TVアニメ『ピアノの森』。演出、声優の演技、演奏の秀逸さ……放映終了後レビュー! | uzurea.net

TVアニメ『ピアノの森』。演出、声優の演技、演奏の秀逸さ……放映終了後レビュー!

執筆: noire アイコン noire

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クラシックピアノを題材とした人気コミック『ピアノの森 (一色まこと著) 』

そのアニメ版がNHKで2018年4月に第1シリーズが、そして2019年1月から第2シリーズが放送されました。 このアニメ版は賛否両論あるようですが、筆者は最後まで見終わった時「良かった~」と満足の溜息が漏れました。

「マンガはちょっと読んだ」「アニメを少しだけ見たけれど全部は見ていない」という人にも、ぜひ通して全部見てほしい作品ですので、放映が終了した今、筆者の独断と偏見でアニメ『ピアノの森』の見どころをご紹介したいと思います!

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TVアニメ『ピアノの森』の魅力

演奏シーンにモーションキャプチャーのCGを用いた1期

主人公カイの幼少期が描かれる第1シリーズ。

TVアニメ『ピアノの森』5分でわかる第1シリーズ

この第1期では演奏の部分になるとモーションキャプチャ―とCGが多用され、まるで最近のディズニーアニメのよう。 それが良かったという意見もあれば、作品自体の絵柄と合わないので、違和感があったという意見あったようです。 とはいえ、動きのある『アニメーション』でした。

演奏シーンの演出が大幅にかわった2期

しかし第2シリーズの演奏シーンでは、演奏シーンでピアニストの動きを動画にする事を止め、そのほとんどが静止画となりました。 そこにピアノの演奏が流れ、音のイメージを表すような半透明の白い球が会場を漂い、演奏者や関連するキャラクター達のモノローグが乗る……という演出です。

これだけを聞くと「え、それってヤバイんじゃ?」と思うかもしれませんが、そんなことないのです!!!!

演奏そのものは、本職のピアニスト達が担当しているので、とても美しく、心地よいものです。 そんな珠玉の演奏に載せて聞かせてくれるモノローグも、実力派の声優さん達が本領を発揮していました。

メインキャラクターは、斉藤壮馬(青年 一ノ瀬海 役)、花江夏樹(青年 雨宮修平 役)、諏訪部順一( 阿字野壮介 役)。 ライバルキャラは中村悠一(パン ウェイ 役)やKENN(レフ・シマノフスキ 役)、田中秀幸( 雨宮洋一郎 役)がつとめています。 脇を坂本真綾( 一ノ瀬怜子 役)、遊佐浩二( 佐賀武士 役)らが支えていて、声優オタクの視点からでも、満足できてしまうのです!

音楽はよく分からないけれど、声優好き!という人にとっても『これぞ声優の仕事』と感じられるモノローグがたっぷり聞けるので、夢見心地になれるはず。 個人的に第2シーズン後半の、阿字野壮介を演じた諏訪部順一と、龐威(パン ウェイ)を演じた中村悠一のモノローグが最高でした。

超豪華なショパン国際ピアノコンクールをアニメで疑似体験できる

クラシックピアノファンなら誰もが知っている、超有名なコンクール『ショパン国際ピアノコンクール』 5年に1度開催され、世界三大ピアノコンクールの1つに挙げられています。 将来を期待される若手ピアニストが挑戦する登竜門であり、クラシックピアノファンなら一度は「ぜひ現地でコンクールを見てみたい」「聞いてみたい」と思う一大イベントです。

けれど開催場所がポーランドということもあり、多くの日本人にとってそれはかなわない夢。 そんなショパン国際ピアノコンクールの雰囲気を、アニメで、しかも世界の有名ピアニストの演奏で聞けるという、夢のような内容でした。

阿字野壮のピアニストは、反田恭平。 雨宮修平が髙木竜馬。 パン・ウェイが牛牛、レフ・シマノフスキはシモン・ネーリング、ソフィ・オルメッソンはジュリエット・ジュルノーが担当。 こんな豪華なメンバーで、同じ曲を演奏するので聴き比べもできてしまうという……クラシックピアノファン視点でも贅沢すぎるアニメでした。

TVアニメ「ピアノの森」ピアニスト紹介VTR

ちなみに、青年となった一ノ瀬海のピアニストは非公開とされています。 ……が、一説には、反田恭平さんが一人二役で演奏しているのではと言われています。

筆者が個人的におすすめしたい『見どころ』

TVアニメ「ピアノの森」PV(3月5日公開)

原作ではえげつない描写もある『ピアノの森』ですが、アニメ版ではソフトに描かれていて、『嫌な奴』もあまり登場しません。 特に主人公を取り巻く人々は揃って(クセはありつつも基本的に)善良で、安心して見ていられます。

で、注目したいのが、この『取り巻く人々』。

メインではない脇役キャラ達も非常にいい味を出していて楽しいのです。

例えば、最初は嫌味な審査員として登場する佐賀武士というキャラクター。 第2シーズンでは要所要所のおいしい場面にパッと登場して笑いを誘います。

また、主人公・カイの良きサポーターである指揮者のジャン・ジャック・セローは常にほんわかした癒しを運んでくれますし、コンテスタントとして登場する平田光生は嫌味な奴なのに、なぜか全然憎めません。便所姫こと丸山誉子の乳母も、登場回数は少ないですがとても印象的。 これら脇役の人物描写が秀逸なので、ぜひ注目して見ていだきたい所です。

まとめ

テレビアニメ版『ピアノの森』は、原作のファンはもちろん、クラシックピアノ好きなら十分に楽しめる内容です。 そして筆者のような『声優ファン』や、『安心して見られる暖かい話が好き』という人にもおススメできる作品でした。

2019年6月現在、NHK Eテレで毎週日曜日19時から再放送中で、Netflixでも配信中。 まだ未視聴の方には是非一度視聴していただきたいアニメです。

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