い状態での比較だと、『H27P6』にくらべて『M27T6』の方がやや黄色~赤みがかっているように感じられますね。

とはいえ両方とも出荷時の設定から、モードをsRGBにそろえただけなので、しっかりとカラーキャリブレーションすると違ってくるかもしれません。また、撮影した環境や、カメラのデータ化時の補正などもありますので、比較程度にご覧ください。

また、解像度は『H27P6』が最大4K(3840×2160/ピクセルピッチ0.15525mm)、『M27T6』は最大WQHD(2560×1440/ピクセルピッチ0.233 mm)で表示となるので、Webブラウジングや各種ソフトウェアの作業時にはその違いを強く感じれられました。

H27P6でWebブラウザを表示し撮影
H27P6』4Kモードで
Webブラウザを表示し撮影
『M27T6』でWebブラウザを表示し撮影
M27T6』でWebブラウザを表示し撮影

なお、『H27P6』のもうひとつの画面モードである、FHD=解像度1920×108でのデスクトップ&ソフトウェア表示は2ピクセルを1ピクセル相当で描画するようですので、PCでの作業などに使おうとするとややぼやけた印象を感じるかと。

H27P6』FHDモードで
Webブラウザを表示し撮影

まとめ・総合評価

外観と表示回りの確認を中心に、『H27P6』をレビューしてみました。もう少し色々比較検証したいところでしたが、ご要望により当記事を早急に掲載しなければならないため、ひとまず現状で記事を公開しました。

H27P6』は27インチで4K表示ができるので、映画を高解像度で観たい時はもちろん、デスクトップでの各種クリエイティブワークなどでも活躍しそうです。

ただしパネルの性能として色彩表現などはそれなりといった印象ですので、デザインや写真編集といった厳密な出力が問われるシーンでは、しっかりとキャリブレーションを行ったうえで作業したほうがよいでしょう。

何より実売価格4~6万円台で買える事も加味すると、

  • FPSも動画視聴も作業も全部やりたい
  • 4Kモニターを安く導入したい
  • 27インチの万能ゲーミングモニターを探している

といった人達にとって、2025年11月時点でかなり有力な選択肢になるかと思いました。

FPS系ゲームでのFHD/320Hzについては機会があればもう少し詳しくレビューして見たいと思います。

KTC H27P6 海外展開用の画像
機能 ★★★★(4)
4K(3840×2160) 160Hzと、フルHD(1920×1080) 320Hz、ふたつのモードを搭載し、幅広いシーンで活躍する。
デザイン ★★★★(4)
付属スタンドがかなりフレキシブルで画面を快適な向きに調整しやすい。外観も主張し過ぎず、好印象。
コストパフォーマンス ★★★★★(5)
ふたつのモードを搭載し、ゲーム、映画、デスクトップ作業と活躍するにもかかわらず、セール時には4万円台で手に入る。これ以上のコストパフォーマンスを求める方が無茶。
画面特性 ★★★☆(3.5)
視野角は広く、発色は安定。とはいえ、デフォルト時の色表現にやや不安も。
デザインなどに使うのであればしっかりとキャリブレーションが必要かも。
総合評価 ★★★★(4)
なんといっても、画面のデュアルモードが最大の特徴であり、本製品の強み。全体的にバランスがいいが、コストパフォーマンスを最重要視する人なら★5クラス。
KTC H27P6 のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)

