ペーパードライバー講習の内容や料金。10年運転していない筆者の体験記 | uzurea.net

ペーパードライバー講習の内容や料金。10年運転していない筆者の体験記

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ペーパードライバー講習 体験記

執筆: 藤井洋子 アイコン 藤井洋子

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『若者の車離れ』が叫ばれて久しい昨今ですが、都市部に住んでいると車がなくても不自由なく生活していけるのは事実です。

反面、都市部から少し離れた郊外の場合、車がないと非常に不便です。 私も数年前に東京都の郊外に引越した事で、車を運転する事が必須な環境になりました。ところが、気付けば運転免許を取得してから早10年。その間一度も運転していなかったため、運転免許は単なる身分証明書と化していたのです。

これで公道に出たら、他の車や歩行者へ迷惑をかけたり、場合によっては事故を起こしたりしてしまうかもしれません。 ……そんな私たちのために『ペーパードライバー講習』という制度がありますので、これに行ってみる事にしました。

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ペーパードライバー講習ってどんなもの?

調べてみたところ、ペーパードライバー講習には、大きく分けて2種類があります。

1.自動車教習所で行う講習

ひとつは、自動車教習所で行う講習です。

教習所によって内容に多少の違いがありますが、どれもいわば「おさらい」的なもの。教習車を使う教習所もあれば、自分の車を持ち込める教習所もあります。

メリットとしては、自分の車を持っていなくても練習できることと、慣れるまでは教習所内で運転できる、という点が挙げられます。

2.出張インストラクターによる講習

そしてもうひとつは、インストラクターが出張してくれるタイプの講習です。

こちらは自分の車を使い、教官は補助ブレーキ(緊急時に教官が使うと、車を止められる)を持参します。

メリットとしては、普段運転する自宅周辺で、自分の車で練習できる、という点でしょう。自宅の近くに教習所がない場合や、自宅の車庫入れを重点的に習いたい、といった場合には、便利なサービスです。

ペーパードライバー講習の費用はどのくらい?

私の場合、自宅の近くに教習所もあり、ペーパードライバーの期間も長く、不安が大きかったので、教習所に通う事にしました。

講習料は1時間およそ5,000円。 さらに初回の講習時には教習所への入学金が加わりますが、入学金はプランによって異なるようでした。……例えば、2時間パックだと割高ですが、最初から10時間分の講習を申し込むと割安になる、といった具合です。

私はどの位練習が必要なのか分からなかったので、ひとまず2時間パックにしましたが、これは失敗でした。

10年のブランクがあるペーパードライバーは、2時間程度の講習でどうにかなるものじゃなかったです。

ちなみに、出張タイプのペーパードライバー講習の場合、私が調べた範囲では2時間で15,000円前後のケースが多かったです。

自動車教習所でのペーパードライバー講習

1.まずは教習所内での運転

私は、免許を取ってから一度も運転していなかったので、まずは教習所内で練習となりました。

正直に言うと、エンジンの掛け方もおぼえていなかったので、事前にインターネットで『AT車 エンジン 掛け方』と検索して、少し予習してから行きました。(こんな状態で公道に出ていたらと思うと、怖いですよね……。)

ペーパードライバー講習 まずは教習所内のコースを走行
まずは教習所内のコースを走行

そんなレベルから始めたので、当然ながら結果はボロボロ……、初日は2時間かけて『教習所内の道路の中央を走る』練習のみでした。

10年のブランクがあると、運転が怖く、ハンドルを握る手もガチガチ。自分がどこを走っているのかも分からず、教官の指示通りに教習所内のコースを周回したり、交差点を右左折するだけなのに、縁石に乗り上げたり、蛇行運転をしたり……あっというまの2時間。

そして、2回目の授業でも、2時間かけて教習所内の練習を続けました。

今度は周回と右左折に加え、狭路(狭い道の事)に入ります。免許を取る時に習った『S字』や『クランク』ですね。ここでも縁石に乗り上げたり、やり直そうとバックする際に後方確認を忘れたりと、さまざまなミスをくり返し、あっという間に2時間が終了。

教官が言うには、狭路を走るのは主に車両感覚を養うためだそうです。この『車両感覚』をつかむことがなかなかの難物で、かなり苦しめられました。日常的に車を運転する人は、自分の車の車幅を正確に把握しているのだと思いますが、ペーパードライバーには難関だったのです。

2.公道上での講習

教習所内で計2回、4時間練習をした後は、いよいよ路上での講習。

この時もいっぱいいっぱいでした。自分が道の中心を走っているかどうか自信がないので、頻繁に左右のミラーで確認していたのですが、肩に力が入っているせいで視線が左右に動くのと一緒に手も動いてしまい、車が蛇行します。

ペーパードライバー講習  路上での講習
路上での講習

さらに、教習所ではあまりいなかった対向車という問題もあります。 対向車が来ると怖いので、無意識に左に寄って走行してしまい、何度も教官に注意されました。教官いわく、「対向車は避けてくれるけど、ガードレールは避けてくれないから、あまり左に行っちゃ駄目ですよ!」。……御説、ごもっとも。

ほかにも、左折時に右に膨らむ癖を指摘されたり、歩行者に気付かない事を注意されたりして、初回の路上講習はボロボロ。……教習手帳には『練習を要す』と書かれました。

とはいえ、そこは教官もプロ。こちらの問題を正確に把握し、それを修正するための助言をたくさん与えてくれます。

私の場合、右に膨らむ癖左に寄りすぎるといった点でした。

これは何度も注意されたり、視線を向ける場所を指示されたりする事によって、段々直っていきました。また、日常的に初心者を相手に運転を教えている教官の方々は『駄目な運転』にも慣れており、めったな事では動じません(※)

