式日

  • 評価:
  • 原題・海外版タイトル: ritual
  • 公開日: 2000年12月7日(木)
  • 作品時間: 2時間8分
  • 原作: 藤谷文子
  • 監督: 庵野秀明
  • 脚本: 庵野秀明
  • プロデューサー: 高橋望, 南里幸
  • 制作会社: -
  • 作品概要: 
    タイトルの「式日」とは、古い言葉で儀式を執り行う日のこと。描くべきテーマを見失い、虚構の世界を構築することに意義を無くした男=主人公「カントク」は、都会を離れ、故郷を彷徨います。そんな時、深い孤独を抱え「誕生日の前日」を生きつづける「彼女」と出会います。「カントク」は「彼女」を見つめながら、自分自身を見つめなおすうちに、「彼女」の果てし無い心の闇を知るようになり、その心の闇を受け止めたいと思いはじめます。「彼女」は「カントク」に恋愛感情を抱き、依存するようになり…。「来るべきはずの明日」からどこまでも逃げ続ける「彼女」と、それを見守りつつも「虚構」を創る「現実」へ戻れない「カントク」の奇妙な32日間をドキュメンタリー風に追いかけるように綴られています。

    ストーリー

    儀式を執り行う日を古い言葉で、式日(しきじつ)という。この物語は、人なら誰しもが持っている自分だけの「式日」、つまり誕生日を迎えられない少女を巡って展開する。パパもママも病んでいる。みんな病んでいる。そして私は一番病んでいる。明日を拒絶し、"儀式"と称した不可解な行動を続ける彼女。映画監督として成功をおさめたものの、創作のモチベーションを失ってしまった男「カントク」は、自分の故郷の街で線路の上に横たわる不思議な「彼女」に出会う。廃虚ビルに自分だけの居場所を築き、線路で、屋上で、地下室でと、奇妙な「儀式」を執り行う彼女。「明日は、私の誕生日なの」と、今日も明日も同じ言葉を繰り返すが、一向に誕生日は訪れない。そんな彼女に興味を覚えたカントクは、ビデオカメラを手にとり、彼女を被写体として見守ろうとする。

    動画

    式日 Video1

    スタッフ

    製作総指揮:徳間康快
    製作:鈴木敏夫
    原作:藤谷文子『逃避夢』
    監督・脚本:庵野秀明
    特殊技術:尾上克郎
    撮影監督:長田勇市
    撮影:大沢佳子
    照明:長田達也
    ビデオポートレート撮影:岩井俊二
    音楽:加古隆
    音楽監督:岸健二郎
    録音:橋本奏雄、清水和法
    衣装:伊藤佐智子
    ヘアメイク監督:柘植伊佐夫
    美術:林田裕至
    編集:上野聡一、庵野秀明
    音響効果:伊藤進一、林彦祐
    助監督:大崎章、谷口正晃
    VRXスーパーバイザー:石井教雄
    挿入歌作・編曲:川井憲次
    プロデューサー:高橋望、南里幸

    キャスト

    男・「カントク」:岩井俊二
    「彼女」・ナレーション:藤谷文子
    「自転車の男」:村上淳
    「彼女」の母親:大竹しのぶ
    ナレーション:松尾スズキ
    ナレーション:林原めぐみ

    主題歌・挿入歌

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