バルク品、ジャンク品って何? リテール、アウトレット……流通&お店で使われる呼び名について

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バルク品』や『リーテル品』と言った言葉をご存じでしょうか?

自作PCパーツを買う人や、流通関係の仕事をしている人であれば、身近な言葉かもしれませんが、一般的にはあまり耳慣れない単語です。 また関連する言葉として『アウトレット』、『ジャンク』なども挙げられますが、これらはいずれも製品状態を表すための呼び名です。

この記事ではこれらの言葉が具体的にどう言った意味なのか、紹介していきたいと思います。

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バルク品とは

バルク=BULK』とは、一般向け流通品の様にパッケージがされていない商品を指します。 バルク品バルクアイテムといった表記も同様です。企業向けの大量販売を想定したものや、パッケージに入れる想定で流通しているもの、型落ち品など、様々な理由でバルク品として店頭で販売されます。

最低限の梱包と付属品だけのバルク品Blu-rayドライブ
最小限の梱包と付属品だけのバルク品Blu-rayドライブ

これらバルク品は多くの場合、同等品質のリテール品(後述)よりも安い価格で販売されていますが、梱包は必要最低限で、説明書は有ってもかなりシンプル。販売メーカーのサポートや保証なども受けられない場合があります。

とはいえ、後述するアウトレット品やジャンク品とは違い、基本的には未使用の新品です。

語源は英語の『bulk』ですが、『Bulk sale』という言葉は『まとめ売り』や『一括販売』、『計り売り』といった事を指すようなので、やや意味合いが違ってくるでしょうか。

リテール品とは

リテール』はバルクとは逆に、パッケージ化された商品を指します。

リテール』は、『retail =小売』そのままの意味で、普段お店で販売されていて私たちが手にするもののほとんどは、このリテール品に該当します。 前述のバルク品を扱っているお店では、区別をするために『リテール(品)』と表記されることがあり、『ボックス品』、『パッケージ品』といった表示もほぼ同じ意味で使用されます。

海外で販売されているパッケージを、国内でそのまま販売している場合など『海外リテール』などと記載されている事もあります。

一般消費者向けのユーザーマニュアルや製品保証、ユーザーサポート、持ち運びに適したパッケージといったコストをかけている分、バルク品と比べると価格は高くなります。

安心を得る為にはコストが発生する、という事を改めて認識できますね。

アウトレット品とは

アウトレット=Outlet』は、型落ち品や流行遅れの品、ユーザーからの返品などのうち製品自体には問題がない品物。日本語で言うところの『わけあり品』や『B級品』と同じ意味で認識して良いでしょう。バルク品に該当するものが、含まれる場合もあります。

中古品USEDとも似ていますが、店頭展示品や、パッケージに破損があったり、付属品に欠品や、諸事情で開封だけしたものなど、新品と同程度かそれに近い程度の物をこう表す事が多いです。中古品と区別するためにか、『新古品』という言葉もあります。

英語の『outlet』は、本来は、コンセント、出口、排出口といった意味の単語です。工場や倉庫の搬入・出口での直販品などを集めた販売店をアウトレットモールと呼ぶようになった事が語源のようです。

新品よりも安い場合が多いですが、『アウトレットセール』という言葉が浸透したせいか、よく調べると実は他所より高かったり……なんて事もあるかもしれません。

中古品とは

説明はあまり要らないかもしれませんが、『中古』とは製品をある程度の期間使用したものを、あらためて販売する際につけられる呼び名です。

殆ど使用していない物は、、アウトレット、新古品。ある程度使用したものはユーズド(USED)、中古、という区別となります。……とはいえ具体的にどれくらいの期間か、という明確な規定などはなく、個人、団体などそれぞれの判断となるので、線引きはしにくい所かもしれません。

基本的には新品よりも安く流通していますが、既に新品の販売が終了したもので、需要が高いものは新品での販売じより高く取引される事も。骨董品、ヴィンテージアイテム、プレミアムユーズドなどと呼ばれるものも、分類としては中古品に含まれます。

英語では『USED』。前述した『secondhand』も中古品として訳される事もありますが、こちらはアウトレット、新古品に近い使い方をする場合もあるようです。

ジャンク品とは

ジャンク=JUNK』品は、故障品など、動作しない物の事を指します。

ここまで壊れた部品をジャンクとして売っている事は少ないですが…
ここまで壊れた部品をジャンクとして売っている事は少ないですが … …

解体、分解して部品として利用したりといった用途での需要に対して提供されてきた経緯がありますが、稀に未使用品でも動作チェックやサポートや保証などを放棄することを明示する為に、『ジャンク品(扱い』として販売される事もあります。

英語では『junk』。 ジャンクパーツジャンク品、それらを専門に扱うジャンク屋といった使われ方をします。

まとめ

ネットショッピングや、ネットオークション、フリマアプリなどの利用者が増え、流通や小売関係者以外でもこういった言葉を見聞きする機会が増えてきました。

無用なトラブルを避ける為にも、これらの言葉とその意味について知っておくと良いと思い、改めて調べて記事まとめてみました。

他にもこんな言い方、言葉、表示が有るよ! といった情報をいただければ随時加筆をいたしますので、何かあればお気軽にコメントください。

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