※これは、後述しますが、後に家族を乗せて自分の車で路上を走った際に、教官のありがたみを知る事になるのでした。

そんなこんなで、路上をくり返す内に、少しずつ運転はマシになっていきました。

ペーパードライバー講習を受ける私たちは、免許自体は取得済みなので「ここが弱い」というポイントだけを重点的に練習できます。対向車が来る狭い道が苦手な私の場合は、広い道と狭い道を交互に走るよう、教官がコースを選択してくれました。

教習所にもよるのでしょうが、何を練習するかをある程度相談できるので、具体的に「こういう練習がしたい」と申し入れるのもいいと思います。

3.車庫入れと、夜間走行

通常の路上がひととおり終わったところで、車庫入れの練習を行いました。

私は初心者に有りがちな、バックする際にどっちにハンドルを切ったら、どっちに車が動くのかが分からなくなってしまう傾向があり、非常に苦戦しました。教習所の駐車場で、1時間かけてもマトモに車庫入れができたたのはわずかに2回。

ここでもまた『練習を要す』レベル。

そして次に、講習の中で必ずやっておいた方が良い、と勧められた夜間走行を行います。

路上講習は日中が多かったのですが、昼と夜では物の見え方が違うし、ライトの切り替えなど考えなくてはならない事が増えるから、という事らしいです。

講習時間の目安とトータル金額

ペーパードライバー講習ですが、免許取得の場合と違って、講習の終わりは自分で決められます。時間を掛けて講習を続ければそれだけ熟練できますが、相応にお金も掛かります。

後になってから教官に何時間位練習したらいいか伺ったところ、「人によるが、目安としては路上を10時間程度」という答えが返ってきました。私の場合、路上に出る前に教習所内で4時間掛かっているので、路上を10時間加えると、トータル14時間。14時間×5,000円=講習料だけで7万円の費用が発生する事になりました

高いか安いかで言ったら高いとは思いますが、もし事故を起こしたらこんなものじゃ済まないので、仕方がないと割り切るしかないでしょう。いわば、安全のための出費ですね。

自家用車で路上(再)デビュー

ある程度まで教習所で講習を受けたら、自宅の車で公道を走りました。講習をすべて終えてからでも良いですが、自宅に車があるのであれば、講習を受けている時期に並行して乗ってみると、復習にもなりますし、後で教官に質問や相談をする事もできます。

とはいえ、一人では危ないので、家族を隣に乗せて走りましたが……教官と違って家族は『駄目なドライバー』に慣れていないので、うるさいと言ったらありません。

「もっと右に寄れ!」「危ない!」「ぶつかる!」「ブレーキ、ブレーキ!」の連続で、心臓に悪い事この上ないのです! ……最近は少しは上達したのか、もしくは家族が段々慣れてきたのか、大きな声を出さなくなってきましたが。

(※家族はもっと心臓に悪かったのだと思いますが、そこは棚に上げておきます。)

実際に自宅の車を運転してみると、教習所の車と違う点がいろいろあり、戸惑う事も多かったです。 例えば、エンジンの掛け方でも、教習所の車は鍵を差し込んで回しましたが、自宅の車はボタンを押す方式。サイドブレーキはレバーではなく、足で押すタイプだったのです。

さらに、教習車が普通車だったのに対し、自宅の車は軽自動車なので、車幅も違えば車体の長さも違います。せっかく教習車に慣れたところで違う車を運転しなくてはならないので大変ですが、これから使うのはこの車なので仕方がありません……。

さらに、教習車と違うのは運転の仕方だけではありません。 最大の違いは「周りの目」。教習車に乗っていると、周囲のドライバーは車間距離を取ってくれますし、ノロノロ運転も大目に見てくれます。

しかし、自宅の車で公道を走っていると、 対向車、後続車、右折・左折の時……、いろいろなプレッシャーが圧しかかります。

ペーパードライバー講習後……交通量の多い道路はまだ怖い
交通量の多い道路はまだ怖い……

迷惑を振りまいている自覚はあるので、できるだけ車の通りが少ない道を選んで走っていますし、人が少ない公園の駐車場で車庫入れの自主練もしています。 そして、ペーパードライバー講習上がりでも初心者マークを貼るのはOKらしいので、念のため初心者マークも貼るようにしています。

まとめ

未だスムーズに運転できるようにはなっていませんが、一応、ペーパードライバー講習と、その後についてご紹介してみました。

私が実際に講習を受けてみて学んだ事は、次の5つ。

  1. 講習は最低10時間かかると思って臨む!
  2. 運転に慣れて感覚をつかむのにも時間が掛かるので、1回の講習は2時間(2コマ)がおすすめ!!
  3. なるべく間を空けずに講習に通う(間を空けると、感覚を忘れてしまうので)!!!
  4. 分からない事や、練習したい事があれば教官へ遠慮なく相談する!!!!
  5. 講習修了したら、時間を置かずに自家用車でも練習する!!!!!!

そして、可能であればペーパードライバーの車に同乗する家族には

「なるべく大声を出さない方が良い」

とお伝えしたいところです。

大声を出されると、不慣れなドライバーはパニックに陥るので、アクセルとブレーキを踏み間違えるようなミスをするから、かえって危ないですよ……!

以上、10年間運転したことがなかったペーパードライバーが、講習を受けてきた体験談でした。 ペーパードライバーの皆さんが運転を再開する気になった時の参考になれば幸いです。


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