アニメ映画『ルックバック』海外のポスターデザインとタイトル表記まとめ

藤本タツキの短編漫画を原作としたアニメ映画『ルックバック』が2024年6月28日に公開され、瞬く間に大ヒット。その後世界各国でも放映が始まり、それに合わせて映画公式Xアカウントでは、海外での放映情報がその地域のポスターと共に公開されています。

そこで当記事ではこのポスター情報をまとめてみました。

記事の索引

アニメ映画『ルックバック』海外の公開日とポスター、ローカライズタイトル一覧

まずは日本国内向けのポスター。マンガの描き文字風のカタカナで『ルックバック』。これをベースに各国のポスターのデザインを見ていきましょう。

Xで一番最初に掲載されたのは2024年7月31日公開、インドネシアのポスター。タイトルは英語で『Look Back』。

続いては、2024年8月1日(木)に台湾での放映スタート。タイトルは中国語繁体で『驀然回首』。右上にはキャッチコピー『一直畫下去。』とも書かれています。

シンガポールは2024年8月8日公開。公用語である英語の『Look Back』と、中国語簡体で『蓦然回首』が併記してあります。

香港とマカオ、ふたつの中国特別行政区では2024年8月29日に公開。こちらも英語『Look Back』と中国語『蓦然回首』が併記してあります。右上のコピーは『–––繼續畫下去。』

韓国では2024年9月5日に公開。ハングルでのタイトル『룩백』。うっすらと英語表記『Look Back』も記載されています。右上のキャッチコピーは『함께 그리자』。

マレーシアも英語『Look Back』と中国語簡体で『蓦然回首』が併記。2024年9月12日に公開。

南米メキシコ、ブラジル、チリ、コロンビアでは2024年9月26日に公開。アルファベットで『Look Back』と書いてありますがスペイン語圏なので、タイトル下にキャッチコピー『CONTINÚA DIBUJANDO』とも記載されています。

ドイツ、オーストリア、スイスでは『Look Back』表記。2024年10月1日に公開しています。右上の赤いシールのような部分には『DER SENSATIONS ERFOLG AUS JAPAN』（意訳日本で驚異的なヒット）と表記。

北米（アメリカ、カナダ、他？）、では2024年10月6日公開。英語表記で『Look Back』ですね。

タイでは2024年10月17日公開、英語の『Look Back』とタイ語『ลุค แบ็ค』が併記されています。

2024年10月26日公開の中国大陸地域のポスターのタイトルは、中国語簡体で『蓦然回首』。さらに上部には『刻在彼此生命里的青春成长物语』、右上には『-继续画下去。』と記載されています。

以上、映画ルックバック公式Xアカウントが海外の放映日とそのポスターを掲載してくれているので、まとめてみました。各国メインビジュアルは同じですが、タイトルはそれぞれローカライズされています。

タイトルロゴの印象はどれも近いので、日本で手書きにしたのか……それとも海外でしっかり似せてくれたのか。些細な事ですが気になってしまいますね。

日本発の映画が集中して海外で公開され、そのポスターを見られるチャンスはなかなか無いですよね。各国のマーケティング/デザイン方針や、見出しの付け方、日付の表記等々、デザイン的な面での資料的価値もあるのではないでしょうか。

なお、2024年11月8日にはAmazonプライム・ビデオで全世界独占配信が始まりました。プライムビデオでは専用のキービジュアルも公開されています。

公開日： 2024年6月28日(金)
作品時間： 0時間58分
原作者：藤本タツキ
監督：押山清高
脚本：押山清高
制作会社：スタジオドリアン
作品概要：
藤本タツキ渾身の青春物語が劇場アニメ化！漫画へのひたむきな思いが、二人の少女をつないでいく…
2021年に「少年ジャンプ＋」にて公開されると、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び、「このマンガがすごい！2022」オトコ編第1位にも輝いた本作。原作者である藤本タツキは、小学館漫画賞などを受賞し、TVアニメの盛り上がりや、映画化の発表も記憶に新しい「チェンソーマン」や「ファイアパンチ」などの代表作を持ち、世界中から支持を集める作家の一人である。
監督・脚本・キャラクターデザインを務めるのは、数多くの劇場大作に主要スタッフとして携わってきた、押山清高。藤本タツキ渾身の青春物語が、豪華スタッフ＆キャスト陣によって、みずみずしくも繊細に、スクリーンに映し出される。