X（Twitter）から乗り換えを考えてる方におすすめのSNS5選。使い心地や成長度、将来性などを解説

イーロン・マスクがTwitter（現「X」）を買収してから、サービス名やビジネスモデルの変更、機能の大幅な仕様変更などが重なり、連日話題となっていますよね。

最近では、収益につながるインプレッション（閲覧回数）目当てで、バズっている投稿にコピペや無関係な返信を重ねる『インプレゾンビ』と呼ばれる迷惑アカウントが問題に。他者との交流を楽しむためのSNSなのに、なんだか居心地が悪く感じる人も多くなってきているのではないでしょうか。昔のTwitterの使い心地を求めて、Xに代わるSNSへの移行を検討している人も増えている印象です。

そこで本記事では、Xに比較的近いテキストベースのSNSで、有望なサービスを5つご紹介します。

X（Twitter）に代わるSNS 5選

本記事では、基本無料で使えて、Xの代わり・移行先としておすすめできるSNSを5つ紹介していきます。

Bluesky(ブルースカイ)

Blueskyは2023年1月にアプリ配信が開始されたTwitterの共同創業者によるジャック・ドーシーらが発案によるサービスです。

複数のサーバーが協調し合って1つのSNSを構成する分散型SNSです。どこかのサーバーに所属することになるのですが、サーバー間の移動は自由にできます。

基本的な操作感は旧Twitterに似ているので、慣れている方には便利に使えるアプリでしょう。まだビジネスモデルや細かい機能の充実の面ではXと比べると物足りなく感じる面もありますが、ある程度活発なサービスを使いたい、という方に適しています。

リリース後1年程の間は利用するための招待コードが必要でしたが、2024年2月より不要となり、誰でも登録できるようになりました。現在では、『Threads』よりは少ないものの、400万人以上もの登録者がいます。

オープンソースのアプリなので、多くの人がアプリの改善に関わることができます。現状の利用者数も多いことに加えて、機能充実の面でも将来性を感じますね。

Misskey.io(ミスキーアイオー)

Misskey.io は、株式会社MisskeyHQが運営する分散型SNSです。複数のサーバーがあり、所属するサーバーを選ぶか自分でサーバーを開設して利用します。また、2024年2月時点では、60万人以上のユーザーが登録している事が確認できます。

4種類のタイムラインがある点や、投稿のことを『ノート』と呼ぶなどの独自性がありますが、Xのような投稿を楽しめます。

サーバーに所属している人の投稿が流れるタイムラインがあるので、人数の多いサーバーに所属している場合は、不特定多数に投稿が見られることになります。使い方によっては、仲の良い人と個別に投稿を見せ合うというよりは、大勢に向けて呼びかける感覚を味わえますよ。

また、投稿に対して「いいね」以外のリアクションをつけれる機能もあります。様々なカスタム絵文字があるので、リアクションに遊び心を加えることもできます。

公式ドキュメントを見ると、小まめに改修や機能追加がされているようです。このペースで機能が充実していけば、十部に成長を期待できるサービスではないでしょうか。

※Miriaは分散型SNS「Misskey」のクライアントアプリのひとつです。

タイッツー

2023年7月1日に誕生したタイッツーは、やさしく『寄り添うSNS』を作りたい。という思いを込めて作られました。エンジニアのhokuさんによる個人開発のサービスで、約1週間で利用者数が10万人を突破した注目のSNSです。

新SNS【タイッツー】を公開🚀✨https://t.co/sulpBXPt6c

タイッツーは「有料APIの機能削減を事前告知無く行わない」というコンセプトを持つ、未だかつて聞いたことがない空前絶後の極めて画期的なSNSです🎉🎉🎉
（1日で作ったので、まだ必要な機能が全然揃っていません。順次開発していきます💪）

— hoku@個人開発 (@hoku_unagi) June 30, 2023

ログインボーナスやAIに悩み相談ができる三賢者の館、アイテムがもらえるガチャなど遊び心にあふれたSNSです。「気取らず、気楽に、雑に使える。」のコンセプトのとおり、気を張らずに使える雰囲気があります。

使い勝手は、「いいね」「ブックマーク」などXと共通する機能も実装されているので、Xの利用者なら基本機能の利用がスムーズなのがメリットです。また、シンプルなUIなので、SNS初心者の方でも使い方を習得しやすそうです。

ただし、まだ利用者が比較的少ないので、大勢の方とつながりたい場合は他のSNSの方が満足できそうです。また、現時点ではWeb版のみの公開なので、アプリで利用したい方には向いていません。

とはいえ、今もなお新規の機能が追加され、成長し続けています。初期ユーザーとして、サービスが大きくなるのを見守りたいという方にもおすすめです。

翡翠SINGS（カワセミシングス）

2023年8月4日に株式会社GMWによってリリースされた翡翠SINGS（カワセミシングス）は、他社SNSで他人の投稿を意図せず見てしまうことによる問題に対応したSNSです。

翡翠SINGSの大きな特徴に、自分がフォローしたユーザーの投稿のみ表示される点があります。偶然に他のユーザーと出会うことは少ないのですが、自分の仲間内で投稿を楽しむのにはぴったりのサービスですよ。Xのアカウントを使って手軽に登録でき、X内でアカウントの取得を告知できます。

さらに、複数のコミュニティがある方向けの「ペルソナ機能」があります。これは、1つのアカウントで複数のプロフィールを作成できる機能です。自分が所属する場に応じて、複数アカウントを取得の必要がないのがうれしいですね。

投稿文字数は最大255文字で、画像・テキスト・動画・音声を投稿できます。

他のSNSサービスに比べると今の所ユーザー数が少なく、将来性や成長度の面では物足りなく感じる部分はありそうです。とはいえ、親しい人達と一緒にはじめて、コミュニケーションをとりたいというケースでは有望なサービスかと。

Threads（スレッズ）

2023年7月5日にMeta社からリリースされたThreads（スレッズ）は、瞬く間に話題となり、サービス開始から5日目でユーザー数が1億人を突破しました。

Instagramアカウントがあればユーザー名と認証がそのまま引き継げるので、アカウント取得の告知がしやすいのが魅力的です。Instagramでフォローしているユーザーについては、フォローの手間が省ける機能があるのも便利です。

さらに、リリース日より100か国以上で提供されており、すでにユーザー数が多いのもポイント。SNSを通じて、多くの人とつながりたい方に適したサービスです。普段からInstagramを利用している方にも向いていますね。

また、Xの無料アカウントよりも、投稿できる文字数、写真の枚数、動画の長さなどが充実しています。まだXより検索機能が不便に感じることがありますが、サービスとしてのポテンシャルはかなり高いSNSだと言えるでしょう。

世界的な規模での知名度は高く、利用ユーザーも多いという面では、今後最もXの代わりになる可能性が高いサービスかもしれません。

まとめ

以上、個人開発から大企業による開発のサービスまで、X（Twitter）に代わるSNSを5つ紹介しました。

サービスによって、使い心地やユーザー数、雰囲気がかなり異なります。自分がSNSに求める空気感に合わせて選ぶとマッチしやすいのではないでしょうか。機能やユーザー規模が完全にXに追いつくサービスはまだ登場しておりません。今後も各サービスの成長に注目しておくと、代替手段が必要になった時にスムーズに利用できそうです。

新規のSNSを探している方は、本記事の内容を参考に検討してみてくださいね！