記事中で、比較につかった『M27T6』のレビューはこちら👇

KTCモニター Amazon購入時に使える クーポンコード

KTCモニターの一覧と、Amazonでの購入時に使えるプロモーションコードを一覧形式でまとめています。一部のクーポンは当サイト限定となっています。

プロモーションコード対象商品一覧

ぷラックフライデーセール開催にあわせて11月21日~12月1日までプロモーションコードの情報を提供いただきました。

製品名通常価格プロもコードと
最終価格
H27T22C 27インチ QHD 200Hz スピーカー搭載32,00005KTCKEY
利用で
22,544円
H25T7 24.5インチ FHD 180Hz13,53605KTCKEY
利用で
12,216円
H25T7-3 25インチ FHD 240Hz23,98005KTCKEY
利用で
16,766円
H24T7 24インチ QHD 180Hz28,90005KTCKEY
利用で
19,475円
H24F8 24インチ FHD 180Hz(190HzOC)13,89005KTCKEY
利用で
14,231円
H27T27 27インチ QHD 100HZ15,18005KTCKEY
利用で
13,510円
H27P27 27インチ UHD(4K) 60Hz23,788プロモコード
05KTCKEY
利用で
21,468円
H25B7 24.5インチ FHD 100Hz11,20905KTCKEY
利用で
10,116円
H24V27 24インチ FHD 100Hz10,44905KTCKEY
利用で
12,331円
H24T27 24インチ QHD 100HZ15,80005KTCKEY
利用で
13,509円
H32T13 32インチ QHD 100HZ30,00005KTCKEY
利用で
22,786円
H34S18S 湾曲34インチ WQHD 165Hz42,98005KTCKEY
利用で
30,255円
H27S17 湾曲27インチ QHD 180Hz21,80005KTCKEY
利用で
19,675円
H24S17 湾曲24インチ FHD 180Hz13,16605KTCKEY
利用で
11,882円
H32S17C 湾曲32インチ FHD 165Hz32,00005KTCKEY
利用で
21,026円
H32S17F 湾曲32インチ FHD 240Hz24,92205KTCKEY
利用で
22,491円
H27E22P 27インチ FHD 280Hz21,84005KTCKEY
利用で
17,636円
H24F7 24インチ FHD 240Hz HDR400対応21,98005KTCKEY
利用で
16,077円
H27F7 27インチ FHD 240Hz17,48005KTCKEY
利用で
15,776円
MegPad A32Q7 Pro 32インチ 4K Google System109,80005KTCKEY
利用で
79,622円
MegPad A27Q7 27インチ FHD Google System79,49905KTCKEY
利用で
57,398円
MegPad A25Q5 25インチ FHD Google System45,98005KTCKEY
利用で
42,621円
スマートモニター A32Q8 32インチ 4K Google System52,98005KTCKEY
利用で
37,745円
G27P6S 27インチ 有機EL OLED QHD 240Hz73,48205KTCKEY
利用で
66,317円
M27P6 27インチMiniLED 4K 160~320Hz デュアルモード89,98005KTCKEY
利用で
68,383円
M27T6 27インチMiniLED 2K 180Hz49,98005KTCKEY
利用で
37,981円
H27P3 27インチ 5K@60Hz/2K@120Hz デュアルモード67,55605KTCKEY
利用で
60,969円
H27T6 27インチ QHD 200Hz32,98005KTCKEY
利用で
15,735円
H27P6 27インチ 4K@160Hz/FHD@320Hzデュアルモード62,98005KTCKEY
利用で
45,362円
U27T6 27インチ 4K FAST IPS @160Hz ブラック59,98006KU27T6
利用で
42,281円
H27E6 27インチ QHD 300Hz31,48605KTCKEY
利用で
28,415円
H24B9S 24インチ FHD 144Hz12,98005KTCPPP
利用で
13,281円
H25X7 インチ FHD 360Hz (400Hz OC可能)38,58005KTCPPP
利用で
27,852円
H25Y7 インチ24 FHD 300Hz (320Hz OC可能)20,98005KTCPPP
利用で
18,744円

プロモーションコードの利用方法

  • Amazonの商品ページにアクセスする
    (上記表の型番が販売ページへのリンクになっています)
  • 商品をカートに入れる
  • 決済画面で『ギフトカード、商品券、プロモーションコードを使用する』をクリック/タップ
  • 上記の各製品に対応したプロモーションコードを入力する
  • 以上でその時点での販売価格からさらに値引きになります

関連リンク・関連商品

『KTC H27P6』 4K/160Hz、FHD/320Hz デュアルモード搭載 27インチゲーミングモニター 実機レビュー

この記事をシェアする

この記事のタイトルとアドレスをコピー

この記事を気に入ったらハートマークで応援してください

この記事の執筆は……

UZUREA編集部 アイコン

UZUREA編集部

UZUREA.NET 編集部アカウント。運営会社スタッフ及び契約ライターによる匿名寄稿を含みます。

関連する記事



page top